愛媛県「生ケールのオイルソース」を豚ロース肉に【久世福でご当地調味料の旅4】

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Oct 10th, 2022

全国からこだわりの生産者が集まった産直スタイルのオンラインモール「旅する久世福e商店」(通称「たびふく」)。バイヤーが実際に旅して見つけた、その土地ならではのおいしさを集めたということで、地方の心ときめく逸品を自宅の食卓で楽しむことができるんです。そこで、この連載では、ご当地の銘品や特産品に目がない「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシが、地方の調味料に注目。実際にお取り寄せして、その味を土地の魅力とともに紹介します。第4回は愛媛県西条市の「ベルデン生のケールのオイルソース」です。



 

石鎚山に四国八十八ヶ所札所巡り、西条祭り

愛媛県西条市は北側に瀬戸内海、南には四国山地の山々が連なる自然豊かな街です。その見どころをチェックしましょう。

愛媛県・石鎚山
「石鎚山(いしづちさん)」は古くからの山岳信仰「修験道」の山で、日本百名山、日本百景のひとつ。そして、日本七霊山のひとつでもあり、霊峰石鎚山とも呼ばれているそう。

四国八十八ヶ所札所巡り第64番札所・前神寺
Amehime / Shutterstock.com

西条市には「四国八十八ヶ所札所巡り」のうち5つの札所があります。第64番札所の「前神寺(まえがみじ)」は石鎚山の麓の霊場で、真言宗石鈇派の総本山であり、修験道の根本道場でもあります。

毎年7月1日からは恒例の「お山開き」が開催され、白衣姿の信徒が集まってほら貝の音と共にお経を唱和するそうです。

伊曽乃神社例大祭
RnDmS / Shutterstock.com

「西条まつり」とも呼ばれる「伊曽乃神社例大祭(いそのじんじゃれいたいさい)」は、10月15日、16日に開催される秋の祭り。おみこしが加茂川の流れに入ってもみ合えば祭礼のクライマックスです。

「料理の栄養価を手軽に高める」オーガニックケール


そんな西条市から届く「ベルデン生のケールのオイルソース」をいただいてみましょう。届いたのはこちらのボトル。170mlのソースが入っています。

「ベルデン」は建築材料の製造メーカーが2020年に立ち上げたオーガニックケールのブランド。「働く社員が健康でなければ良い製品づくりはできない」という創業者の思いから、40年以上も食や健康に関連する事業に取り組んでいるそうです。

瀬戸内の温暖な気候のなか、「名水百選」にも選ばれたというきれいな西条の水を使って、ケールを有機栽培しています。


生のケールのオイルソースは、オイルの中に有機ケールのほか、きゅうりや玉ねぎ、にんにくも入っていて、レモン果汁、米酢、ウスターソースといった調味料の酸味がほどよく感じられました。

「肉や魚にたっぷりとのせてお召し上がりください」と説明があったので、今回はオーブンで焼いた豚肉に合わせてみようと思います。


表面を香ばしく焼いた豚ロース肉に、ソースをたっぷりとのせてみました。

ケールはスムージーで飲んだこともありますが、確かに体にはよさそうとは思うものの、なんとなく青臭いような印象で、ちょっと飲みにくかったという記憶がありました。

でも、この生のケールのオイルソースは、ほどよい酸味がケールのうまさをよく感じさせてくれるとともに、オイル漬けにしていることで青臭さも感じません。それに、すっきりとした仕上がりなので、このような比較的脂身が多めの豚肉にもよく合いました。


オイル漬けではありますが、ほどよく酸味がきいているので、ピクルスに似たような印象もあります。商品のサイトには、タルタルソースやポテトサラダに使う方法が紹介されていて、なるほど、いろんな可能性がありそうです。

ベルデン生のケールのオイルソース
内容量:170ml
価格:885円(税込・送料別)
https://verden.kuzefuku-arcade.jp/?page_id=13&eci_product=2

※毎月29日は、久世福商店・サンクゼール公式アプリポイントが2倍になる「福の日」。貯まったポイントは1ポイント1円から、旅する久世福e商店はもちろん、全国の久世福商店・サンクゼールの店舗や公式オンラインショップで利用可能です。

[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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