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【旨辛がたまらないソウルフード】川崎で愛され創業60年「元祖ニュータンタンメン本舗」の1号店で実食ルポ!

Posted by: ぶんめい
掲載日: May 30th, 2024.

川崎市のソウルフード「ニュータンタンメン」を手がける「元祖ニュータンタンメン本舗」。近年では神奈川・川崎を超えて関東近郊に進出し、カップラーメンやインスタントラーメンも好評で、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。実はこの「"ニュー"タンタンメン」は、中華の「担々麵」とは全く別物の、オリジナリティ溢れる一品なんです。今回は1号店である「元祖ニュータンタンメン本舗 京町店」に行ってきました。地元・川崎に愛され2024年で創業60年! その魅力と気になるお味を、お店の方に聞いたからこそわかるこだわりも交えながら、実食ルポでお伝えします。

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ニュータンタンメン・味噌餃子・半ライス


神奈川・川崎のソウルフード「ニュータンタンメン」とは

川崎で愛され60年!ソウルフードの歴史を解説

元祖ニュータンタンメン本舗 京町店 外観

創業は1964年、川崎生まれの「元祖ニュータンタンメン本舗」

看板メニューの「タンタンメン」は、「担々麵」とは別物の、創業者・五十嵐源吉氏のオリジナル。川崎の港湾地帯で働く方に向けて、スタミナのつく料理の開発をめざし、中華料理の担々麵をアレンジしたのが始まりなのだとか。担々麵から生まれたので「”ニュー”タンタンメン」なんですね。

モチモチの麺に、豚ガラベースのスープ、卵やひき肉たっぷりの具材、そして唐辛子の辛みとパンチがクセになる、川崎のソウルフードなんです。おいしさに関しては、後の実食ルポで詳しくご紹介していますよ!

川崎市・横浜市を中心に46店舗を展開。今では川崎を超え、神奈川のご当地グルメと呼ばれるほど愛され、TVや雑誌で特集されたり、カップラーメンやインスタントラーメン化も行われたりするほどの人気となっています。

1号店・京町店へ

京町店 入口

今回の取材で訪れたのは、元祖ニュータンタンメン本舗の1号店である京町店。

筆者が到着したのは平日の14時で、お昼どきを少し過ぎた時間。にも関わらず、駐車場はほとんどが埋まり、店内の賑わいもかなりのものでした。

お客さんはファミリー層から年配の方、お昼休み中の方まで幅広く、ソウルフードとしての人気を感じます。

カウンター席周辺 店内の様子

厨房近くのカウンター席の横を通って、テーブル席へ。

焼肉グリルが備え付けのテーブル席

4人掛けの広々としたテーブル席の中央には、なんとグリルが! なんと元祖ニュータンタンメン本舗、店舗によっては焼肉もいただけます。
 
というよりも、実はタンタンメンよりも焼き肉の歴史の方が古いんです。焼き肉と相性のいい麺メニューを開発するための試行錯誤によって、現在の看板メニューであるタンタンメンが誕生したのだとか!

そんな歴史も、ここ1号店から始まったんですね。なお、焼肉を頼まない場合はしっかり蓋をしてもらえるので、広くテーブルを使うことができますよ。

気になるお味を実食ルポで紹介!

看板メニュー・人気メニューをチェック

麵類メニュー

メニューをチェックしてみると、麺類だけでも種類が豊富(店舗によって異なります)。

辛さ表

1番の人気はやはりタンタンメン。(税込930円)「ひかえめ」~「めちゃ辛」まで、お好みで辛さを選択することができますよ

伺った話によると、東京寄りの店舗では普通~中辛、川崎寄りの店舗では中辛~大辛がよく出るのだそう。地域色が出ていて面白いです。筆者は1番人気の中辛をいただくことに!

トッピング表

また、トッピングも充実しています。こちらは定番ならばニラとネギ。ほかにもまろやかなうま味がマッチするバターやコーンに加え、中華風がお好みならばキクラゲがイチオシです。若い方には特にチーズが人気ですよ。

トッピングは店舗によってバリエーションが異なるので、お好きなアレンジを探してみるのもおすすめです!

辛さを選べるのがうれしいタンタンメンですが、激辛の要望に応えたメニューも展開しています。

使用する唐辛子を変え、めちゃ辛を超えた「鬼辛」や、山椒のシビ辛アレンジの「鬼辛セカンド」など、辛党の方は見逃せないメニューも登場中。

また、一般的なものとは異なり、中華鍋で野菜と味噌を一緒に炒める本格調理の「味噌ラーメン」も、元祖ニュータンタンメン本舗オリジナルのモチモチ麺と相性抜群でおすすめとのことでした。

クセになるピリ辛のおいしさ!「タンタンメン」を実食

ニュータンタンメン

直径25cmほどの大きなどんぶりで到着し、ニンニクの香りが食欲を刺激します! 早速いただいていきます。

唐辛子の赤さが目立つ半透明のスープに、具材はたっぷりの卵とひき肉。かなり辛そうな見た目です! 

