ミュシャ作品をリアルとデジタルで楽しむ展覧会
曲線や幾何学的な模様を使った装飾性の高さから“線の魔術師”と言われる、アール・ヌーヴォーの代表的な画家・デザイナー「アルフォンス・ミュシャ」。今なお多くの人々に愛されるミュシャの作品を「作品展示」と「映像空間」で構成した同展は、大阪開催の際にはミュシャの実の孫、ヤルミラ・ミュシャ・プロツコヴァー氏も来場するなど話題を呼びました。
ぜひ、リアルとデジタルの相乗効果を体験してみてください。
映像で作品の世界を再現する「映像空間」
同展の目玉となる「映像空間」では、ミュシャが思い描いた作品の世界が映像で再現されます。大きく2パートに分かれていて、前半は、ミュシャの生涯で大きな転機となったパリ時代の華やかで躍動感のある作品に着目。
後半は、母国への愛や壮大なストーリー性を感じさせる作品で表現されています。
特に人気の高い代表作「ジスモンダ」をはじめ、モナコ・モンテカルロ、JOB、夢想などの多くの名作が映像化されていますので、どれもお見逃しなく。
テーマ別にミュシャの描いた女性像に迫る「作品展示」
世界有数の作品所蔵数を誇るOGATAコレクション協力のもと、ミュシャの約150点のオリジナル作品を4章の構成にて展示。時代の変化とともに女神としての存在感を増していった、ミュシャが描いた女性像に迫ります。
第1章では「麗しの女神」をテーマに、大女優サラ・ベルナールを描いたジスモンダを中心に、魅力あふれる女性像が展示されます。第2章では、商業ポスターや印刷物、カレンダーなど人々の「暮らしの彩り」に着目。
第3章では、女性や植物などをモチーフとし、流れる美しさを表した「スタイルの美」。第4章では、自国の誇りや尊厳を表現した作品が展示されます。
会場:金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)
愛知県名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル内
アクセス:JR金山駅 南口より徒歩約1分
会期:2024年12月21日(土)~2025年2月2日(日)
休館日:2024年12月31日(火)、2025年1月1日(水)
開館時間:10:00~18:00(最終入場17:00)
入場料・販売期間:後日、公式サイトにて公表
公式サイト:https://mucha-immersive.com
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