日本全国でアイスクリーム大好き市民と言えば、石川県金沢市の人々。総務省の家計調査によると、平成23~25年の平均1世帯あたりのアイスクリームに対する年間支出額が、金沢市は全国で1位です。そんな地で、絶大な人気を誇るジェラート店があるという噂を聞いたので、さっそく行ってみることに。アイスクリーム大好き市民から大人気のジェラートとはどんなものなのか、調べてきました!
話題のお店は、金沢市のお隣、野々市市(ののいちし)にある『マルガージェラート』。
じつはここ、能登に本店を構える、元酪農家が作る手作りジェラート店として金沢では有名だとか。お店を開く以前は、能登町で30数年間酪農をしていたそうですが、牛乳を利用して価値のある商品をたくさんの人に提供したいと考えた末、試行錯誤や研究を重ね、現在のマルガージェラートをオープン。
だからレシピにもこだわりがたっぷりです。搾りたて生乳100%を使用し、低脂肪、無添加。また、乳牛の飼料となる牧草も、栽培過程での農薬の使用は一切ないそう。
お店には、そんなこだわりのジェラートが種類豊富に並びます。
ショーケースから見る様子は、飾りもきれいで華やか。
一番のウリは「グランピスタチオ」のジェラート。なんと、今年ローマで行われたジェラート世界大会ピスタチオ部門で10位入賞を果たしたジェラートだそう。ジェラートの本場、イタリアでも認められた逸品、さっそくオーダーしてみました!
「グランピスタチオ&金沢スイカ 540円」(※通常ダブルフレーバーは440円、ピスタチオのみ100円プラス)
ピスタチオは厳選した素材を自家製法でローストしペーストにしているそう。まろやかなナッツの風味が口いっぱいに広がります。 金沢スイカはスイカそのままの味が凝縮されており、フルーツフレーバー好きにはたまらない一品です。
「グランショコラビター&ブルーベリーチーズのアイスクレープ 500円」
グランショコラビター、これは上品な口当たりの大人のジェラートです。ブルーベリーチーズは、コクがありながらもさっぱりした後味。クレープに入っている生クリームも上質で、甘すぎないのが嬉しいところです。
お店の中にはテーブル席があり、ゆっくりとジェラートを楽しむ人を多く見かけました。
持ち帰り用のアイスカップも販売しており、こちらからお取り寄せでもできます。お値段は6個セット 3,400円〜(※配送料、専用保冷箱代、ドライアイス代含む)。
季節によって変わるフルーツフレーバーには、地場産の新鮮な無添加野菜や果物を使用しており、地産地消の心がけが伝わってきますね。
金沢市民イチオシのジェラート、予想以上に舌をうならせるナチュラルな味わいの絶品ジェラートでした!できれば作りたてのジェラートをお店で味わってほしい、と思える一品です。
[All photo by Loco Yoneda]