赤坂迎賓館や京都御所も!一般公開が拡大される15施設まとめ

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jul 24th, 2016

日本の観光が絶好調ですね。2016年に入ってからも3月と4月は月間で200万人以上の外国人が遊びに来るなど、人気が続いていると分かります。お住いの周辺でも外国人観光客が目立つようになったなど、変化を肌で実感している人も少なくないのでは?

そうした日本の観光をさらに盛り上げるために、日本政府は幾つかの施設を公開したり、入場制限を拡大したりすると発表しました。

赤坂迎賓館や京都御所!一般公開が拡大される15施設まとめ

そこで今回は2016年版の観光白書をもとに、東京、京都、大阪など特に人気の観光地で新たに公開・公開拡大される施設をまとめてみました。

東京で新たに一般公開・公開拡大される観光地

赤坂迎賓館や京都御所!一般公開が拡大される15施設まとめ

平成28年度中に一般公開を解禁・拡大する15施設のうち、東京都内にある施設は、

・赤坂迎賓館(港区)
・総理大臣官邸(千代田区)
・皇居(千代田区)
・皇居東御苑(千代田区)
・馬車列(信任状捧呈式の際)(千代田区)
・大本営地下壕跡(新宿区)
・日本銀行(中央区)

といった施設・行事が対象になります。馬車列に関しては、キャロライン・ケネディ駐日米国大使のときを覚えている人も少なくないのでは?

外国からの新しい特命全権大使が天皇陛下に信任状を捧げ奉る際に、大使の送迎用として東京駅⇔皇居間で儀装馬車が使われます。ルートは東京駅(工事中は丸の内の明治生命館)から皇居外苑を経て皇居正門へ。石橋、二重橋を渡って宮殿南車寄へ向かいます。もちろん、現在でも沿道からの観覧は可能ですが、今まで以上に情報提供を前倒しにして、周知を強化するといった方向が示されているのですね。

大阪で新たに一般公開・公開拡大される観光地

赤坂迎賓館や京都御所!一般公開が拡大される15施設まとめ

次は外国人観光客に大人気の大阪。大阪城の近くにある、

・造幣局本局(大阪市)

がさらに公開を拡大します。

現在でも本局の工場、造幣博物館は無料で見学できるようになっていますが、残念ながら見学日は月曜日から金曜日のみ。土日祝日、年末年始は見学できないようになっています。

しかし今後は、年末年始と展示品入れ替え日を除いて、休日でも開館をする方向に変わっていくのだとか。

アクセスはJR環状線「桜ノ宮」「京橋」、JR東西線「大阪天満宮」、地下鉄谷町・京阪本線「天満橋」、地下鉄谷町・堺筋線「南森町」から徒歩圏内と、抜群の立地にあります。

せっかくですから大阪観光の1つに組み込んでみたいですね。

京都で新たに一般開放される観光地

赤坂迎賓館や京都御所!一般公開が拡大される15施設まとめ

東京、大阪と並んで日本を代表する観光地、京都。世界の旅人が好むような観光資源が豊富にありますが、その中でも、

・京都迎賓館(京都市)
・京都御所(京都市)
・仙洞御所、桂離宮、修学院離宮

といった施設の一般観光が拡大されるとされています。

例えば京都御所は土日を含めて通年で、入場者制限もなく、事前予約も不要で一般公開される方向に。従来は参観申し込みを事前に行う必要がありましたし、土日祝日は参観できませんでした。

仙洞御所、桂離宮、修学院離宮も似たような状況でしたが、テスト公開を経て、徐々に公開が本格化していくみたいですよ。

以上、平成28年度版の観光白書で示された、新たに一般公開が解禁・拡大される日本の施設を紹介しました。

その他の地方で言えば、栃木県の御料牧場、千葉県と埼玉県の鴨場、岐阜県飛騨市の東京大学宇宙線研究所スーパーカミオカンデ、埼玉県の首都圏外郭放水路なども公開が拡大されると言います。

存在はよく知っているけれど、足を運んだ経験はないという場所があれば、訪れてみるといいかもしれませんね。

赤坂迎賓館や京都御所!一般公開が拡大される15施設まとめ

[観光白書 – 国土交通省]
[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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