TABIZINE編集部の山口です。
昆布の消費量が全国屈指という富山県。おにぎりにも海苔ではなくとろろ昆布を巻くのが富山県民の定番だという。たしかにコンビニでも東京では見たことのないとろろ昆布おにぎりが当たり前に並んでいるのです。気になりすぎて食べ比べしてみました!
とろろ昆布おにぎりはコンビニ各社でも違いがある!
セブンイレブンは、三島食品のゆかり®︎を使った「とろろ昆布 税込151円」。
ファミリーマートも、三島食品のゆかり®︎を使った「白とろろ昆布 税込145円」。
ローソンは白いごはんに、日高昆布が入ってダブル昆布の味わいを楽しめる「日高昆布入 黒とろろ 税込140円」。
筆者のお気に入りは、セブンイレブンのとろろ昆布おにぎりでした。中のゆかりごはんの塩気が絶妙でお米もふっくら。とろろ昆布のマイルドな酸味とあいまって、お腹が空いてないときでもつい食べたくなってしまう、クセになる味わいなのです。
ハマりすぎて家でも作ってみた
富山で食べたとろろ昆布おにぎりが忘れられなくて、お土産で買った「黒とろろこんぶ(ご当地スーパー「アルビス」のプライベート商品)」で自宅でも作ってみました。富山県独特の黒とろろは酸味が強く、白とろろは酸味が控えめでソフトな食感。酸味が強いのが苦手な人は、「ソフトこんぶ」を選ぶといいかも。
中の具材は梅干しやたらこもいいそうですが、あのゆかりごはんが忘れられなかったのでゆかりごはんにしてみました。
これこれ!この味です。ゆかりととろろ昆布の塩味と酸味のバランスがたまりません。
わかめごはんにもあわせてみましたが、やっぱりゆかりに軍配があがりました。
実は昆布はほとんど採れない富山県
これだけ昆布好きなら絶対富山名産なんだろうと思いきや、実は富山県内で昆布はほとんど採れないそう。富山における昆布文化のはじまりは、江戸時代に各地の特産品を輸送していた北前船が富山(越中)にも寄港していたことに起因するのだとか。面白いですね。
[All Photos by Aya Yamaguchi]