大人気の観光都市、金沢市を抱える石川県には、おいしい銘菓がたくさんあります。北陸のみならず、全国的にも有名なスイーツがいくつもありますが、逆に多すぎて何を選んでいいのかわからない面も・・・。
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そこで今回は北陸在住の筆者が、石川県を代表するおすすめの銘菓を3つ厳選したいと思います。歴史と実績があり、かつ美味しいという銘菓を紹介しますので、ぜひともチェックしてみてください。
福梅
最初に紹介する銘菓は『福梅』。簡単に言えば梅の花の形をしたもなかですね。石川県民の正月に欠かせない縁起のいい和菓子です。ちなみに「正月に食べる和菓子と聞きましたが、正月以外に食べても大丈夫ですか?」とお店の人に聞いてみたところ、「別にいつ食べてもいいのですよ」と優しく教えてくれました。
封を開けると、中には紅白の梅の花をかたどったもなかが入っています。商品によっては表面に粉砂糖が振りかけられている場合も。
硬めのあんもしっかりとした食べごたえがあって、いい感じです。ブラックコーヒーにも合いますよ。
[高砂屋]
わり氷
次のおすすめお菓子は『わり氷』。見た目にクールでありながら、寒天でできているために、口に入れるととろりと柔らかく溶ける食感がたまりません。
一見するとあめのようにも見えますが、あめではありません。甘味は控えめ。次から次へと口に入れても飽きません。
デスクワークをしているときなどに小皿に入れて机に置いておくと、オフィスで「なにこれ、おしゃれ!」と周りから褒められてしまうかも。金沢駅のお土産売り場などで普通に手に入ります。
あんころ
最後はあんころもち。いろいろなブランドから出ていますが、地元民に愛されている定番は『圓八』のあんころですね。あんころとは、こしあんの中に一口大のもちが隠されているお菓子。竹の皮の包みを解くと、竹の香りもするのでいい感じです。
緑茶はもちろん、ブラックコーヒーに合わせてもばっちり。『圓八』のあんころは甘さが絶妙に控えられていますので、飽きないのですよね。
金沢駅の構内にあるコンビニエンスストアには『圓八』のあんころが平積みで置いてあります。菓子パンを買うような感覚で2個、3個と行き交う人が手に取っていく人気商品。
[圓八]
その他にも『長生殿』『じろあめ』など、有名銘菓はいろいろ。石川県の能登出身で世界的に有名なパティシエ・辻口博啓のスイーツなど、現代的なお菓子もたくさんありますよ。
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