海沿いの絶景を走る「氷見線」
TABIZINE編集部の山口です。
富山県の城下町高岡と海の幸・山の幸が豊富な氷見を結ぶローカル線「氷見線」。車窓からは富山湾の絶景が楽しめ、途中の雨晴海岸駅にある「道の駅雨晴」も人気です。
しかし今回フォーカスしたいのは、終着点の「氷見駅」。どこか懐かしいのんびりした街並みと、スタンプラリー気分で楽しみたいまんがロードを現地ルポ。
のんびり散歩したくなる氷見の街
氷見駅に着くと、案内板と地図がありました。お魚がおいしい氷見。本当は、氷見漁港場外市場で海鮮丼を食べたり、藤子不二雄Ⓐ先生の生家でもある光禅寺まで足をのばしたりしたかった。
ですがこの日は夜富山駅まで戻らねばならなかったので、海沿いを歩いてからまんがロードを通って駅まで戻ってくる散歩を楽しむことにしたんです。
あまり時間がないと言いながらも、つい海沿いの石段に座ってボーッとしてしまう。夕暮れの氷見の海は静かで穏やかで、しっとり心を包んでくれます。
クルミの殻をよく見かけました。食べたのは人なのか、鳥なのか。
氷見漁港の辺りまで来たら、海沿いから街の方へ入っていくと、すぐにまんがロードでもある商店街です。
藤子不二雄Ⓐ先生の出身地である氷見市
『忍者ハットリくん』Ⓒ藤子スタジオ
氷見市出身である藤子不二雄Ⓐ先生にちなんで、商店街・お寺・ギャラリーなどに、漫画のキャラクターがたくさん設置されています。
氷見駅近くにある『怪物くん』とその仲間たち
2023年に新たに設置された『ウルトラB』
あちこちに点在するキャラクターをスタンプラリー感覚で巡っていると楽しい気分になってくるのですが、そんなスキマだらけの筆者のココロを破壊したのがこのお方……
ドーン!! 『笑ゥせぇるすまん』喪黒福造さんです! 何の心の準備もせずふんふん鼻歌まじりに歩いていると、横を向いた瞬間彼がそこにいた。あの衝撃を、どう表現したらいいでしょう。本当に、「ドキンッ!!!」という劇画風の漫画効果音が見えるんじゃないかというくらい心臓バクバク。
笑顔なのに、どうしてこんなに不気味なの!? 漫画でもアニメでも何度も見たけど、リアルで会うとこんなに迫力あるんですね。なんというか、この一帯だけ結界が張られたように異質なんです。藤子不二雄Ⓐ先生に改めて敬服です。
喪黒福造さんが、ココロのスキマをかかえたお客様を待っているこの場所は、Googleマップにも「喪黒福造のスマイルベンチ」として登録されていました。