場所を取る上、色んな小物が必要でお手入れも大変というイメージの付きまとう神棚。さらに、「実家にはあるけれど、あのデザインじゃ今のアパートには合わないしなぁ」なんて思っていませんか?今日は、そんなイメージを覆すお洒落な神棚をご紹介します。
常識を覆すデザインの数々
従来の神棚と言うと、まさに小型神社のような形をしたお社に、お供え物のためのお皿、お神酒壺、丸い月のような形をしたご神鏡、そして榊(さかき)を連想する方が多いことでしょう。そして付きまとう「とにかく大変そう・・・」というイメージ。
そんな神棚に革新をもたらしたのが、こちらの「モダン神棚」です。よく見る大きさのお札はきちんと収まるのに、インテリアにすっきり馴染むデザインが特徴です。国産ヒノキを使用しているため、香りも楽しめるそう。
モチーフは伊勢神宮。お洒落なのに、神棚としての機能性と目的を損なわず、現代のライフスタイルにしっかりマッチします。自立するため、壁に掛ける必要もありません。これなら、壁に穴を開けられない賃貸アパートでも安心です。
こちらは、従来の神棚の持つナチュラルさをより意識したデザイン。お札を収めるのは、榊の後ろに隠されたスペース。お塩やお水をお供えするためのスペースもあるため、デザイン性を大切にしながらも、きちんとお祈りをすることができますね。
知ってる?神棚の祀り方
こんな素敵な神棚なら飾ってみたい!と思ったら、神棚の祀り方の基本をおさらいしましょう。
まず、大切なのは神棚を取り付ける場所。日当たりと風通しがよく、神棚が南または東を向く場所が理想的です。また、神様の上を人が通ることのないよう、最上階に取り付けるのが良いとされますが、アパートの場合は、神棚の上に「雲」と書いた紙を貼り、神棚の上は空であることを示します。
1:服装を整え、深いお辞儀を2度します。
2:2回手をたたき、お願い事を唱えましょう。
3:最後は1度深いお辞儀をし、神様へのご挨拶とお願いを終えます。
神棚に納めるお札は、年に1度、新年が近づいた頃交換するのが良いとされています。古いお札は、神社で新しいお札を頂く際に持参し、お焚きあげをお願いしましょう。
神棚は、家内安全や繁栄をもたらすと同時に、忙しい生活を送る私たちの心に平和をもたらす存在でもあります。2015年は、モダン神棚のある生活を送ってみるのも良いかも知れません。
[Photos by moconoco & GOOD DESIGN AWARD & 神棚ラボ モダン神棚専門店]
[神道へのいざない]