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ご当地スーパーグランプリとは?
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【ご当地スーパー食部門】
ご当地スーパーで製造販売している、地元愛の詰まった自社製「ご当地スーパー食」をご当地スーパーの自薦で事前にエントリー。ご当地スーパー協会の公式インスタグラムで投稿された商品へのファンからの「いいね!」と「応援コメント」の総数でグランプリを決定。
【ご当地スーパーみやげ部門】
自社PB製品、または取り扱いのある地元メーカー商品の中から「スーパーで買う土産」になるような商品を、ご当地スーパーの自薦で事前エントリー。ご当地スーパー協会の公式インスタグラムで投稿された商品へのファンの「いいね!」と「応援コメント」の総数でグランプリを決定。
ご当地スーパー食部門2023グランプリ
ダイキョーバリュー弥永店(福岡県)「プレミアム天神ホルモンバリバリおにぎり」540円
2022年にご当地スーパー食部門で準グランプリだった、福岡県の「ダイキョーバリュー」。2023年は食部門、みやげ部門でWグランプリに輝いています。
「天神ホルモンバリバリおにぎり」は、福岡市中央区天神にある鉄板焼きで有名な「天神ホルモン」と共同で開発したコラボおにぎりのプレミアム版。
ダイキョーオリジナル「博多ソウル飯の素」で味付けした手作りおにぎりの中に、天神ホルモンの「おかずホルモン」を混ぜ込み、トップには天神ホルモンの代名詞でもある丸腸と玉子をトッピング。丸腸を贅沢に使い、噛めば噛むほど、丸腸の甘みが口いっぱいに広がる一品です。月に一度、「具バリバリおにぎり」のイベント時に登場します。
住所:福岡県福岡市南区柳瀬1-32-1
電話:092-581-5812
営業時間:9:00~21:00
公式サイト:https://www.daikyo-plaza.jp/123654.html
2023準グランプリ
フレンドフーズ(京都府)「京都下鴨風漣堂 和牛飯 極」1,780円
京都市内に1店舗だけながら、知名度が高く、舌の肥えた京都のみなさんにも支持される、こだわりの商品で知られているご当地スーパー「フレンドフーズ」。
「京都下鴨風漣堂 和牛飯 極」は、お弁当・お惣菜大賞2021にて、応募数5,294件の中から入賞を果たした商品です。お肉はA4・A5ランクの国産黒毛和牛をさらに厳選し、老舗料亭や有名高級焼肉店で提供されるレベルの最高級品。お米は京都産ミルキークイーン。付け合わせには京都の老舗キムチ店ほし山のキムチを添え、究極の焼肉丼に仕上げています。
一口で良質の脂が溢れるほどの肉を使用していますが、お客様の年齢層やお好みに合わせるため、敢えて1枚1枚脂を丁寧にふき取ってから並べているのだそうです。今グランプリエントリー全67商品中、コメント数No.1獲得商品でもあります。
フレンドフーズ(京都府)「井上のおそうざい詰め合わせ」950円
「フレンドフーズ」は、ご当地スーパー食部門、準グランプリ2位3位W受賞となりました。創業136年、惜しまれつつ閉店した錦市場の井上佃煮店が、フレンドフーズの中で製造販売する形で復活。そんな井上佃煮店のお惣菜をギュっと詰め込んだのが、「井上のおそうざい詰め合わせ」です。その日のお惣菜を詰め込んでいるので毎日内容が異なり、旬の食材を使い季節の移り変わりも感じられるようにと作っているそうです。
ご当地スーパーおみやげ部門2023グランプリ
ダイキョーバリュー弥永店(福岡県)「あんプラリーネ8個入」2,400円
2022年に、おはぎにたっぷりの生クリームをサンドした「はぎトッツォ」で同部門準グランプリに輝いたダイキョーバリュー弥永店。2023年は、はぎトッツォと同じブランド「おこめのおかし」から生まれた新スイーツ「あんプラリーネ」でグランプリを受賞しました。
人気の塩粒あんを生クリームで包み込み、チョコレートでコーティング。まん丸のフォルムはすべて手作りで作り上げており、チョコの風味と生クリームの味わいの中に、ほんのりとあんこの香りが広がるダイキョーオリジナルスイーツです。素材にもこだわっている生クリームは、きな粉・バナナ・クリーム・黒ごま・コーヒー・チョコ・いちご・抹茶の8種類そろっています。お土産やプレゼント、自分へのごほうびにもぴったりです。
