鮮やかな赤紫色をしたビーツ。欧米やオセアニアの国々では、レストランや家庭でも、ビーツを使ったさまざまな料理を楽しむことができます。
ビーツってどんなお野菜?
生でも、調理して食べても、ほんのりとした甘さのビーツ。赤カブのような見た目をしていますが、砂糖大根やほうれん草の仲間だそうです。ビタミンやミネラルを豊富に含み、肝臓をきれいにしてくれるはたらきや、優れた抗酸化作用があります。葉の部分はビタミンAやC、カルシウムや鉄分などが豊富。葉っぱごと入手した際には、ほうれん草を扱う要領で、捨てずに調理してみてはいかがでしょう?
そのまま食べられるように加工された缶詰のビーツ
味はもちろん、美容と健康にもよいビーツ、積極的に食べたいですね。続いては、入手しやすい缶詰のビーツを使った欧米スタイルの簡単レシピをご紹介します。
ビーツのサラダ2種類
いつものサラダに細切りにしたビーツをトッピングするだけで、目先の変わったサラダになります。ビーツと相性のよいクルミをトッピングしてもgood!
ビーツとフェタチーズ(またはクリームチーズ)を角切りにして、レモンの絞り汁と少量のオリーブオイルでマリネしただけのシンプルなサラダも美味しいものです。
ビーツのディップ
ビーツの鮮やかな色を生かした華やかなディップなら、ホームパーティーや女子会でも注目されそう! 材料さえ揃えば、あっという間に作れる手軽さがいいですね。
ビーツ・・・150 g
ギリシャヨーグルト・・・80〜100g
オリーブオイル・・・大さじ1
ニンニクのみじん切り・・・小さじ1/4
クミンパウダー・・・小さじ1
クルミ・・・大さじ2
塩・コショウ・・・適宜
作り方
1. クルミは弱火にかけたフライパンで軽く炒る。
2. すべての材料をフードプロセッサーに入れて、なめらかになるまで攪拌する。
ビーツのムース
シェーブルチーズ(ヤギのチーズ)とビーツの組み合わせは、フランスの定番です。「マッシュポテトを作る際にもビーツを入れちゃうぐらい、ビーツが大好き!」というフランス人の友人宅でご馳走になったのがビーツのムース。ピューレ状にしたビーツに生クリームと混ぜ合わせてクリーム状にしたシェーブルチーズをのせるだけ、という簡単レシピです。
ビーツのムースに刻んだバジルの葉をトッピング (C) Jad
筆者もマネして作ってみましたが、驚くほど簡単! ビーツはピューレにせず、角切りにしたものにレモンを絞ってマリネしてみました。10分もかからずに作れるので、手間いらず。それでいてきれいに仕上がるので、おもてなしにもぴったりです。
缶詰のビーツを使えば、どのお料理もあっという間に仕上がります。食卓がパッと華やぐお手軽メニュー、今週末の家飲みにいかがですか?
[レシピ制作 sweetsholic]
[goodfood]
[日本甜菜製糖株式会社]
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