金沢駅のお土産探しの穴場!
金沢百番街の2階にあるスーパーマーケット「100banマート」。観光客で賑わう土産売り場「あんと」とは異なり、金沢の日常が感じられる場所です。ご当地スイーツも充実していて、お土産探しの穴場といえるかもしれません。
お菓子ではなく食材をお土産にしたい、という人におすすめなのが入り口近くにある「加賀野菜」。
加賀野菜とは?
加賀野菜とは、金沢市で作られる15種類の伝統野菜で「1945年以前から栽培されている」といったいくつかの条件があるそう。地元の農産物ブランド協会によって認められる必要があり、現在では以下の15品目があります。
- さつまいも
- 加賀れんこん
- たけのこ
- 加賀太きゅうり
- 金時草
- 加賀つるまめ
- ヘタ紫なす
- 源助だいこん
- 金沢せり
- 打木赤皮甘栗かぼちゃ
- 金沢一本太ねぎ
- 二塚からしな
- 赤ずいき
- くわい
- 金沢春菊
筆者が購入したのは、金時草(きんじそう)、さつまいも、ヘタ紫なす、加賀れんこん。いずれも普段買う野菜とほぼ同じ値段なのもうれしいところ。
金時草
収穫量は石川県がダントツ1位の「金時草」。表面は緑、裏面は紫という葉の色が特徴です。
さっと茹でて、お浸しにしてみました。茹でるとモロヘイヤのようなぬめりが出てきて、なんとも栄養満点な予感が! ほんのりと苦味があり、せりや春菊に近い味わいです。金沢の和食店では天ぷらにして提供することが多いそう。
ヘタ紫なす
その名の通り、ヘタの下まで紫色のなす。玉子のようにコロンとした形が愛らしさたっぷり。
数本切り込みを入れて、蒸しなすに。皮が薄くて、果肉がとろ〜り柔らか。甘味に奥行きがあり、なすの概念を覆されるほどのおいしさでした。
さつまいも
金沢では元禄時代末期(1700年頃)に栽培が始まったされるさつまいも。生産地の多くは日本海側集中していて、こちらは五郎島の名産品、五郎島金時となります。
甘煮にしてみました。繊維質が少なく、滑らかな口当たり。やさしい甘味とリズミカルなホクホク感もたまりません。
加賀れんこん
江戸時代には武士の間で薬用として使われていたと伝わるれんこん。さまざまな品種改良が行われ、昭和40年頃に「加賀れんこん」の生産がスタートしたそうです。
軽く茹で、マヨネーズ仕立てのサラダに。シャキシャキ感がありながらモッチリ感も兼ね備えた絶妙な食感。粘り気も強く、どんな料理にも存在感を発揮しそうな味わいです。
「100banマート」の加賀野菜はその日によって入荷が異なり、何に出合えるかはその日のお楽しみ。旅中で食した野菜料理を自宅でも楽しみたい!という人はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
金時草 213円
ヘタ紫なす 257円
さつまいも 213円
加賀れんこん 218円
※すべて税込価格です。
住所 石川県金沢市木ノ新保町1-1
TEL 076-235-2115
営業時間 9:00~20:30
定休日なし
https://www.100bangai.co.jp/tenant_category/grocery-s/
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。