年末にかけ大きなイベントも多くなり、外食する機会も多くなるこの時期。どうせなら最高のご飯を素敵な雰囲気のなかで食べたいというグルメの人たちも多いのではないでしょうか。そんな人たちにオススメしたいのがこの、「エルムガーデン」です。できることなら誰にも教えたくないと思ってしまう、そんな極上レストランの魅力をお伝えしたいと思います。
歴史ある料亭
エルムガーデンは戦後間もない1946年に開業し、2003年春までは前身高級料亭「エルム山荘」として長きに渡り営業をしてきた由緒ある札幌の料亭です。田中角栄、大山康晴、長島茂雄などという各界の著名人たちに愛されてきたこのエルムガーデンのコンセプトは、「北海道の四季を楽しめる極上和リゾート」。素材もシェフも空間も「超一流」を目指し行き着いたこのレストランは、「ここぞ!」という大切な日の演出には完璧なレストランなんです。
まるで映画のワンシーン
エルムガーデンの名物でもある日本庭園は、北海道のなかでも屈指の美しさ。なんと坪の広さは1000坪以上というのだから驚きの敷地面積ですが、ここに一歩足を踏み入れると日頃の喧騒とは無縁の空間が広がっています。古き良き日本の良さと、現代の良さを融合させたような作りはエルムガーデンならでは。
この庭園は四季折々でいろいろな表情を見せてくれますが、レストランの中から日本の心ともいえる美しい日本庭園を眺めているとまるで自分が映画の主人公になったかのよう。幻想的ともいえるその光景を前にすると、時間さえも忘れてしまいます。
厳選食材を使った料理
北海道の四季の移ろいを感じることが出来るのは庭園だけではなく、「食」もしかり。北海道ならではの新鮮で旬の食材にマジックをかけるのは、会席料理のプロでもある料理長の小林正和さん。料理長自らが農家を選別し直接仕入れているというこだわりの食材で作る料理は、色鮮やかで見てるだけでうっとりしてしまうアートのような作品。肝心の味はいうまでもなく、訪れた人すべてが自然とほころんでしまうほどの美味しさです。
冬にはアイスダイニングも
なんとこのエルムガーデン、今年は「二か月限定」でアイスダイニング(2017年より「アイスバー」から「アイスダイニング」に名称が変わります)が出現します。バーカウンターだけでなく椅子も氷で出来ているというこのアイスダイニングは、特注の氷ブロックを使っています。冬季限定ドリンクを飲めるだけでなく、会席料理の一部を提供するといううれしい特典付き。
そしてカクテルを入れているグラスにもサプライズが仕込まれているんです。実はアイスダイニングで使われているグラスは、氷屋さんが作った特注グラス! 氷の世界を思いゆくまま堪能できます。
四季の移り変わりを堪能できる「エルムガーデン」。洗練されたおもてなしと雰囲気、そして芸術ともいえる料理の数々は長い歳月に渡って守られ続けてきた伝統の賜物です。予算に合わせたコースも各種揃えているようなので、特別な人と大切な日の記念に訪れてみてはいかがでしょう。