
北陸でこよなく愛される揚げあられ「ビーバー」とは?

1970年に誕生して以来、北陸の人々がこよなく愛する揚げあられ「ビーバー」。富山県出身のバスケットボール選手、八村塁さんがSNSで紹介した効果もあって、一気に話題となりました。
2019年には全国発売がスタートし、スーパーやコンビニでもお馴染みのお菓子に。一方で「白えび」と「のどぐろ」は今なお北陸三県限定。金沢駅で販売される場所のひとつが、お土産売り場「あんと」の2階にある「100banマート」です。
観光客で溢れかえる「あんと」違い、お客さんはほぼ地元の方。日常感が漂っていて、訪れればそのガラリと変わる空気に驚かされることでしょう(笑)。

スナック売り場に向かうと…さすがは地元が誇る銘菓! ビーバー専用コーナが設置されています。並ぶのは「白えび」「のどぐろ」「カレー」「プレーン」の4種。
さて、登場以来、50年を超える人気者のビーバーですが、実は苦難の歴史もあるんです。というのは、2013年には製造元が経営破綻し、生産は1年にわたり停止に。ファンから復活を望む声に応える形で、2014年に地元の菓子メーカーである北陸製菓が製造を引き継ぎ、今に至るそう。

紆余曲折あったビーバーですが、北陸新幹線開業も相まって、現在では売れ行きは絶好調とのこと。
本家のレシピは忠実に継承され、材料に使用されるのは昔とかわらず北陸産のもち米や日高昆布。ちなみに“ビーバー”という名前は、1970年に開催された大阪万博カナダ館のビーバー人形の歯と似ていたことに由来するそう。
筆者が購入したときは1袋税込235円。全種類購入してもお財布にやさしいプライスが魅力です。
カレービーバー

「カレービーバー」は塩気とカレーの風味のバランスがお見事! 見た目ほど辛くなく、食べれば食べるほど芳醇な香りが鼻腔を抜け、止まらないおいしさです。
のどぐろビーバー

富山県の特産品、白えびを贅沢に使った「白えびビーバー」。白えびのふくよかな甘みと香ばしさがダイレクトに主張する一品です。これはぜひとも日本酒と合わせたい!

北陸の宝石とも名高い“のどぐろ”を用いた「のどぐろビーバー」。のどぐろ率は0.2%ながら、濃厚な旨味がしっかり再現され、のどぐろ感抜群!ほのかに漂うすだちの風味も格別のアクセントに。
プレーン

そして最後はプレーン。シンプルな味付けだけに、4種の中では昆布のコクがひときわ際立ちます。塩加減もほんのりと絶妙で、食べだしたらノンストップで食べ続けてしまう危険なヤツです。
ビーバーは金沢駅構内のセブンイレブンやお土産売り場「りんと」でも販売。プチプラだからこそ、大人買いして、魅惑の味を心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか?
100banマート
住所 石川県金沢市木ノ新保町1丁目1
TEL 076-235-2115
営業時間 9時〜20時30分
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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