グローバル化のおかげで、以前に比べて距離のある場所への移動が随分と容易になりましたよね。しかし旅行をする目的や行き先には国民性や、国の地理的な位置などが深く影響しているようです。
今回は、経済・ビジネス調査会社Timetricが発表したデータを元に、国別の旅行に関する傾向を探ってみました。いったい、世界で一番旅好きな国民はどこの国なのでしょうか?
天気と旅の関連性
このランキングからも分かるように、旅行好きランキングのトップ6に北欧諸国4カ国がランクインしています。英国のタブロイド誌Daily Mailではこれについて、「この理由の背景には経済的な余裕だけでなく、冬の長い北欧諸国のお天気事情が大きく関連している」と報じています。
ヨーロッパ人は日焼けが大好きです。日焼けがバカンスを楽しんだ象徴といったような考え方がありますので、日光浴は彼らにとって心身共にハッピーに過ごすために欠かせないものなのでしょうね。
またヨーロッパでは、ヨーロッパ内を走る格安エアラインが急増しているため、海外旅行も非常にリーズナブルに楽しむ事ができます。夏になると、北欧諸国から南ヨーロッパ行きのフライトはぐんと増え、ギリシャやスペインの島では「北欧諸国の人のためのリゾート地」なんて皮肉な呼び方をしている人もいます。
アメリカ人は国内旅行を好む・・?!
このランキングによるとアメリカ人は2位にランクインしていますが、多くのアメリカ人は国内旅行を好むとこの記事では述べられています。
これはおそらく、アメリカ自体が壮大な国である事から移動が容易ではない事実が関わっているような気がします。国内でも時差が存在する国ですから、ヨーロッパの人の「海外旅行」の感覚とは大きく異なった感覚を持っていそうですね。また、国内でも文化が大きく異なるアメリカですから、国内にいて海外旅行をしているような気分になるのかもしれませんね。
気になる日本は・・?!
日本は15位前後にランクインしました。
日本人も旅行好きで知られているように感じますが、ヨーロッパ諸国の多くが上位にランクインした理由には、地理的な条件だけでなく有給休暇の取りやすい環境が整っている事も関係しているように思います。
最近日本でも、有給休暇を積極的に取る動きが出てきましたよね。やはり仕事から離れて心身共にリラックスさせる事は非常に大切だと思います。アジアでも格安エアラインの増加など、海外旅行が以前に比べて容易くなってきました。今後、我々の旅スタイルも大きく変化していきそうですね!
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