【話のネタ】マイナーでちょっと意外な「世界一」まとめ

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 22nd, 2015

世界一高い山はエベレスト、世界で最も大きい国はロシアなど、誰でも知っている世界一はいろいろとありますが、逆にちょっとマイナーで「そんなの誰も知らないよ」とツッコミを入れたくなるような世界一もいろいろとありますよね?

深さ2,197mの洞窟に体長34mのクジラ!ちょっと意外な世界No.1特集

そこで今回は、日本でも大ヒットした絵本「MAPS 新・世界図絵」(徳間書店)などさまざまな資料を参考に、ちょっとマイナーな驚きの世界一をまとめてみました。

1:生物編

深さ2,197mの洞窟に体長34mのクジラ!ちょっと意外な世界No.1特集

最初に紹介する世界一は、動物や植物など生き物に関する世界一になります。今回は大きさに関して世界一の生物を紹介しますが、例えば、

・世界最大の哺乳(ほにゅう)類・・・シロナガスクジラ(34mほど)
・世界最大の貝・・・オオシャコガイ(1.5mほど)
・世界一高く伸びる樹木・・・セコイア(100mほど)

などが挙げられます。34mのクジラなら、学校にある24mのプールに浮かべようと思ってもはみ出してしまうほど。10階建てビルの高さと同じくらいです。

1.5mの貝はまるでソファ。もしかすると人魚はオオシャコガイに腰掛けていたのかもしれませんね。高さ100mの樹木はビルの高さで言えば30階程度。驚きです。
 
ちなみにシロナガスクジラは地球上の海を自由に泳ぎ回っているそう。オオシャコガイは主に熱帯の海に生息し、矛盾するようですが“小さい“オオシャコガイが沖縄でも見られるとか。セコイアはアメリカ西海岸で見られます。

2:自然編

深さ2,197mの洞窟に体長34mのクジラ!ちょっと意外な世界No.1特集

次は自然界の世界一です。この手の世界一は高さNo.1、長さNo.1などいろいろとありますが、今回はあえてマイナス方向への世界一をまとめます。例えば、

・地球上で最も海抜が低い土地・・・死海(海抜-418m)
・世界で最も深い湖・・・バイカル湖(-1,620m)
・世界で最も深い洞窟・・・クルーベラ洞窟(-2,197m)

という感じ。どれも深過ぎて想像力が追い付きませんよね。死海とはプカプカ浮かべる例の湖ですが、地球上で最も低い地表に存在していたのですね。

ちなみにロシアのバイカル湖は世界一透明度が高い湖。ジョージアのクルーベラ洞窟はまだ深い場所があると考えられているとか・・・。500円玉を思わず落としてしまったら、残念ですが拾いには行けません。

3:人間が作った物編

深さ2,197mの洞窟に体長34mのクジラ!ちょっと意外な世界No.1特集

最後は人間が作った建物などの世界一を見ていきます。できるだけマイナーな世界一をまとめてみましたが、

・世界一長いハイキングコース・・・アパラチア自然歩道(3,500km)
・世界最大の大仏・・・楽山大仙(高さ71m)

といった世界一が存在します。米国の東部、カナダとの国境近くにあるアパラチア自然歩道の長さは3,500km。国土地理院によると北海道から沖縄の最短距離が2,243kmですから、恐ろしいほど長いハイキングコースです。

高さ71mの楽山大仙は中国の観光名所。奈良の大仏は蓮華座の高さを加えても約20mですから、そのサイズは3.5倍ほどです。大きければいいという話ではありませんが、大きいとやはり圧倒されてしまいますよね。

以上、ちょっとレアな世界一をまとめましたが、いかがでしたか? ちなみに世界一の山、エベレストに世界で最初に登った“女性”は日本人の田部井淳子さん。日本人として誇りに思いたいですね。

[MAPS 新・世界地図]
[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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