もみじ饅頭と聞くと、ああ、あの定番のお饅頭ねとお思いの方も多いでしょう。ところがどっこい、もみじ饅頭は進化しているのです。
揚げもみじ (紅葉堂)
広島の宮島を訪れた人は皆食べている、「揚げもみじ」。今や、食べ歩きの定番になっています。外国人旅行客にも、大人気!
もみじ饅頭を天ぷらにしたもの。サクサクの衣で、中のお饅頭はアツアツ。注文後に揚げてくれるので、中からあんこやチーズがとろーり。種類は、あんこ、クリーム、チーズで各180円(2015年4月末現在)です。
アレンジバージョン「揚げもみソフト」(写真左)登場。抹茶のソフトクリーム「和風揚げもみソフト」も、大人気。これこそ、日本のハイブリッド・スイーツですね。
[紅葉堂]
吟醸チョコもみじ (やまだ屋)
“広島の酒 千福”とのコラボ商品。 もみじ饅頭の中に、吟醸酒を練り込んだチョコレートクリーム。
ほんのりお酒の香りがする、大人のもみじ饅頭。
生もみじ (にしき堂)
カステラ生地の代わりに、お餅で作られたもみじ饅頭。もっちりした食感が好評。
こしあん、粒あん、抹茶の三種類。
秋限定 もんぶらんもみじ (坂本菓子舗)
「もんぶらん」もみじは、口コミで大ヒットした商品。販売時期には行列ができます。手焼きのもみじ饅頭の中に、モンブランのクリームが!
(C)坂本菓子舗
冬限定 雪もみじ (おきな堂)
「雪もみじ」は冬の宮島を真っ白に彩る雪、そして寒い冬にホッと温まる「ぜんざい」をイメージして考案。お餅と、甘さ控えめの粒あん入り。ネーミングの美しさに惹かれますね。
(C)おきな堂
進化し続ける、もみじ饅頭
ミルク餡の白もみじ、いちご餡の朱もみじ、広島産のレモンやみかんを使ったフルーツ系、チョコ系、チーズ、クリーム、抹茶、栗と様々なバージョンが。まだまだ進化しそうです。
「やまだ屋」のラインナップより。
どのもみじ饅頭にも、工夫と創意が感じられますね。洋風のハイブリッド・スイーツばかりに目がいってしまい勝ちですが、和菓子だって進化し続けているのです。外国人が大好きな抹茶アイスも、日本が誇れるハイブリッド・スイーツですよ。