販売開始から60年!北海道のローカル食品「ホンコンやきそば」は懐かしいおいしさ!販売店も紹介

Posted by: 土田洋祐

掲載日: Aug 4th, 2024

全国各地にはその地域ならではのローカル食品がありますよね。地元では当たり前だと思っていたものがほかの地域にはなかったり、はたまた旅先で見ず知らずものに出会ったり……。そんなローカル食品に魅力と面白さを感じるのは筆者だけではないはず。この間アンテナショップを巡っていたら、気になるローカル食品を見つけたのでご紹介します。

ホンコン焼きそば トップorケツ

北海道のローカル食品「ホンコンやきそば」

ホンコン焼きそば パッケージ
今回ご紹介するのは、エスビー食品株式会社(以下、S&B)が販売する「ホンコンやきそば」。東京の八重洲地下街にある北海道のアンテナショップ「北海道フーディスト」で見つけた逸品です。

公式サイトを調べてみると、ホンコンやきそばの販売がスタートしたのは1964年。かつては全国区で販売されていたそうですが、現在では根強いファンがいる北海道、宮城県と大分県の一部でのみで販売されているとのこと。

ホンコン焼きそば パッケージ 寄り
パッケージはいかにもローカル食品です! といった風貌。”中華コック長”と書かれた帽子をかぶる笑顔のおじさんがトレードマークでしょうか。

ホンコン焼きそば パッケージ 由来
裏面に商品についての説明文が。

「香港は様々な中華料理を味わえる都市。その中華料理の調理法に習い、豚のだしとコシのある麺の食感にこだわりました。」

なるほど、香港にリスペクトがあるから”ホンコン”という名前が付いているのですね。

ホンコン焼きそば 中身
中身は揚げ麺と青のりやゴマが入ったふりかけのみ。これ以上ないほどにシンプルな内容です。なんて潔い。

焼きそばといえばソースが付き物ですが、ホンコンやきそばには麺そのものに味が付いています。

ホンコン焼きそば パッケージ 裏面
さあ、いざ調理開始! 水200mlを沸騰させたあとに麺を投入して、水気がなくなるまでほぐしておけばできるとのこと。調理工程も超シンプル!

ホンコン焼きそば 調理風景
麺をお湯に入れるとエキスが染み出てきました! シナモンや八角のような異国感のあるスパイシーな香りが香ってきます。

いざ実食!気になるお味は?

ホンコン焼きそば 完成
十分に麺がほぐれたら皿に移して、ふりかけをかけたら完成! なんて素朴な見た目でしょう。

ホンコン焼きそば インサート
THE・焼きそば! といったシンプルな味の中に、香辛料のスパイシーな香りがふわっと鼻を抜けておいしい! ツルモチのすすりやすい麺もいい感じ。

ホンコン焼きそば パッケージ 裏面
ちなみにパッケージ裏面には「お好みに応じて野菜、肉、貝類、えび、かに等をバターか油で軽く炒めてそえますと、一層おいしく召し上がれます。」と、公式アレンジ案が記載。そのほかにも、ネットを見てみるとアレンジレシピがたくさん。

アレンジレシピがいっぱいあるってことは、それだけの人々に長年愛されてきた証拠でもありますよね。思えば筆者も子どもの頃、親が不在の時に適当な具材を入れたオリジナルレシピの焼きそばを作っていました。そんな忘れてた記憶が蘇るのもローカル食品の大きな魅力だと思います。

60年愛されてきた「ホンコンやきそば」を食べよう!

ホンコン焼きそば トップorケツ
いかがでしたか? 今回は北海道、宮城県、大分県のローカル食品「ホンコンやきそば」について紹介しました。

そういえば、ホンコンやきそばが販売開始した1964年は、第1回東京オリンピックが開催された年。60年後の今年(2024)もオリンピックイヤーですね。

ちなみに筆者は、オリンピックの中継を見ながらホンコンやきそばを食べていました。もしかしたら販売当時にも、オリンピックを見ながらホンコンやきそばをつまんでいた人もいたのかもしれない。うーん、エモい!

「ホンコンやきそば」は北海道、宮城県と大分県の一部のほか、アンテナショップ、「S&B」のオンラインショップで購入できます。

ホンコンやきそば
価格:169円(税込)(※)
公式サイト:https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/01440.html
オンライン購入価格:https://www.sbotodoke.com/shop/g/g01440
※北海道フーディスト 八重洲店での販売価格

[Photo by TABIZINE編集部]

 


 

PROFILE

土田洋祐

Yosuke Tsuchida ライター

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

【キャッチフレーズ】
日本文化を愛するビール好き

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

【キャッチフレーズ】
日本文化を愛するビール好き

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