ベスト1　沖縄県の人気商品・お土産「ソーキそば」

2023年2月に有楽町の東京交通会館に移転した「銀座わしたショップ本店」。沖縄土産の王道ともいえる御菓子御殿の「紅いもタルト」なのですが、なんと紅イモが不作とのことで「銀座わしたショップ本店」では、入荷未定となっているのでご注意を。そのほかの紅いも商品も品薄になることがあるので、お目当ての商品が決まっている場合は事前確認すると安心です。

ということで……気を取り直して沖縄を代表するお土産・人気商品の第1位に輝いたのは、サン食品の「ソーキそば」1,080円（2人前・税込）。1日に50～60個、休日ともなれば100個を超える売り上げがある大人気商品。

ちなみに“ソーキ”とは、豚のあばら肉・スペアリブの部位。麺＋ダシ＋ソーキがセットになっていて、温めるだけでお家で沖縄の味を楽しめるというわけ。

ネギや紅ショウガなどの薬味がなかったのでシンプルな装いではありますが、豚骨＋鰹節のスープが優しく香り、砂糖醤油でじっくり煮込まれたとろとろのソーキでおいしさが倍層。ゼラチンを思わすほどやわらかくなった軟骨まで食べられ、とってもジューシー。

実は第2位もサン食品の「沖縄そば」997円（2人前・税込）。こちらは豚の三枚肉（豚バラ肉）が具材で、麺＋ダシ＋三枚肉という内容。そんな兄弟商品が1・2位を独占したので第2位は返上！　第3位を繰り上げていろいろな沖縄のお土産・名産品を紹介しちゃいます。

ベスト2　沖縄県の人気商品・お土産「わしたポーク」

第3位から第2位にランクアップしたのは、沖縄の家庭料理には欠かせない「わしたポーク」550円（200g・税込）。いわゆるランチョンミートで、わしたショップの名を冠したオリジナル商品。“お1人様2個まで”のポップがその人気を裏付けています！

プルトップを開ければ……

ピンク色の脂の艶めきをもったランチョンミートが登場！　この肉々しさにおいしさが凝縮。沖縄県産の豚肉に、さっぱり感を出すために鶏肉をブレンド。もちろん、こちらも沖縄県産を使用。塩や香辛料などに加え、黒糖を隠し味に使っているのだとか。

そのままかぶりつきたくもなるのですが、スライスして表面をこんがり焼き上げると適度に脂が落ち、香ばしさとジューシーさが増して、お肉のおいしさをより一層楽しめます。

ベスト3　沖縄県の人気商品・お土産「沖縄てんぷら もずく」

第3位は、イートインでも楽しめる「沖縄てんぷら もずく」230円（税込）。沖縄料理店などでもなかなかお目にかかれない一品で、もちろん沖縄県産の新鮮なもずくを使用。取材中も5個、6個と、お土産にたくさん買っていく人も。

店内で揚げられるもずくのてんぷらはアツアツ！　サクサクの衣にダシが混ざっているので、何も付けずにそのままガブリと食べてください！　磯の香りがほんのりと広がる素朴な風味と食感がたまりませんっ！

スタッフがイチオシする沖縄県の商品・お土産「グッスリン2-V」

チーフマネジャーの伊藤さんがおすすめしてくれたのは、ちょっと趣向の異なる「グッスリン2-V」1,080円（お試し用6日分・480mg×12粒・税込）。30日分60粒入ったタイプ4,860円（税込）もあります。なんと睡眠の質を高めるサプリメントなんです！　しかも“2-V”はその成分かと思いきや、“にーぶい”はウチナーグチ（沖縄の方言）で“眠る・眠い”のこと。

ネーミングもおもしろい「グッスリン2-V」。沖縄では古くから庭の植栽や家庭菜園として親しまれてきたクワンソウ（アキノワスレグサ）に由来した睡眠改善サプリメントで、クワンソウには“眠り草”との別名もあるのだとか。寝る前に2粒いただいて、沖縄の深～い眠りへ誘われる!?

ライターが思わず買った沖縄県の商品・お土産「た～むパイ」

“ターンム（ターム・田芋）”て知っていますか？　浅い水を張った水田で栽培される沖縄の伝統野菜で、里芋より強いねっとりとした甘みが特徴的。そのターンムの餡がいっぱい詰まっているのが「た～むパイ」864円（ホール・税込）。小さい150円（税込）タイプもあります。

ずっしりとした重みに加えて、小麦色に艶光りする生地からしてとってもおいしそう！

ザクッとカットすれば、中から薄紫色のターンムの餡がぎっしり。ねっとりとしたコクと甘みをもったターンムの独特の風味が口いっぱいに広がります！　かといって重すぎないのは、パイ生地のせいでしょうか。

パイというより、タルトのようなサクサク感としっとり感を合わせ持った生地がおいしいこと。小麦の香りとバターの風味、ターンムの餡が溶け合う絶妙のバランスがおいしさを演出します。

※2023年6月現在の情報です。時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。

［Photos by ©︎tawawa］

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き！ 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。