レストランの見慣れないカタカナ表記のメニューには、困惑することもしばしば。みなさんは「パタタス・ブラバス」や「クルード」がどんなお料理なのか、想像がつきますか? 耳慣れない異国の料理名に困惑するのは、どうやら海外の人たちも同じようです。
米レストラン予約サービス「OpenTable」に掲載されている、外国人が困惑する世界の料理および食材名トップ25をご紹介します。
日本料理・食材が3つもランクイン!
「OpenTable」のHP上では、耳慣れない料理名や食材名をアルファベット順に解説しており、ユーザーの検索数トップ25には、なんと日本料理と食材が3つもランクインしています。
「Okonomiyaki」「Yuzu」「Shiso」ということで、海外でも寿司やラーメンが定着した今、外国人の日本食に対する興味もシフトしている様子が分かりますね。特に柚子は海外の人から見るとエキゾチックな魅力があるようで、海外のレストランやカフェでは柚子を料理やスイーツにのアクセントとして取り入れるところが増えています。
いくつ知ってる? 耳慣れない料理&食材トップ20
検索数の多い料理・食材トップ25をご紹介します。まずは、おそらく多くの方が知っているであろう料理・食材名から。
Okonomiyaki(オコノミヤキ)、Gochujang(コチュジャン)、Yuzu(ユズ)、Bibimbap(ビビンバ)、Shiso(シソ)、Terrine(テリーヌ)。
続いては、残りの料理や食材がどのようなものか、写真と解説付きでお伝えしましょう。
Piri piri(ピリピリ)・・・ポルトガル生まれのチリソース。
Gougere(ゴージェー)・・・フランスのグリュイエールチーズ入りの塩味シュー。
Guanciale(グアンチャーレ)・・・イタリアの豚のほほ肉の塩漬け。
En brodo(エン・ブロードー)・・・主に牛肉、または野菜のストック。イタリア語で「出汁」の意味。
Ballotine(バルティーン)・・・筒型をした肉の詰め物。
Harissa(ハリッサ)・・・北アフリカで広く食べられている唐辛子ベースのペースト。
Patatas bravas(パタタス・ブラバス)・・・揚げ焼きにしたジャガイモにピリ辛ソースをかけたスペイン料理。
Meuniere(ムニエル)・・・焼いた食材に焦がしバターとパセリ、レモンのソースを添えたフランス料理。
En papillote(アン・パピヨット)・・・食材をクッキングシートなどで包んで焼き上げるフランスの調理法。
A la plancha(ア・ラ・プランチャ)・・・食材を鉄板で焼き上げる調理法。海外では「Teppanyaki(店パン焼き)」と翻訳されることも。
Lardo(ラルド)・・・イタリア生まれの豚の背脂の塩漬け。
Romesco(ロメスコ)・・・レッドパプリカにニンニクやナッツを入れて攪拌した、スペインのソース。
Amuse bouche(アミューズ・ブッシュ)・・・フレンチのレストランで供される、一口サイズのおつまみのこと。日本料理でいうところの「先付」。
Prime(プリミ)・・・イタリアンの前菜の後に供される一皿目の料理。主にパスタやリゾットなど。
Pavlova(パブロバ)・・・サクサクしたメレンゲをケーキに仕立てたオセアニアのデザート。
Crudo(クルード)・・・主に生の魚介類を柑橘系果物とオイルなどで味つけした料理。
Croustade(クルースタード)・・・フィリングを詰めたフレンチスタイルのパイ。
Semifreddo(セミフレッド)・・・アイスケーキのようなイタリアの氷菓。
それにしても世界は広い! さまざまな料理や食材があることが分かります。どれも興味津々だけれど、個人的には白身魚に合いそうな「ロメスコ」が気になるので、次回スペインへ行った際にトライしてみようと思います!
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