「ソチロス」という言葉も聞かれるほど盛り上がった今回のオリンピック。その影響で、日本でもいろいろなロシア料理が紹介されましたが、引き続き話題になっている「ロシア風パンケーキ」を知っていますか?
パンケーキといっても、見た目はクレープのよう。サーモンやキャビア、サワークリームをのせて食事風にしたり、ジャムをつけてデザート風にしたり。現地では「ブリニ(ブリヌイ)」と言って専門のファーストフード店もあるそうですよ。
吉祥寺のロシア・グルジア料理店で絶品ブリニを!
吉祥寺駅に近い「カフェ ロシア」。ここのブリニが、実は絶品なんです。狙い目はランチ。といっても17:00までオーダーOKなので、利用しやすいですよね。
店内の壁はボルシチ色。女性なら、何だかわくわくしてしまう雰囲気です。この日もオープンの11:30には6組12名の女性たちが。12時には満席でした。どうも、ソチの影響か以前より混んでいるように思えます。
ランチは3種類ありますが、ここはもちろん「ブリニセット」を注文!
まずは肉のピロシキが運ばれてきました。ピロシキというと揚げパン風のイメージがある人も多いと思いますが、ここではオーブンで焼いています。
熱々焼きたての生地は見た目よりさっくりやわらかく食べやすい! 薄味なのでペロリといけちゃいます。
次はビーツ(サトウダイコンの変種)独特の赤い色が魅惑的なボルシチ。日本ではトマトで代用する店もありますが、味わいは全く別物。ビーツを使ったボルシチは、さらっとあっさり。体に染みわたる優しいおいしさなんです。ロシア人じゃなくても恋しくなる味。
そしてきました! ブリニです!
生地の上には、サーモンとピクルス、グリーンリーフ、オニオン、サワークリームがのっています。
きれいに食べるのがちょっと難しいのですが、生地で具を包み、一口大に切っていただきます。オニオンとピクルスが絶妙なアクセント。サワークリームもいい仕事をしてくれています! これまでの2品に比べて、見た目のよりお腹にたまります。
デザートは、ふんわりしっとりのりんごのケーキ。りんごのサクサク感と、ほの甘いクリームがこれまたおいしい。うーん大満足!!
飲み物を追加するなら、パラジャム付きのロシア紅茶(450円)がおすすめです。
帰りにレジでロシアチョコ(1つ100円)が可愛かったので衝動買い。リス柄はナッツクリーム、クマ柄はウエハース入りでした。味は・・・すみません、正直次は買わないと思います。お土産にするなら、ピロシキやバラジャムがいいと思います。
春が近いといっても、まだまだ寒い日が続きます。雪国ロシアの料理は、体を温めてくれるとっておきのごちそうになりますよ。
[All Photos by Aya Yamaguchi>]