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陸続きのマレーシアと同じく多民族国家のシンガポール。中華系シンガポール人が国民の7割以上を占めることもあり、朝食メニューには中国の影響が感じられるものも。今回は「シンガポールの朝ごはん」をご紹介します。
ココナッツジャムが優しい甘さの「カヤトースト」
トースト、または炭火で焼き上げたパンにバターを塗って、ココナッツジャムをはさんだ「カヤトースト(Kaya toast)」。朝食時には、トロトロの半熟卵を添えていただくのがシンガポール流です。半熟卵にはしょう油とコショウをかけていただきます。
国内に点在するホーカーセンターと呼ばれる屋台街はもちろん、トーストを専門とする軽食を提供するチェーン系の「ヤクン・カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)」や「トーストボックス(Toast Box)」などで見つけることができます。現地ならではの甘いコーヒーや紅茶と一緒にどうぞ!
カレーを添えていただく「ロティ・プラタ」と「ドーサ」
サクッとした食感のクリスピーなインド生まれのパン「ロティ・プラタ(Roti prata)」。隣国マレーシアでは「ロティ・チャナイ」と呼ばれるこの平焼きパン、シンガポールでも朝食の定番メニューとして人気があります。シンガポールのロティ・プラタとマレーシアのロティ・チャナイは生地の味、添えられているカレーの味など異なるため、食べ比べてみるのも楽しそう!
ロティ・プラタよりもあっさり味の「ドーサ(Dosa)」もインドスタイルの朝食のひとつ。米粉とレンズ豆がベースのクレープのようなもので、サクサクッふわふわの食感が病みつきになりそう!
ロティ・プラタ、ドーサともにホーカーセンターやママッ・ストールで食べられます。インド系屋台やレストランが軒を連ねるインド人街「リトル・インディア」へ足を運んでみるのもよさそう。
ふわっふわ、アツアツの「パオ」
中国や台湾の朝食としてもおなじみの中華まん「パオ(pau)」。シンガポールでも人気の高い朝食のひとつで、細かく刻んだ甘辛いチャーシューたっぷりの「チャーシュー・パオ(Char siew pau)」、こしあん入りの「タオサ・パオ(Tau sar pau)」、ほんのり甘いヤムイモのペーストを詰めた「ヤム・パオ(Yam pau)」ココナッツジャム入りの「カヤ・パオ(Kaya pau)」などが揃います。
国内のホーカーセンター及びパオ専門店で購入することができます。
甘辛いタレとチリソースを添えていただく「チー・チョン・ファン(猪腸粉)」
このほか「チークエ(水粿)」と呼ばれる塩味のお米のケーキや、モチモチとした食感の米粉の点心「チー・チョン・ファン(猪腸粉)」、ココナッツミルクで炊いたご飯に目玉焼きなどが添えられた「ナシレマ」、「ビーフン」なども朝食時によく食べられているメニューです。
筆者はかつて2年ほどシンガポールで働いていたのですが、出勤時によくテイクアウトしていたのがチェーン系ショップ「Jollibean」の豆乳と「ミン・チャン・クエ(面煎粿)」というボリュームたっぷりのふわふわピーナッツパンケーキでした。今思い返してみても、かなり美味しかった記憶があります。朝食にも小腹が空いたときにもオススメの1品なので、見かけた際には手に取ってみてくださいね! ちなみにこのパンケーキ、マレーシアや台湾の夜市でもおなじみのアイテムです。
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