【まるで絵画!洋館のあるバラ園】約100種の春バラが彩る「旧古河庭園」を現地ルポ|東京都北区

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掲載日: Jun 13th, 2025

歴史ある洋館と色とりどりのバラが織りなす、絵画のような風景が目の前に。東京・北区にある「旧古河庭園」では、毎年春になると約100種200株のバラが見頃を迎えます。西洋と日本の美が共存するこの庭園は、散策するだけで非日常の世界に誘われるよう。今回は、現在開催中の『2025春のバラフェスティバル』の様子とともに、旧古河庭園の見どころを現地ルポでお届けします!

旧古河庭園 バラ園 アイキャッチ

洋館とバラが織りなすロマンチックな風景

大谷美術館 バラ園 全体写真

大正初期に建てられた洋館を背景に、色とりどりのバラが咲き誇る「旧古河庭園」のバラ園。都内とは思えない優雅な風景に、思わず足を止めて見とれてしまいます。

ゴールデン・メダイヨン 接写

ゴールデン・メダイヨン|レモンイエローでウェーブの花弁が特徴

カーディナル 全体写真

カーディナル|バラの赤色の“基準”となっている品種

フレンチレース 接写

フレンチレース|アイボリーホワイトの落ち着いた花色

筆者が訪れた際は、全103種中69種類の春バラが咲いていました!※2025年6月12時点

本格的な見頃シーズンは過ぎているものの、「二番花」が咲き始めているのでまだまだ華やかな景色が見られます。

旧古河庭園_バラ園 素材

見頃を迎えたバラ園の様子

園内のスタッフの方によると、今年の「一番花」の見頃はGW明け頃だったそう。見頃を迎えたバラ園は、まるで絵画のような優雅なロケーションです。

旧古河庭園 早朝開園用写真

毎年見頃の時期には早朝開園も行われます!

この時期ならではの華やかな風景は、バラ園の魅力が最も際立つ瞬間。ベストタイミングで訪れれば、洋館とバラが織りなす格別の景色に出会えます。最新の開花状況は「旧古河庭園」のX(旧Twitter)から確認できるため、訪れる際は事前にチェックしておくことをおすすめします!

和の趣を感じる日本庭園でひと休み

心字池 旧古河庭園

華やかなバラが咲き誇る洋風庭園から一歩奥へ進むと、そこには静寂と落ち着きに満ちた日本庭園が広がります。心の字に似せて造られた「心字池」をはじめ大滝、枯滝、灯篭など、細部にまで意匠が凝らされており、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚に。

雪見灯籠 旧古河庭園

この日本庭園は、明治〜大正期の名庭園を数多く手がけた 近代を代表する名庭師・小川治兵衛 によって手がけられたもの。バラ園の華やかさとは対照的に、苔むした石畳や水面に映る木々の緑が心を落ち着かせてくれます。木陰のベンチで一息つけば、都会の喧騒を忘れるひとときに。

茶室 旧古河庭園

洋館とバラの艶やかさ、そして日本庭園の静けさ———。「旧古河庭園」はそのどちらもを一度に味わえる、非常に稀有な空間です。

『春のバラフェスティバル』とは?

旧古河庭園 春のバラフェスティバル 看板

毎年4月下旬~6月下旬の期間で開催される『春のバラフェスティバル』は、旧古河庭園を訪れるなら併せてチェックしたい人気イベント。2025年は4月29日(火・祝)~6月30日(月)で開催されています。およそ100種類200株のバラが見頃を迎えるこの時期は、園内がふわりとバラの香りに包まれ、華やかな色彩とともに五感を楽しませてくれます。

人気のフォトスポット!バラと洋館を一枚に

春のバラフェスティバル フォトスポット用ベンチ

おすすめフォトスポットとして紹介したいのは、バラ園の入り口に置かれた「白いベンチ」。イベント期間中は毎日設置されており、美しいバラと重厚な洋館を背景に記念写真が撮影できます。

気になるお味は?見た目も可愛い「バラのアイス」

ローズガーデンマーケット 陳列

園内で展開されている「ローズガーデンマーケット」では、バラにちなんだ雑貨やスイーツが並んでいます。

バラのアイス パッケージ 接写

バラのアイス スプーン上げ 接写

中にバラの花弁が入っていました!

なかでも注目は、バラの香りが楽しめる「バラのアイス」。淡いピンク色が可愛らしく、口に運ぶとふわっと広がる優しい香りがクセになる美味しさ。ここでしか味わえない特別な一品です!

“推しバラ”を見つけよう!「春バラの人気投票」

春バラの人気投票 投票箱

また、イベント期間中は、園内にあるバラから“推しバラ”に投票できる「春バラの人気投票」も開催中。「これが好き!」と思った一輪を選んで投票できる、毎年恒例の人気企画です。

旧古河庭園 春バラの人気投票2024 結果発表

去年の結果が書かれたチラシが配布されていました!

種類や色、香りなど、それぞれに個性あふれるバラの魅力を改めて感じられるこの企画。ランキングの結果も気になりますが、「自分の推しはどれ?」と考えるだけで楽しくなりますね!

おでかけ前のチェックポイント|アクセス・入園情報ほか

旧古河庭園 入口 看板接写

「旧古河庭園」へのアクセスは、JR京浜東北線「上中里駅」または東京メトロ南北線「西ケ原駅」から徒歩7分。駐車場はないため、公共交通機関を利用するのがおすすめです。

旧古河庭園 チケットカウンター

入口すぐの券売機、キャッシュレスも対応しています!

入園料はとてもお手頃で、一般150円、65歳以上70円。開園時間は9:00~17:00(最終入園16:30)ですが、お昼前後は平日でも多くの来園者が訪れるため、ゆっくり楽しみたい方は開園直後の訪問をおすすめします!

また、園内の維持管理のため、撮影時の三脚・一脚・自撮り棒の使用は禁止されています。文化財としても指定されているため、節度ある鑑賞が求められます。撮影に関する詳細は公式サイトから確認できるため、来園前にチェックしておくと安心です。

2025春のバラフェスティバル
開催期間:4月29日(火・祝)~6月30日(月)
開催場所:旧古河庭園
(東京都北区西ヶ原1-27-39)
営業時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)
入園料:一般 150円/65歳以上 70円

都会の喧騒を忘れ、色とりどりのバラと美しい洋館の景色に心癒やされること間違いなし。非日常が味わえる「旧古河庭園」で優雅なひとときを過ごしてみては?

[Photos by Ray]

PROFILE

Ray ライター

何事にもハマりやすく、好きなことにとことん全力。海鮮が大好きで日本酒と合わせる時間が至福のひととき。趣味は推しを推すこと、野球観戦。行く先で出会う人々との「縁」を大切に日々生きる。

何事にもハマりやすく、好きなことにとことん全力。海鮮が大好きで日本酒と合わせる時間が至福のひととき。趣味は推しを推すこと、野球観戦。行く先で出会う人々との「縁」を大切に日々生きる。

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