空港での大好きな人とのお別れ。皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。KLMオランダ航空が、「寂しい気持ちで機内に搭乗する乗客を少しでも元気づけたい!」という想いで始めた、「Cover Greetings」というフライトサービスが話題を呼んでいます。
どのようなサービスかと言うと・・・
大切な人と離れ、機内に搭乗した女性。
座席シートをよく見てみると、何やらメッセージが書かれた紙が貼り付けられています。
すると、女性は自分の座席シートにも紙が貼られていることに気がつきます。
女性がメッセージを手に取って見てみると・・・
そこには大切な人からのメッセージが書かれていました。
空港で大切な人と別れを惜しみつつ飛行機に搭乗した彼女にとっては、大きな喜びのサプライズとなりました。
「Cover Greetings」、なんとも心温まるフライトサービスですね!
大奮闘!「Cover Greetings」の裏側
気になるのはこのサービスの裏舞台。
「Cover Greetings」の裏側はどうなっているのでしょうか。
大好きな人との最後の別れを惜しむ乗客。
そんな様子をKLMのスタッフは遠くから見守っています。
KLMのスタッフは、その乗客が出国した事を確認し、彼らを見送りに来ていた家族や友人に声をかけ、事情を説明しメッセージを書いてもらいます。
この老夫婦は大好きな孫に宛てたメッセージを書いているようです。「また会えるからね。」そんな気持ちを込めて。
乗客宛てのメッセージをスタッフが受けとった後、搭乗前に全ての準備が終わるよう、空港内を急いで移動します。
移動中も、どの乗客がどこに座るか座席を確認しながらミスのないよう作業を進めていきます。
搭乗までに間に合うよう、最後は猛ダッシュ!
そして、無事にセット完了です。
大切な人を思う家族、友人の気持ち、そしてまた、お客さんを少しでも喜ばせたいというKLMのスタッフの気持ちが一つとなった「Cover Greetings」。別れに「慣れ」などないけれど、きっとこのメッセージカードはくじけそうになった時、大きな勇気を与えてくれる宝物になることでしょう。
ビデオは感動が伝わってきて、思わず涙がこぼれそうになりました。
[All photo by Youtube/Schiphol & KLM: Cover Greetings]
[KLMオランダ航空]
[Dail Maiyl]