冬が似合う旅行先ってありますよね。吐く息の白さ。頬を撫でるひんやりとした空気。雪を踏みしめる音。
冬が似合う町、金沢へ出かけましょう。
雪の兼六園
日本の三大名園の「兼六園」は、しっとりとした城下町の風情を残す庭園。筆者は冬が最高、と信じて疑いません。
兼六園の雪吊り
冬の風物詩「雪吊り」。樹木を雪から守るための先人の知恵。円錐状に縄を張った姿は、クリスマスツリーのよう。冬だからこそ見られる、雅で繊細な芸術品。
年末年始には無料開放
12月31日から1月3日は無料で入園でき、大晦日と元旦は夜間も開園しています。雪が降ったら、ラッキーですね。
[兼六園]
情緒をもたらす浅野川
金沢の持つしっとりとした情緒は、浅野川がもたらすものだと思います。浅野川の水面を泳ぐ加賀友禅の「友禅流し」は、今では見ることが貴重になってしまった冬の風物詩のひとつ。ゆったりした静かな流れの浅野川は「おんな川」、川幅が広く流れが早い犀川は「おとこ川」と呼ばれ、城下町金沢を挟み寄り添って流れています。
大人の雰囲気に憧れる茶屋街
加賀藩公認の「ひがし茶屋街」は最も規模が大きく、伝統的建造物群保存地区に指定。芸妓さんの在籍数が一番多い「にし茶屋街」、紅殻格子と石畳の路地が印象的な「主計町茶屋街」の3つの茶屋街があります。
茶屋街のカフェや雑貨屋さんで一休みしましょう。
俵屋 じろ飴
金沢のお土産といえば、やさしい甘さの「じろ飴」が思い浮かびます。足を運びたい本店は、金沢市指定保存建造物。
[飴の俵屋 じろ飴]
治部煮
金沢の郷土料理「治部煮」で温まりましょう。
近江町市場で海鮮丼を食す
金沢の台所「近江市場」で、日本海の新鮮な魚介を堪能。冬こそ魚介類のベストシーズン。
写真はイメージです
冬のカニ
冬の金沢のグルメといえば、11月6日から解禁の蟹。石川県で水揚げされるカニを「加能ガニ」といい、雄をズワイガニ、雌を香箱(こうばこ)ガニと呼びます。お刺身も良いですが、焼くことで甘みが増す「焼きガニ」も美味。
雪化粧した町、そして冬の最強グルメ。静かで穏やかで、秘めた強さを持つ金沢に惹かれます。
金沢のお土産は、下記記事を参考にしてくださいね。