気のおける友人と心ゆくままお喋りをした時、仕事での重大なプロジェクトが成功したときなど、人が幸せを感じるシチュエーションはさまざまです。
科学的に見てみると、幸せを構成するのは外的要因が50%、内的要因が50%だそうです。つまり、周囲の状況を変えることはできなくても、自分の心がけ次第でハッピーな気分になれるということ。では、どうすれば幸せになれるのでしょうか?
「幸せ」を多方面から科学的に捉えたインフォグラフィクス「The Science of Happiness」より、幸せについて見ていきましょう。
「幸せ」がもたらす健康効果
いつも元気ハツラツとしている同僚は、あまり会社を病欠しないかも? これには根拠がありました。幸せな人は「循環器系の病気になりにくい」「免疫力が高い」「自然治癒力が高い」「健康的な生活をしている場合が多い」「長生き」ということが分かっています。
世界で一番幸せを感じているのは、どこの国?
1位/デンマーク
2位/ノルウェー
3位/スイス
4位/オランダ
5位/スウェーデン
北欧諸国が多くランクインしていますね。「人口1人当たりのGDP」「社会における自由度」「寛大さ」「寿命」が、国レベルでの幸福度を図る基準だそうです。
ではさっそく北欧へ引っ越そう!というのも無謀な話なので、個人レベルでできる「幸せ」への心がけを考えてみましょう。
今日からできる! 幸せへの近道
いつも笑顔の友人の周りには、幸せな環境がありませんか? 「周囲の人々とよい関係を築く努力をする」「新しい経験をする」「手助けをする」「現状に感謝する」などの心がけが大切です。
現状に感謝する、というのは簡単なようでなかなか難しいことのひとつ。他人の生活を羨んだり、いつも完璧を目指していては幸せが遠のいてしまいますよ。
逆境を経験した人ほど、幸せになれる
よく、温室育ちの人は打たれ弱いと言うけれど、これにも根拠があった模様です。辛い経験をした人は、そうでない人に比べて「自分自身をより深く理解できる」「忍耐力がつく」「ストレスをうまく対処できるようになる」「将来を楽観的に見据えられる」スキルが身に付くそうです。
逆境も大きな視点で考えれば、幸せになるための一歩ということでしょうか。
少しの工夫で、人の心は豊かに、幸せに
忙しない日々を過ごしていると、ふと忘れがちな「幸せ」という感情。通勤途中のルートを変えて新鮮な景色を眺めたり、 お天気に恵まれた休日には公園でピクニックをしてみたり、温かく見守ってくれる上司に感謝の気持ちを伝えてみたり。
特にお金をかけなくても、日常生活に少しの工夫を加えるだけで小さな幸せを感じる方法はいくらでもあります。でも、少しお財布に余裕があるなら、たまには旅に出て非日常の空間を味わうのも良いですね。
みなさんは、どんな方法で幸せを目指しますか?