フランスのパリ郊外にある、ディズニーランド・パリ(以下、DLP)。2016年3月に筆者が経験した、DLPを楽しむための6つのコツをお伝えします!
1:ディズニーランド・パークとウォルトディズニー・スタジオの違い
東京ディズニーリゾートが「ディズニーランド」と「ディズニーシー」に分かれているように、DLPにも大きく二つのエリアに分かれています。それぞれの特徴は、ざっくり言うと以下のようになります。
・「ウォルトディズニー・スタジオ」・・・映画というコンセプトに焦点をあわせた場所。撮影スタジオにいるような雰囲気で、映画の中に迷い込んだ気分になれる。
事前に行きたいアトラクションを公式ホームページでチェックして効率よく回れば1日で両エリアとも訪れることが可能かもしれませんが、やはりおすすめは2日間かけるコース。「それでも、1日しかディズニーランドにいられない!」という方のために、裏ワザをご紹介したいと思います。
2:至れりつくせり、ディズニーランド系列ホテルへの宿泊
それはずばり、ディズニーランド・パリが運営するホテルに宿泊すること。
現在7つあるディズニー・ホテルに宿泊すると、通常午前10時開演のディズニーランドに8時から入場できるのです。これは「エキストラ・マジック・アワー」(Extra Magic Hours)と呼ばれていて、追加料金はかかりません。朝10時まではオープンしていないアトラクションも多いですが、人の少ない園内をすいすい歩いて撮影してまわれる快感はたまりません!そしてオープンしていなくても、人気のアトラクションに早めに並び始めるということも大丈夫(ただしファストパス発券は10時以降)。オープンと同時に乗れたら気持ちいいでしょうね!オープンしているアトラクションは、公式ホームページから確認できます。
そしてこのホテル宿泊者に対しては、人気のレストランをホテル・コンシェルジュが予約してくれるサービスもあります。後述する大人気レストラン「ビストロ・シェ・レミー」(Bistrot Chez Rémy)も待たずに入店できるという嬉しいオプション付きなのです。
※年間パスポート(DreamまたはFantasy)を持っている人もエキストラ・マジックアワーに入場できますが、このパスポートを作るための窓口手続きで30分から1時間かかるそうなので、1日しか訪れない場合は意味がないかもしれません。
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3:パリでしか楽しめないアトラクション
そしてせっかくなので、このパリでしか楽しめないアトラクションは押さえておきたいですね。まず何と言ってもイチオシは、2014年7月にオープンした「レミーのおいしいレストラン:ザ・アドベンチャー」(Ratatouille: The Adventure)。
映画「レミーのおいしいレストラン」をモチーフにしたアトラクションで、3Dグラスをかけてネズミ型ライド(レミーまたはエミール)に乗り込みます。そしてネズミと同じ大きさになってレストラン「グストー」のキッチンをかけ回る大冒険を体験! その全貌は、ディズニーランド・パリ公式アカウントが掲載している動画から疑似体験できます。
確かにこの通りなのですが、追いかけられるハラハラ感は、なかなか伝わりにくいですね。実物は、オーブンの熱さやシャンパンの飛沫なども体感でき、周囲の子どもたちが大興奮していました。
映画「アルマゲドン」を疑似体験できる「アルマゲドン:スペシャル・エフェクト」(Armageddon: Les Effets Speciaux)も、ここにしかないアトラクション。ゲストは、映画「アルマゲドン」の撮影に出演者として参加するという設定でスタジオ入りし、宇宙ステーションが爆発するパニックシーンを体験できます。この炎や爆発の特殊効果は、一見の価値ありです!
パビリオンの外に展示されている掘削機アルマジロは、今にも動き出しそうな再現度でした。
それぞれのエリアのアトラクションは、公式ホームページから確認できます。
・「ディズニーランド・パーク」のアトラクション一覧
・「ウォルトディズニースタジオ」のアトラクション一覧
4:映画の中に迷い込めるレストラン
せっかく夢の国に遊びに行くのだから、ランチの場所にもこだわりたいところです。前述の「レミーのおいしいレストラン:ザ・アドベンチャー」と併設されている「ビストロ・シェ・レミー」は、まさしく夢のレストラン!
