カッパドキアの洞窟ホテルのスケールがすごい!
ユナク エブレリ カッパドキアはカッパドキアの中心にあって、街の中心からも歩いてすぐです。しかし、いきなりこの断崖。そこに穴がいくつも開いていて、全体がホテルになっているというわけです。
上の写真に写っているのは、このホテルのほんの一部。全120室あるということで、「そんなに洞窟があるの?」とビックリしました。しかも、こんなホテルがいくつも点在しているんです。
到着したのは夜。こんなムーディーな部屋でした。カッパドキアの岩は、日本の栃木県の大谷石と同じ凝灰岩。軽くて柔らかくて加工がしやすいということで、一日もあれば一部屋掘ってしまえるほどだそうです。
床には大理石が敷かれているものの、天井も壁も、掘り出した時の痕がそのまま残っています。宿泊したのは、まだ夜は寒い4月の中頃でしたが、ヒーターが効いていて寒いということはありませんでした。快適です。
今回の部屋のクラスは「スイート」で広め、ベッドはダブルです。バルコニーがついていて、ホテルと周辺の建物、さらに遠くの山々まで見渡せて素晴らしい景観でした。
動画でお部屋をご覧ください
このホテルにはレストランのほか、スパやプールもあり、滞在型の利用にもよさそうです。また、熱気球体験やトレッキングなどのアクティビティもアレンジしてくれます。
朝食はレストランでブッフェになります。典型的なトルコの朝食も、西洋のおなじみのメニューもありました。種類が多いので連泊しても全く問題ないと思います。
周辺観光のハイライト!気球から絶景まで見どころ7選
大空に浮かぶ熱気球
カッパドキアといえば熱気球が人気。古代からの遺跡が広がる大地を見下ろしながら、空に舞い上がる気分は最高です。
有名な奇岩「三姉妹の岩」
カッパドキアの奇岩は「きのこ岩」ともいわれます。中でもこの3つは有名で、「三姉妹の岩(Three Beauties)」ともいわれているそうです。一番上の部分とその下の部分は異なる岩で、下のほうがより浸食が進んでこんな形になったとか。
Esbelli, Nevşehir Ürgüp Yolu, 50400 Ürgüp/Nevşehir, トルコ
紀元前に作られたカイマクルの地下都市
カッパドキアにある地下都市は、アラブ人から逃れるキリスト教徒の避難所でもありました。なんと地下8階から10階の深さにまで達しているそうで、立体的な回廊が迷路のように入り組んでいます。
中には教会、キッチン、居室、家畜の部屋などもあって、かなり大規模で驚かされます。
Cami Kebir Mahallesi yeraltı şehri Belediye Caddesi, 50760 Nevşehir, トルコ
「ギョレメ野外博物館」で遺跡を歩く!
1985年にユネスコ世界遺産に登録された「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」。公園内には11世紀を中心に建設された約30の教会も残っており、「ギョレメ野外博物館」として公開されています。いまだに当時の壁画を見ることが可能で、イスラム教徒の迫害を裂けたキリスト教徒たちがこの地に住むことになった歴史を感じることができます。
50180 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ
「想像の谷」でラクダを探す!
「想像の谷(Imagination Valley)」にも奇岩が多く立ち並んでいます。ここの楽しみ方は、奇岩の中から、ほかの何かに似ているものを探すこと。一番簡単なのは、このラクダ岩かもしれません。ろうそく岩も有名なようです。
devrent mevkii no:1, 50500 Aktepe/Avanos/Nevşehir, トルコ
カッパドキアの要塞「ウチヒサール城」に登る!
ウチヒサールにある「ウチヒサール城」は、カッパドキアの入り口のひとつに位置する古代の要塞です。岩山を利用していて、その頂上まで登ることができます。周りに高いものがないので、ここからはカッパドキアを見渡すことができ、その絶景が見ものです。
Tekelli, 50240 Uçhisar/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ
「レッドバレー」に広がる赤い奇岩を見渡す
赤い地層が数キロにわたって広がる「レッドバレー(Red Valley)」には赤い奇岩が立ち並びます。トレッキングのコースにもなっているようなので、時間があればゆっくり歩いて回るのも楽しいと思います。
Kapadokya Yürüyüş Yolu, 50650 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ
こちらは夕日に照らされた「エルジェス山」。「カッパドキアの富士山」といわれているとか。カッパドキアの大自然と歴史に触れ、熱気球やトレッキングといったアクティビティを体験し、洞窟ホテルへ宿泊。トルコ旅行の醍醐味をたっぷり味わうことができました。
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[All photos by Atsushi Ishiguro]