【北海道・支笏湖】日本屈指の透明度「支笏湖ブルー」を堪能 ！ネイチャークルージング体験レポート

北海道が誇る絶景スポット「支笏湖」とは

北海道千歳市にある支笏湖は、約4万年前の火山活動によって形成されたカルデラ湖で、日本最北の不凍湖として知られています。最大水深は363mで、秋田県の田沢湖に次いで全国第2位を誇ります。

支笏湖では釣りやシュノーケリングをはじめ、冬にはウィンターカヌーやアイスウォークなど、1年を通して多彩なアクティビティを楽しむことができます。今回は、そのなかでも人気のカヌーツアーに参加してきたので、その魅力をご紹介します！

支笏湖をカヌーで進む「ネイチャークルージング」を体験 ！

今回参加したツアーは「支笏ガイドハウスかのあ」が運営する「ネイチャークルージング」。安定感の高いツインカヌーにアウトドアガイドが同乗するので、初心者でも安心です。ライフジャケットやサンダルなど、必要なアイテムはレンタル可能。手ぶらで参加できるのもうれしいポイントです。

本ツアーで巡るのは、風波の影響を比較的受けにくいとされる支笏湖の出口「千歳川源流部」です。流れがほとんどない場所なので、じっくり水中を観察したり、のんびり自然を満喫したりと、リラックスしながら支笏湖を楽しむことができます。乗船したら、まずはパドルのこぎ方を練習。10分ほど練習したら、支笏湖へ出発です！

浮遊感を楽しみながら湖面を進んでいくと、支笏湖に到着。千歳川に近い場所では湖面が薄い緑色に見えましたが、少し進むだけで光の加減や場所によってその色が変化していきます。

千歳川から離れるにつれ、湖面はさらに深い青に。これこそが「支笏湖ブルー」。周囲の山々とのコントラストがいっそう際立ち、その神秘的な光景に思わずパドルをこぐ手が止まってしまいました。

途中、波が静かなタイミングでカヌーから足を伸ばし、直接湖の水に触れる時間もありました。この時の湖面はまるで絵の具を溶かしたように鮮やかな水色！ 北海道にいながら、南国の海にいるような感覚がありました。

しばらく水遊びを満喫した後、再び千歳川へ戻ります。支笏湖とは違い、千歳川は周囲の木々や水中の水草が影響し、川の色は鮮やかな緑色に変化します。水中をよく観察すると、水草の間を泳ぐ小魚たちの姿が見え、自然の豊かさを実感できました。

途中、湖底に沈んだ倒木を発見。ガイドさんによると、これは2年前に倒れた白樺だそうで、今では魚たちのすみかとなっています。手つかずの自然が作り出す幻想的な光景に、思わず見入ってしまいました。

90分のツアーもあっという間に終了。帰り際には西日が反射し、千歳川はコバルトブルーに輝いていました。普段の生活では味わえない、手つかずの自然を全身で感じる貴重な体験となりました。

さまざまな水上レジャーを楽しめる支笏湖

支笏湖では、カヌーに加えてスワンボートやSUP（スタンドアップパドルボード）など、さまざまな水上アクティビティを楽しめます。また、観光船も運航しており、船内の窓から水中の様子を観察できる水中遊覧船も人気です。湖上でアクティビティを楽しむのもよし、水中から普段は見られない自然の美しさを堪能するのもよし。支笏湖ならではの多彩な楽しみ方ができるのが大きな魅力です。

支笏湖へのアクセス

支笏湖は札幌や新千歳空港からアクセスしやすい場所にあります。車で訪れる場合、札幌駅から約70分、新千歳空港から約40分、千歳駅から約30分で到着します。札幌からは国道453号線沿いを進むため、迷う心配はほとんどありません。新千歳空港からは千歳市内を経由し、国道16号線をまっすぐ進むと支笏湖に到着します。

公共交通機関を利用する場合は、新千歳空港または千歳駅から支笏湖行きのバスが運行しています。最新の運行情報は、北海道中央バスの公式サイトで確認できます。

支笏湖の美しさは、日常では味わえない特別な感動を与えてくれます。ぜひこの神秘的な絶景を見に、支笏湖を訪れてみてはいかがでしょうか。

[Photo by Kei]

PROFILE

Kei

kei ライター

都内在住のフリーライター。大学進学や転職などで7回の引っ越しを経て、現在は浅草暮らしを満喫中。趣味は純喫茶巡り。全国津々浦々の純喫茶を巡り始めて十数年。今までに500店以上訪問し、現在も週1ペースで新規開拓している。昭和レトロな雰囲気にめっぽう弱い。ニッチな視点で地域のさまざまな魅力をお届けします。

都内在住のフリーライター。大学進学や転職などで7回の引っ越しを経て、現在は浅草暮らしを満喫中。趣味は純喫茶巡り。全国津々浦々の純喫茶を巡り始めて十数年。今までに500店以上訪問し、現在も週1ペースで新規開拓している。昭和レトロな雰囲気にめっぽう弱い。ニッチな視点で地域のさまざまな魅力をお届けします。