写真を撮りたくなるスポット満載!サンメッセ日南
海沿いに位置するサンメッセ日南。青い海をバックに、宮崎県の「県の木」でもあるヤシ科の植物フェニックスが並ぶ風景は、南国感たっぷり。いい風が吹いています。
ふと見ると3つの小さな小屋があります。どんな動物がいるのでしょうか。
3匹のリクガメに癒される
近づいてみると、リクガメコーナーでした。3匹のカメの名前はスミス、ナナ、ララ。みんなお昼寝タイムだったらしく小屋の中でスヤスヤ……。平和な寝姿を見ているだけでなんだか和みます。
海を眺める絶景ベンチ
園内のあちこちにあるどのベンチからも海を眺めることができます。フォトジェニック!
モアイ広場
そうして歩いていくと見えてきたのが……そう、モアイ像!
サンメッセ日南の“顔”でもある、世界で唯一正式に許可され完全復刻された7体のモアイ像。ちょこんとお腹を抱えるように添えられている両手が可愛い。モアイ広場は、イースター島をイメージして造られています。
モアイ像を横から見ると、意外と平べったいことに驚きました。裏側の石壇に腰掛けて、モアイと背中合わせで眺める海も格別ですよ。
モアイ広場と向き合うようにのびる丘には、他にもさまざまなフォトスポットがあります。探検してみましょう!
7色のカラフルな人物像ヴォワイアン
まずは、海を見つめて並ぶアート作品「ヴォワイアン」。7色の等身大の人物像で、像の間に座って記念撮影する人がたくさんいました。
海にダイブするようなブランコ
海に向かってこぐ開放感たっぷりのブランコ。こちらはブランコの背後にしゃがんで低い位置から撮ると、地面が写らず天空のブランコのようなショットが撮れますよ。
太平洋を見渡せるサンデッキ
望遠鏡も備えられたサンデッキからは、どこまでも続く広い海を180度見渡せます。
太陽の丘
蝶の地上絵が描かれた太陽の丘は、そのカーブを活かしてちょっと斜めに角度をつけて撮影すると、海とのコントラストが迫力ある印象に。
超穴場!天空の塔の階段
そして穴場の絶景スポット、天空の塔の裏にある階段です。詳しくは編集部ブログをチェックしてくださいね。
なぜサンメッセ日南にモアイ像がある?
今もなお世界の七不思議のひとつに数えられる巨石人像・モアイ。おそらくここを訪れる誰もが疑問に思うこと。どうしてここにイースター島のモアイ像があるのか? なぜ世界で唯一正式に復刻を許されたのか? 気になりますよね。
そもそもイースター島は、南米チリの西方にある南太平洋に位置する島。西欧人が初めてこの島に上陸した日がキリスト教のイースター(復活祭)だったため、こう呼ばれているそうです。しかし現地の人は今も、ラパ・ヌイ(ポリネシア語で大きな島の意味)という本来の呼び名を使っています。
サンメッセ日南のモアイは、ラパヌイ長老・部族委員会から公式に許可されているもの。それは、部族間の争いや地震で倒壊したモアイを3年かけて日本チームが修復したことで、長老会が日本にモアイを復刻したいという修復チームの希望に応える形で実現したのだそう。
広場の説明看板にもある通り、モアイには色々な種類がありますが、サンメッセ日南にあるのはアフ・アキビという種類のモアイです。
なぜサンメッセ日南はパワースポット?
実はモアイにはジンクスがあるのだそうです! 向かって左から、仕事運・健康運・恋愛運・地球の平和(夢叶う)・結婚運・金運・学力UP。観光客のみなさんは、それぞれアップしたい運のモアイを撫でたり抱きついたりしていました。
編集部員が抱きついたのは……金運(笑)。モアイのパワーを充電中。
ランチや休憩にぴったりのファーストフードやレストランも
サンメッセ日南には、ランチや休憩できるスポットもあります。ファーストフードショップでは、ソフトクリーム(マンゴー・チョコ&バニラミックス・バニラ 各税込400円)やドリンクがラインナップ。マンゴージュース・グァバジュース(税込550円)があるところが南国っぽいですね。
屋内のテーブル席のほかに海沿いのテラス席もありますよ。
センタープラザ内のレストラン「ノアノア」では、宮崎の海を一望しながらランチをいただけます。
- チキン南蛮 スープ付(税込1,300円)
- 煮込みハンバーグ スープ・パンorライス付(税込1,300円)
- ミートスパゲティー サラダ付(税込1,000円)
- 坦々麺(税込1,000円)
- 温うどん チキン南蛮付(税込1,200円)
- カレーライス(税込900円)など
定番土産やモアイ愛溢れるグッズが並ぶ売店
売店には青島せんべい(税込648円)や日向夏ドレッシング(プラ 税込470円)、宮崎牛カレーや鶏炭火焼といった定番土産もありますが、モアイ愛が濃厚すぎる雑貨も盛りだくさん!
モアイサブレにモアイマグカップ、モアイのフォトスタンドにモアイの靴下やTシャツ……モアイのティッシュケースなんてモアイの鼻の穴からティッシュを引き出すんですよ。奥が深すぎるぞ、モアイ界。
売店の手前にはささやかな休憩コーナーも。手のひらの形をしたチェアに、はなくそをほじる涅槃像のようなモアイ。タイトルは「よだきんぼモアイ君」。よだきんぼとは宮崎弁でおっくうな人を意味するそうです。
モアイっているだけで謎感を醸し出す存在なのだと実感しました。
南国の風を感じる絶景観光スポット
モアイの背に広がる太平洋。宮崎に来て何度も感じていることですが、ここでも海ってこんなに広かったっけ? と、その壮大さに不思議な気持ちになります。
昭和の頃、全国で結婚したカップルの約35%が宮崎に新婚旅行に来た時代があったと言います。日本のハワイと言われたこともある宮崎の青い海と空、フェニックスの立ち並ぶ南国っぽい雰囲気に憧れたのだそう。サンメッセ日南がオープンしたのは平成に入った1996年ですが、新婚旅行ブームのその頃もしこのスポットがあったら……きっと多くの新婚カップルがモアイと一緒に記念写真を撮り、この丘から海を眺めながら未来に夢馳せたのだろうなあと感慨深くなりました。
宮崎県日南市大字宮浦2650
0987-29-1900
水曜定休 ※年末年始・ゴールデンウィーク・お盆・祝祭日は通常営業
9:30-17:00
入園料:大人1,000円/中・高生700円/4歳以上500円
レストラン
お食事 10:30-16:00
デザート・ドリンク 9:30-16:30
※支払いは現金のみ
駐車場無料(220台)
※園内へのペットのご同伴はご遠慮下さい。
盲導犬・聴導犬・介助(介護)犬はご同伴いただけます。
https://www.sun-messe.co.jp/
※記事掲載時点の情報となります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
[All Photos by Chika & Aya Yamaguchi]