真っ赤なスープ

スープを口に運ぶと、ニンニクと豚ガラ、そして唐辛子の、ガツンとパンチあるおいしさ! しかし辛さは真っ赤な見た目ほどではなく、ピリッとしながらも旨味を強く感じる味わいです。

先ほど「タンタンメンは焼肉に合う麺として開発された」とご紹介しましたが、そのため見た目は中華・四川のような雰囲気でも、スープはサラサラで、日本人となじみが深いしお味ベース。

さらに唐辛子も、香りが強く出ながらも、刺さるような辛みは抑えられた品種を使用とのこと。スープ自体に加えてあらびきの唐辛子もたっぷりトッピングされていますが、刺激自体は控え目です。

そのため、パンチがありながらもサラッといただけて、唐辛子の旨味・香りがありながらも激辛料理のようなしんどさがないんです!

モチモチの自家製麺

独自製法の中太麺はとってもモチモチ! 具材のふわふわの卵がスープと麺によく絡み、豚ひき肉や粗く刻んだニンニクもまとめて味わうことができます。

大きなレンゲ

さらなるポイントはこちらの、とても大きなレンゲ! お冷のグラスと並べてみると、その大きさが伝えられるでしょうか。このオリジナルのレンゲによって、スープともちもちの麺、たっぷりの具材を一体となって味わうことができるんです

スープ・麺・具材からレンゲまで、オリジナリティとこだわりあふれる一杯でした! 

味噌でいただく餃子も絶品

一品料理メニュー

一品料理やサイドメニューも充実しているのが元祖ニュータンタンメン本舗。こちらもバリエーションは店舗によって異なりますが、餃子が人気とのこと。

筆者も「味噌餃子」(5個入、税込490円)をいただきました!

味噌餃子

蒸した餃子の上には、赤いソースが。こちらも辛いのかなと思いきや甘じょっぱく、ほんのちょっとピリ辛という具合です。

こちらの赤みはケチャップ由来で、味のベースは甘めの酢味噌なんです! 実は餃子を味噌ダレでいただくのは、川崎ならではの文化なのだとか。そちらをアレンジした、元祖ニュータンタンメン本舗オリジナルの味わいになっていますよ。

味噌餃子 モチモチとソースの様子

モチモチ・ツルツルの皮の中には、お肉多めの餡がぎっしり。甘ピリ辛の味噌ソースとの相性も抜群で、メインを張れるおいしさでした! 

タンタンメンだけでかなりボリューミーなのですが、どんどん食欲が進んだ筆者は、味噌餃子に加えて半ライスまで平らげてしまいました…… ご飯にタンタンメンの具材をのせて、どんぶり風にいただくのもおすすめとのことですよ。

東京にも店舗拡大中!一度ご賞味あれ

厨房内の熱気

2024年3月には渋谷店も新規開店した、元祖ニュータンタンメン本舗。現在は都内にも7店舗を展開しています。今回の取材にご対応いただいた本部長の戸津さんに伺ったところ、今後も東京方面へ進出していく方針なのだそう。

川崎のソウルフードとして愛される元祖ニュータンタンメン本舗ですが、創業当時とは異なり、今の川崎の方の生活圏は川崎市内より東京寄りになっている、と語る戸津さん。

「働きに行った先で地元の味を食べることができることも、新たなソウルフードとしての考え方かもしれません」と、店舗拡大への熱い思いを聞かせていただきました。さらに将来的には関西への進出も狙っているそうです!

これからの暑い季節にもぴったりのタンタンメンをはじめ、こだわりのメニューで愛される元祖ニュータンタンメン本舗。「名前は聞いたことあるかも」だけではもったいないおいしさですよ!

辛い物好きな方はもちろん、そうでない方も。そして神奈川・川崎以外の方も! お近くのお店で、ぜひお試しくださいね。

元祖ニュータンタンメン本舗 京町店
所在地:神奈川県川崎市川崎区京町1丁目18−7
電話番号:044-366-2180
営業時間:11:00~23:00
 

 
お近くの店舗情報は、公式サイトからご確認ください。
URL:https://new-tantan.jp/shop/

 
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 
[All Photos by ぶんめい]
 


 

ぶんめい

bunmei ライター
インドア派だけど、旅行はあまり計画立てずにフィーリング派。球技できないけど、野球観戦は現地で声出したい。胃弱気味だけど、ラーメン好き。文学部だけど、文字を見ないで美学を専攻。


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