屋根の上には、映画でおなじみグストー氏の看板もあります。今にも動き出しそうですね!
ドアをあければ、そこはもう映画の世界。けれど人気店だけあり、予約なしでランチタイムの食事は難しいかもしれません。電話での予約(英語またはフランス語)なら2か月前から受け付けてくれますが、当日の朝に直接店舗やインフォメーションセンターに行っても予約を入れられるそうです。ただし都合の良い時間に入れるかどうかは運次第となってしまいますが。前述のように直営ホテルに宿泊されているなら、ホテルのコンシェルジュが予約を代行してくれます。
店内は、レミーたちネズミの目線を楽しめる構造になっています。
ソファー席の仕切りは大きなお皿。
そして座席は、シャンパンやスパークリングワインのコルクを押さえているワイヤーの王冠がモチーフ。見ているだけでワクワクする遊び心が満載です!
インテリアだけではなく、食事の味も素晴らしい内容です(アラカルトはなくコースのみ)。
上の画像は、「エミール・コース」(39.99ユーロ)の内容。これに前菜としてサラダが付きました。
こちらは、11歳までの子ども用メニュー(16.99ユーロ)。焼き鳥みたいですね! このレストランのコースには、すべてラタトゥイユが付いてくるのが特徴。映画の世界観を徹底的に追及していて感心します。
子どものデザートには、イチゴソースでレミーの絵も描いてくれました。働いている方々もサービス精神にあふれていて、とても居心地の良いレストランです。
コース料理を食べるほどお腹が空いていない時は、カフェやピッツェアもおすすめ。パーク内の映画「わんわん物語」をテーマとした「ピッツェリア・ベラ・ノッテ」(Pizzeria Bella Notte)では、子ども用に可愛いミッキーマウス型のピザもあります。
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5:一年中気が抜けないお天気対策と、お助けアトラクション
パリの緯度は日本の札幌よりも北なので、夏でも朝晩は肌寒く感じることことがあります。突然の雨対策と兼ねて、フード付きの防水パーカーなどをバッグに忍ばせておくことをおすすめします。筆者が訪れた2016年3月上旬の日は、午前中晴れていたにもかかわらず午後に突然雪が降りました。
DLPは屋内アトラクションも多く、そういう突然の悪天候の雨宿りの場所にもそれほど苦労はしないと思います。
例えば、「不思議の国のアリス」がテーマのティーカップ(Mad Hatter’s Tea Cups)も大きな屋根の下なので、雨に濡れる心配はありません。
他にも筆者の個人的なおすすめ雨宿りスポットは、ウォルトディズニースタジオ内の「ディズニー・アニメーション」(Art of Disney Animation)。
ディズニー映画の上映があったり、子ども向けのお絵かき教室も開催されています。
教室ではなく、個人的に楽しめるトレースコーナーもあります。
トレースした絵を回転させると、パラパラ漫画やアニメーションのように動いて見えるのです。子ども向けかと思いきや、意外と大人もはまる楽しさですよ。
6:旅の思い出を持ち帰ろう!お土産いろいろ
せっかくなので、お土産も「DLPらしい」ものにこだわりたいですね。DLPの目玉アトラクションにちなんだこんなお土産はいかがでしょう。
「レミーのおいしいレストラン」にちなんで、シェフ帽(24.99ユーロ)や・・・。
レミーのロゴ入りトートバッグ。
はたまた、スナック菓子(9.99ユーロ)などなど。
スターウォーズに関するアイテムもたくさんあります。上の画像のダースベーダー・ボウルは9.99ユーロ、ヨーダ・マグは14.99ユーロでした。
職場などのばらまき用には、こんなお菓子はいかがでしょうか。
ミッキーのショートブレッド・クッキー。1.99ユーロ。
1缶1ユーロの、ラムネ。7缶セットもありましたが、セット割引はなかったのでばら売りでも単価は同じでした。
中身は、こういう色でした。缶を小物入れなどに再利用できるので、ふとした時に思い出にひたれそうです。
以上の情報はすべて2016年3月現在の内容ですので、最新情報はぜひ公式ホームページをご参照ください。 ※2016年3月現在1ユーロ=126.9円