花の都パリ。パリはロマンチックで美しい都市、そんなイメージを抱いてやってくる人は多いと思います。しかし、パリにやってくる日本人が「パリシンドローム」という鬱病に近い状態に陥るように、作られたイメージと現実のギャップに悩む人も少なくはありません。
実際に、フランスのどのような現実に落差を感じるのでしょうか。在住者が教えるフランスで驚く5つのこと、日仏の文化のギャップを紹介したいと思います。
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あまりにも街が汚い
写真に映るパリの街はうっとりと美しいのですが、実際パリを歩いていて、あまりにゴミや犬の糞が多く驚きます。タバコの吸い殻、ジュースのペットボトル、スーパーのレジ袋なども道端に捨ててあるのをよくみかけます。特にパリのゴミ問題は地方都市よりも深刻です。
行政機関が書類を紛失!?
フランスに住んでみて誰もがフランスの行政機関の不正確さを経験します。とりわけ滞在許可証の更新の際にフランスの行政機関の対応には驚かされることが多いように思われます。例えば、リストに書いてない書類をいきなりもってくるように言われたり、滞在許可証のために書類を提出したにも関わらず、なくしたからまた持ってきてくれと言われたなどという極端なケースも。日本の行政機関との違いに戸惑う日本人は多いのです。
遅刻が礼儀?
日本だと待ち合わせで遅刻するのはあまりいいようには捉えられませんね。しかしフランスでは、待ち合わせ時間より前に着いて待っていることはほとんどありません。15分ぐらいの遅刻は当たり前。また誰かのお家にお呼ばれした時も15分くらいは遅刻していくことが礼儀なのだとか。時間通りに着いては準備を終えてないだろうから、急がせないためにあえて遅刻していくのだとか。フランスでは遅刻することが気遣いだったりもするのです。日本でも、訪問は5分後くらいに到着するのがマナーといわれることがありますが、フランスでは5分どころではないんですね。
ストが多く、ストに寛大
権利を主張することが当たり前のフランスでは、ストライキは度々起きます。とりわけ、電車や地下鉄、航空会社のストライキが多いように思われます。これらの機関は労働組合が強いという背景のもと、自分たちの権利や法改正の反対を求めてストライキを行なうのです。日本人の私たちからすると交通機関がストライキをして、地下鉄や電車がこないなんてことは考えられませんね。年に何回もストがおこなわれ交通機関が混乱し、実際多くの人が迷惑を被っているにもかかわらず、フランス人はストライキには寛大です。国民性の違いがよくわかります。
公衆トイレに便座がない
フランスの公衆トイレには便座がないところが多く、トイレが綺麗に保たれている日本の常識からすると驚くことです。本当か嘘かはわかりませんが、なぜ公衆トイレに便座がないのかというと、便座を盗む人がいるからと言われています。特に女性は便座のないトイレに不快感を持つ人も多く、便座のある綺麗なトイレの場所は出かける前に確認しておく、または外ではトイレをしないという在仏日本人もいるほどです。
これらのカルチャーギャップに最初はみな戸惑います。花の都パリの日常はサバイバル。日本で常識なことでも海外の常識ではないということを思い知らされます。同時にこうして海外に住んでみて初めて日本の良さというものを認識するのです。
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