
どんど焼きとはどんな行事?

お正月飾りの「門松」や「しめ飾り」は、一般的に1月7日(松の内)までに片付けるものとされていますが(地域などによって異なります)、取り外した正月飾りを神社などで焼く行事を「どんど焼き(左義長)」といいます。お正月に門松やしめ飾りによって出迎えた歳神さまを、それらを燃やす炎とともに見送るという日本の伝統的な行事。五穀豊穣、無病息災、家内安全を願います。
焼いていいもの・いけないもの

どんど焼きは、古いお守りやお札、正月飾りを焼く行事ですので、なんでも持ち込んでいいというものではありません。
- 焼いていいもの
古いお守りやお札、正月飾り
- 焼いてはいけないもの
鏡餅、橙・蜜柑などの生もの、だるま、年賀状、人形など
正月飾りでも、ビニールやプラスチック、金属など、一般的に燃やせないものは外してから出しましょう。また、神社等によって、持ち込めるものが異なりますので、事前に確認することをおすすめします。
東京でどんど焼きができるところ
鳥越神社(東京都台東区)
鳥越神社は白雉2年(651)、日本武尊を祀って白鳥神社と称したのに始まるとされる歴史ある神社。特設の納所が2022年1月5日(水)〜8日(土)午前中まで境内に設置されます。お焚き上げの火や煙にあたったり、長い竹竿の先につけた餅を焼いて食べたりすると、一年間が無病息災で過ごせるといわれます。
日程:2023年1月8日(日)13:00~
花園神社(東京都新宿区)

©︎ yu_photo / Shutterstock.com
花園神社では、どんど焼きは「湯の花神事」や「湯花祭」と呼ばれています。宮司が古い御札を焼いてお清めをする神事で、その火で沸かしたお湯を神前に供え、同じ湯でつくった甘酒が参拝者にふるまわれます。
日程:2022年1月8日(日)
お焚き上げ:あり
- お気持ちをお賽銭としてお納めください
- 他の神社のものOK
東京でお焚き上げを実施しているところ
「どんど焼き」という行事としては実施していないけれど、お焚き上げを受け付けている、という神社もあります。東京近郊で実施しているところをいくつかリストアップしてみました。
皆中稲荷神社(東京都新宿区)

©︎皆中稲荷神社
東京都新宿区百人町にある皆中稲荷神社はJR大久保駅から徒歩約1分の場所にある「皆中(みなあたる)の稲荷」。宝くじ当選やギャンブルにも効果があると言われています。というのも、昔、射撃がうまくいかず悩んでいた鉄砲組の夢枕に稲荷の大神が立ち、護符を示され、翌日さっそく参拝したところ、射撃が百発百中だったという逸話があるのです。
日程:2023年1月18日(水)
愛宕神社(東京都港区)
日枝神社(東京都千代田区)
於岩稲荷陽運寺(東京都新宿区)
豊川稲荷東京別院「叶稲荷尊天」(東京都港区)
寒川神社(神奈川県高座郡)
今戸神社(東京都台東区)
今回は、2023年1月に東京都で開催されるどんど焼きの場所と、どんど焼きの意味、燃やしてよいものなどを紹介しました。日本の伝統行事を知って2023年がよい年になるように願いを込めるのもいいかもしれませんよね。
[Photos by Shutterstock.com]

あなたが知りたかったことが、この記事で参考になりましたか?
TABIZINE Editors
「人生に旅心を」
TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにした、オフタイムWEBマガジンです。
旅の情報や世界中の小ネタを通して、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。
TABIZINE(タビジン)を覗き込むと、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ、旅へ向かわずにはいられなくなるような、
そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。
人生は一瞬一瞬が心の旅。
みなさんが何にもとらわれることなく、自由で、冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。
TABIZINEスタッフ一同
「凡例」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.
Jan 26th, 2023 | 熊本沙織
社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「凡例」ということばについて、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。
「早急」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.
Jan 19th, 2023 | 熊本沙織
社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「早急」という言葉について、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。
「申し訳ございません」は誤用?【正しい日本語解説Vol.32】
Jan 12th, 2023 | 熊本沙織
社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、お詫びするときに使う「申し訳ございません」ということばについて、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。
正月太りを解消したい【パーソナルジムおすすめ】選び方のポイントは安い料金
Jan 6th, 2023 | kanoa
ダイエットに、筋肉増量に、健康な体づくりに、今大人気のパーソナルジムって知っていますか? 比較サイトを見たり経験者に話を聞いたりしたけれど、自分に合ったジムがどこなのかイマイチよくわからない……とはいえ安い料金ではないので失敗するともったいない……。ならばとりあえず体験してみよう! とパーソナルジムを6つ体験トレーニングしてみました。そもそもパーソナルジムとは? おすすめジムと選び方のポイントは? 体験談とともにお伝えします!
「代替」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.
Jan 5th, 2023 | 熊本沙織
社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「代替」ということばについて、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。
【実は日本が世界一】7年連続No.1!500カ所の中で最も清潔と評価され
Jan 4th, 2023 | 坂本正敬
日本にいながら、意外と知らない日本の「世界一」。いつも何気なく目にしているものから、知られざる自然の世界、そして努力や技術の賜物まで、日本には世界に誇れる「世界No.1」がたくさんあるんです。そんな「実は日本が世界一」、今回は、旅行にも関係が深い日本の世界一を紹介します。
【2023年東京「どんど焼き」開催場所まとめ】いつ?燃やしていいもの・い
Jan 2nd, 2023 | TABIZINE編集部
お正月が終わると、正月飾りを神社などでお炊き上げをする「どんど焼き」という伝統行事の時期がやってきます。「左義長」や「道祖神祭」など、地域によってその呼び名は異なりますが、今回は、2022年に東京都で開催される「どんど焼き」を徹底解説。どんど焼きの意味、開催される場所、いつ開催されるのか、焼いていいもの・いけないものなど、知っておきたい知識をまとめました。お焚き上げの情報も併せてお届けします!
【今さら聞けない日本語ランキングTOP10】元日と元旦、十分と充分の違い
Jan 1st, 2023 | TABIZINE編集部
「アメリカ人にとって日本語は最難関の言語」といわれるほど、数ある言語のなかでも複雑な日本語。その場に適した言葉選びができていなかったり、正しい意味を理解できておらず大事な場面で恥をかいてしまった、なんていう人もいるのではないでしょうか? 今回は、知っているようで意外と知らないビジネスシーンの頻出ワードを、日本語に関する著書も多数手がけている国語講師の吉田裕子さんの解説付きで紹介します。また、読者の関心が高かった「正しい日本語解説」ランキングも発表です!
【1月の祝日・連休・記念日一覧】今日は何の日?1年の始まりに襟を正して過
Jan 1st, 2023 | TABIZINE編集部
1月1日は元日、5月5日はこどもの日、7月の第3月曜日は海の日など、国民の祝日と定められている日以外にも、1年365日(うるう年は366日)、毎日何かしらの記念日なんです。日本記念日協会には、2021年2月時点で約2,200件の記念日が登録されており、年間約150件以上のペースで増加しているそう。今回は1月の祝日・連休・記念日を一覧にしました。今日がどんな日なのか探してみてくださいね。
「続柄」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.
Dec 22nd, 2022 | 熊本沙織
社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「続柄」ということばについて、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。