2023準グランプリ
※今回は同率3位が2商品のため準グランプリは3商品です
フレンドフーズ(京都府)「カンパーニュ・ビオ(田舎パン)」<弥栄窯>1,490円
パン消費日本一といわれる京都で、今、大注目のパン店が「弥栄窯(やさかがま)」。自然と対話しながら、精魂込めて丁寧に丁寧に、石臼と薪窯を用いて手作りされている貴重なパンです。有機小麦と水のみで発酵種をつくる伝統的な手法でしっかり乳酸発酵させることで旨み・酸味・香りを高め、栄養を吸収しやすくし、日持ちのよいパンに仕上げられています。
「カンパーニュ・ビオ(田舎パン)」は、厳選された小麦粉を必要な分だけ石臼でひき、手で捏ね、薪窯で焼かれたパン。効率が重視される現代社会の中で、一度立ち止まり、それで良いのかと考えるきっかけを与えてくれるので、フレンドフーズでは、味はもちろんのこと、商品の一つ一つにある物語を伝えることも大切にしているそうです。
ダイキョーバリュー弥永店(福岡県)「ぺぺなめ」(自社製品)540円
ダイキョー自家製のご飯のお供「ぺぺなめ」。にんにくが10個も入った新感覚ペペロンチーノ風なめたけ、略して「ぺぺなめ」は、にんにくをこよなく愛するスタッフが考案した逸品です。
一からすべて手作りで、にんにくを刻み、じっくりとあめ色になるまで丁寧に炒め、手作りのなめ茸と混ぜ合わせています。アツアツご飯はもちろん、パスタソースにも、炒飯にも、納豆や玉子かけご飯にもぴったり。
マルト中岡店(福島県)「ジャンボいちご大福」(自社製造)303円
果物専属バイヤー、スタッフで主に地元産果物を使用し、果物が主役のスイーツを製造しているという「マルト中岡店」。「ジャンボいちご大福」は、果物専属バイヤーが、おすすめの地元いちごを仕入れ、それを使用したジャンボいちご大福です。こぼれそうなほど大きいいちごが目を引くとともに、大きいいちごを頬張ると幸せな気持ちになれるスイーツ。
住所:福島県いわき市中岡町6-1-8
電話番号:0246-63-1441
営業時間:9:00~23:00
公式サイト:https://www.maruto-gp.co.jp/shop/iwaki/1271/
ご当地スーパーもSNSの活用が重要
「ご当地スーパーグランプリ2023」の受賞スーパーは、福岡と京都の店に集中しました。この理由について、全国ご当地スーパー協会理事長で、スーパーマーケット研究家の菅原佳己さんは、次のようにコメントしています。
「ご当地スーパーグランプリ2023」の受賞スーパーが福岡と京都の店に集中したことには、2つの理由が考えられます。まずは、ご当地スーパーの自家製惣菜・弁当、さらにプレイベートブランド商品などの開発は、大手のようにシステマティックに進むわけでなく、どうしても人の力が必要なため、「惣菜部の底力」が結果に反映されてしまいます。
今回の福岡「ダイキョーバリュー」と京都「フレンドフーズ」は、とくに惣菜部の力にプラスして、「地域との関わり方」がいい結果を生んでいると思います。
地元名店のお弁当や惣菜を販売することから始まり、やがて、地元の名店とコラボする、というような流れや、京都「フレンドフーズ」のような「自社内で名店を復活させる」という事業承継の新しい形も誕生。今後もご当地スーパーと地域との結びつきは、財産となるのではないでしょうか。
また、もう1つの理由は、投票がInstagramを利用したことで、普段からSNS発信力のある2社がダントツでその力を見せつけた形です。今は新聞購読世帯が減り、チラシがなくなってきた社会的背景があり、最近は、毎日のお買い得品などを担当者がSNSを通して、お客様にお知らせしている店も多くなりました。今後は発信力が集客力にもつながるため、多くのスーパーにもSNSの活用を提案していくことも協会としては重要と感じています。
「ご当地スーパーグランプリ2023」の商品を紹介しました。旅行や出張などで、現地へ出かけた際は、ぜひご当地スーパーに寄って、チェックしてみてくださいね。