荷物が増える理由は?
旅行に行く時って何かと荷物が増えて重たくなりがち。万年肩こりの私もかつて、旅行中に重たい荷物を持っていると肩こりが悪化し、頭痛まで発展してしまうことがよくありました……。
そんなことからも「どうにか荷物を減らせないか」「そもそもなぜ荷物がたくさん必要なのか」と考えた結果、ついに荷物が増える理由にたどり着いたのです! その理由はズバリ「これ必要かも」や「もしかしたら使うかも……?」といった、”もしものもの”が多いこと!
それに気が付いたあとの旅で、勇気を出して”もしものもの”を持っていかないようにしたら、”もしものもの”が無くても楽しく快適に旅行できてしまったのです。改めて過去の旅を振り返ってみても、そういったものって実際は使わないことの方が多かった気がします。
私が考えるに、予備の下着や靴下、バスタオルなどの衣類系。絆創膏やたくさんの常備薬といった医療系は、”もしものもの”代表格。こういうのって意外と使わないことが多いです。また、これらがもし必要になったら現地で調達すればいい。国内旅行ならデパートやコンビニで調達できるものも多いので、もし持っていくか迷ったら現地で買えるかを考えてもいいかもしれませんね。
もう一つの荷物が増える理由は「旅行用のバッグが大きい」こと。スーツケースやボストンバックなど、大きいケースやバッグはそれだけでかさばるし重い。またバッグが大きくて余白があるとついつい埋めてしまいたくなり、余計なものまで詰め込んでしまう傾向があるんだそう。そのため、お土産などを入れられる余白があるくらいの大きさのバッグを選ぶのも重要です。
荷物を少なくするコツ
荷物が増えてしまう理由について確認したところで、ここからは荷物を少なくするコツをご紹介します!
服を減らす
まずは一番かさばる服を減らすこと。具体的に言うと、着回しできるような服を選びましょう。1泊2日の旅行であれば、女性ならワンピース一着、男性であればTシャツを一着持っていけば意外と事足ります。
パンツやスカートは着回しがしやすいものをチョイスして、持参する服を最小限に抑えましょう。また、パッキングしてもシワになりにくい素材のものを選ぶのもコツ。さらっとした軽いものだと丸めてパッキングしやすいです。
下着や靴下は手洗いしたり、ランドリーサービスを活用する
3泊以上の長期旅行では、下着や靴下といったものが多くなりがちで、意外と荷物を圧迫してしまいます。その対策としては持参する量を必要最低限にとどめて、使い終わったら洗濯してしまうのがおすすめ。
薬局などに売っている使い捨ての洗剤を使ってもいいですし、ホテルのランドリーサービスや近くのコインランドリーを利用しましょう。着ていく分と、1〜2泊分の下着類があればそこまで困ることはないはず。余談ですが、ホテルは乾燥していることが多いので、洗濯物を干しておけば加湿にもなっておすすめです!
ガイドブックは事前にダウンロード
ガイドブックは事前に電子版をダウンロードしておきましょう。ガイドブックはホテルに置いておくことより持ち歩くことが多いと思いますが、これが結構重い……。スマホなどに電子版をダウンロードすれば、荷物も軽量化され、いつでも見ることができます。オフラインで使えるようにしておけば電波が届かないところや海外でも安心です。
ホテルのアメニティは事前に確認
宿泊する予定のホテルや旅館のアメニティはHPなどで事前に確認しておきましょう。タオルやルームウェアはアメニティで用意されていることが多いので持っていかなくても問題ありません。そのほか化粧水やシャンプー、歯ブラシ、ヘアブラシ、シェービング用品などもアメニティに含まれている場合もあります。事前に調べておくことで安心して荷物を減らすことができますね。
化粧品やシャンプー類は使い切りタイプを持っていく
アメニティを調べた上で必要なものを準備しましょう! 化粧水や乳液はオールインワンタイプのものを用意するとより便利。使い切りタイプや試供品があれば使うチャンスです!
いただいた試供品は勿体無くてついつい溜めがちな私ですが、ここぞと言わんばかりに旅行中に使用します。荷物が減るだけでなく、いつもと違う化粧品が試せて気分も上がりますよ! フェイスパックを持っていくのもおすすめです。シャンプー類は小さな容器に移し替えておくのもひとつのコツ。容器は100円ショップなどで購入できますよ。
おまけ:メイク道具は最小限に
メイク道具を持っていく場合はとにかく最小限に。リップはチーク代わりになりますし、アイシャドウはハイライトも入っているような小さなパレットを持っていきましょう。ブラウン系のアイシャドウパレットはアイブロウにも使えるので一石二鳥アイテムです! チューブタイプの下地やファンデーションは、コンタクトケースに使用する分だけ入れて持ち運ぶのもおすすめ。メイク道具もかさばるものは試供品を駆使するのも手ですよ!
パッキング術
荷物を減らしたら、お次は荷造り! パッキングにもコツがあるのでご紹介します!
洋服や下着は圧縮袋を活用
お洋服や下着類は圧縮袋を活用しましょう! 特にかさばるニットやヒートテックなどは圧縮するとかなり小さくなるのでスペースを削減できておすすめです。100円ショップにも販売されているので、入れる服や下着類の大きさに合わせて選びましょう。一方でシワがつきやすいデメリットもあるため、シワになりにくい素材のものを選ぶといいでしょう。
着たものは洗濯ネットに入れて持ち帰る
旅行中に着た服や下着は洗濯ネットに入れると、旅行から帰ってきてすぐに洗濯できます。着ていないものと着て洗濯したいものとの区別もつきやすくて便利です。また旅行中に洗濯する際にも、洗濯ネットがあるとコインランドリーなどに設置されている大型の洗濯機でも服が傷みにくく安心ですよ。
財布をミニ財布にする
普段長財布を使っている人は、小さな財布にするとバッグも小さくすみます。財布の中身自体も旅行中には必要最低限のものにしましょう。特に海外旅行中は、余計なクレジットカードを持ち歩いていると紛失や盗難のリスクが高くなるので注意。国内旅行でも不要なポイントカードは持参せず、小さな財布で出かけましょう。
ビーチサンダルはシャワーキャップを活用
ビーチやプールへの旅行では、履いていくスニーカーの他に「ビーチサンダルを持っていきたい!」なんてこともありますよね。カバンに入れて持っていく際には、100円ショップでも購入できるシャワーキャップが便利! カバンの中を汚さずに持っていくことができ、箱やビニール袋よりもかさばりません。
スーツケースの詰め方
最後にスーツケースの詰め方のコツを伝授します! 重たいものはスーツケースの下側に、軽い服などは上の方に収納しましょう。こうすることで持ち運びがしやすくなります。スーツケースの片側は持ち手によって段差がありますよね。そこに丸めた服や、圧縮した服を入れて段差をなくすとよりパッキングしやすいです。
いかがでしたか?
旅行先ではお土産を買って荷物が増えることもあります。(私は旅行先でたくさんお土産を買うのが楽しみの一つです。)そのため、なるべく荷物は減らしてお土産を入れるスペースも必要ですよね。荷物を減らすコツやパッキングのコツを駆使して、快適な旅行を楽しんでください。
[Photo by sorano &Shutterstock]