明治43年創業の伊勢のおみやげ屋さん「岩戸屋」
伊勢神宮内宮宇治橋前から歩いて30秒の場所にある大きなお土産店「岩戸屋」は、明治43年(1910年)創業の老舗。伊勢ブランド認定の「岩戸餅」をはじめ、「生姜糖」や「かりんとうお多福饅頭」など、たくさんのお土産を扱っています。
今回は、2022年8月11日に発売された「伊勢うどんあられ」と、あわせて2022年1月1日発売の「伊勢内宮前わらび餅」の2つを紹介します。
醤油味が香ばしい「伊勢うどんあられ」
「伊勢のソウルフード」といわれている伊勢うどんは、たまり醤油に出汁を加えた黒く濃厚なつゆを絡めて食べる、コシのないのが特徴のふわっともっちりした極太のうどんです。伊勢うどんあられは、その伊勢うどんを新しい形のお土産に、という思いで生み出された新商品。パッケージにも、伊勢うどんのイラストが描かれています。
中の袋を開けた瞬間から、醤油の香ばしい香りが漂います! この香りだけでもおいしそう。
一見、かりんとうのようです。三重県産の小麦粉をオリジナル配合したもちもちの柔らかい「麺」をカリッと揚げて、三重の地で創業300余年の老舗・西村商店「ミエマン醤油」を使用したこだわりの「伊勢の太うどんのつゆ」をまぶしているそう。
カリっとしているのかと思いましたが、あられを持ち上げてみると、しっとりした感触があり、ぬれ煎餅のような感じです。食べてみると、じわっと醤油風味のつゆの濃厚で芳醇な味が口の中に広がります。あられにしっかり染み込んでいて、噛むたびに醤油の味を感じられました。
とはいえ、味が濃すぎることもないので、おいしくいただけました。しっかりとした食べ応えもあり、小腹が空いたときにちょっと食べるのにもよさそうですね。
きな粉がたっぷりの「伊勢内宮前わらび餅」
続いて紹介する伊勢内宮前わらび餅は、体にやさしい砂糖といわれているてんさい糖(北海道産)を使用した、きな粉わらび餅。岩戸屋オリジナルの香ばしく風味豊かなきな粉を使用しているそうで、袋の中はきな粉たっぷり!
たっぷりのきな粉を使っていることもあり、余ったきな粉を使った「きなこ棒」のレシピが書かれたカードが入っていました。はちみつがあれば簡単に作れそうですね。
きな粉がこぼれないように、そっと袋から器を取り出します。わらび餅が見えないくらいのきな粉の量です。
きな粉に埋もれたわらび餅を発掘! ふわふわの感触です。北海道産小豆で炊き上げたこしあんをわらび生地に混ぜ込み、生地を練る・蒸すの2工程を経ることで、もちもちのわらび餅に仕上げているのだとか。
食べてみると、やわらかくてふんわりした食感のわらび餅に、香ばしいきな粉がたっぷりからまってきます。甘さ控えめで上品な味。おいしくて、どんどん食べ進みます。ちょっとしたお茶請けにぴったりで、苦い抹茶や渋い緑茶と合いますね。
伊勢旅行に行ったら「伊勢うどんあられ」&「伊勢内宮前わらび餅」を!
伊勢うどんあられと伊勢内宮前わらび餅は、岩戸屋の本店や物産店、そしてオンラインで購入が可能です。伊勢旅行の際には、伊勢らしいお土産を扱っている岩戸屋に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
内容量:80g
価格:600円(税込)
伊勢内宮前わらび餅
内容量:8個
価格:780円(税込)
販売店:岩戸屋本店(三重県伊勢市宇治今在家町58)・物産店(三重県伊勢市宇治今在家町11)、岩戸屋オンラインショップ
公式サイト:https://www.iwatoya.co.jp/product/
オンラインショップ:https://iwatoya.jp/
[All Photos By Kaori Simon]