北海道のローカル食品「ホンコンやきそば」
今回ご紹介するのは、エスビー食品株式会社(以下、S&B)が販売する「ホンコンやきそば」。東京の八重洲地下街にある北海道のアンテナショップ「北海道フーディスト」で見つけた逸品です。
公式サイトを調べてみると、ホンコンやきそばの販売がスタートしたのは1964年。かつては全国区で販売されていたそうですが、現在では根強いファンがいる北海道、宮城県と大分県の一部でのみで販売されているとのこと。
パッケージはいかにもローカル食品です! といった風貌。”中華コック長”と書かれた帽子をかぶる笑顔のおじさんがトレードマークでしょうか。
裏面に商品についての説明文が。
「香港は様々な中華料理を味わえる都市。その中華料理の調理法に習い、豚のだしとコシのある麺の食感にこだわりました。」
なるほど、香港にリスペクトがあるから”ホンコン”という名前が付いているのですね。
中身は揚げ麺と青のりやゴマが入ったふりかけのみ。これ以上ないほどにシンプルな内容です。なんて潔い。
焼きそばといえばソースが付き物ですが、ホンコンやきそばには麺そのものに味が付いています。
さあ、いざ調理開始! 水200mlを沸騰させたあとに麺を投入して、水気がなくなるまでほぐしておけばできるとのこと。調理工程も超シンプル!
麺をお湯に入れるとエキスが染み出てきました! シナモンや八角のような異国感のあるスパイシーな香りが香ってきます。
いざ実食!気になるお味は?
十分に麺がほぐれたら皿に移して、ふりかけをかけたら完成! なんて素朴な見た目でしょう。
THE・焼きそば! といったシンプルな味の中に、香辛料のスパイシーな香りがふわっと鼻を抜けておいしい! ツルモチのすすりやすい麺もいい感じ。
ちなみにパッケージ裏面には「お好みに応じて野菜、肉、貝類、えび、かに等をバターか油で軽く炒めてそえますと、一層おいしく召し上がれます。」と、公式アレンジ案が記載。そのほかにも、ネットを見てみるとアレンジレシピがたくさん。
アレンジレシピがいっぱいあるってことは、それだけの人々に長年愛されてきた証拠でもありますよね。思えば筆者も子どもの頃、親が不在の時に適当な具材を入れたオリジナルレシピの焼きそばを作っていました。そんな忘れてた記憶が蘇るのもローカル食品の大きな魅力だと思います。
60年愛されてきた「ホンコンやきそば」を食べよう!
いかがでしたか? 今回は北海道、宮城県、大分県のローカル食品「ホンコンやきそば」について紹介しました。
そういえば、ホンコンやきそばが販売開始した1964年は、第1回東京オリンピックが開催された年。60年後の今年(2024)もオリンピックイヤーですね。
ちなみに筆者は、オリンピックの中継を見ながらホンコンやきそばを食べていました。もしかしたら販売当時にも、オリンピックを見ながらホンコンやきそばをつまんでいた人もいたのかもしれない。うーん、エモい!
「ホンコンやきそば」は北海道、宮城県と大分県の一部のほか、アンテナショップ、「S&B」のオンラインショップで購入できます。
価格:169円(税込)(※)
公式サイト:https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/01440.html
オンライン購入価格:https://www.sbotodoke.com/shop/g/g01440
※北海道フーディスト 八重洲店での販売価格
[Photo by TABIZINE編集部]