ドバイ王道の人気＆最新スポットは？ダウンタウン・ドバイからインフィニティプールまで【2022ドバイ現地ルポ1】

ドバイの魅力がギュッと詰まった「ダウンダウン・ドバイ」を極める

世界屈指のラグジュアリーリゾートタウンのドバイ。初めてドバイを旅する方のために、最初にぜひ回っていただきたいスポットをご紹介します。

ドバイの中心部は大きく３つに分けられます。

この３つのエリアの中で真っ先に足を延ばしていただきたいのが「ダウンタウン・ドバイ」です。このエリアは、近未来的高層ビルの圧巻の景観、まさにドバイのイメージそのものを体感できる上、観光・買い物・食事すべてがここで完結してしまうのです。トランジットで短時間しか滞在できない、という人もまずはここを目指しましょう。写真は日本人に人気のホテル「パレスダウンタウン」。

ドバイの象徴、バージュ・カリファ

ギネス記録にもなっている世界一の高さ（828m）を誇るタワー。トム・クルーズ主演映画『ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコル』の壮絶なバトルシーンの舞台となったのがこのバージュ・カリファです。

124階の展望台「アットザトップ（At the Top）」からは、北側と南側の違った絶景を見渡せます。大都会の摩天楼はもちろん、遠くには砂漠や岩漠が見え、作られた大都会であることが理解できるはず。下層階にはスタイリッシュなアルマーニホテル・ドバイが入っています。

夜になるとバージュ・カリファに映し出されるプロジェクションマッピングショーが始まり、そちらも目が離せないほどの美しさです。（別記事で紹介）

ひととおり展望を楽しんだら、撮影スポットで撮影を！　

1階の入場ゲード付近に展示されている、バージュ・カリファ建設が始まった2004年から完成する2009年までの建築工程の写真パネルも必見。こちらは展望台の様子、いろんな角度から撮影を楽しむツーリストたち。

ドバイを回っていると、車に乗っていても、メトロで移動していても、至るところでこのタワーの姿を見ることができます。街一番のシンボルであることを実感させられ、移動中の目印にもなります。単なる世界一のタワー、と思っていたのは大間違い。本当に美しく、ドバイの繫栄の象徴であることを感じさせられます。

夕暮れのマジックアワーは、ドバイ・ファウンテン

バージュ・カリファの真ん前にある人口湖で、世界最大の噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」をランチタイム時と夕方頃から毎日無料で鑑賞できます。約5分間の水と光と音楽のエンターテインメントで、その噴水の種類は1000以上！　スタートは、日没から（時期によって異なります）。30分おきに繰り返されます。

迫力満点の噴水ショーは、毎日音楽が変わり、飽きることはありません。

「ドバイモール」に直結していて、買い物ついでに鑑賞できます。

1日中いても飽きない、ドバイモール

世界最大級の敷地面積を誇るショッピングモールが「ドバイモール」。モール内には、1200以上の店舗から200以上の食スポット、水族館やVRパーク、スケートリンクと映えスポットも目白押し。

高級ナツメヤシ専門店「バティール（Bateel）」や、ショーケースを見て好きな料理を選べてテイクアウトもできる「ワフィ・グルメ（Wafi Gourmet）」など、ドバイならではの店舗なども多いのでぜひチェックを。また東京から進出して地元で人気のパン屋「ヤマノテ（Yamanote）」を覗いて、地元では何が人気かを知るのも楽しみです。

スタイリッシュなフードコート、タイムアウト・マーケット・ドバイ

英国ロンドンでスタートしたタウン情報誌「Time Out」の編集者が監修し、その土地の食と文化を体験できるフードコート「タイムアウト・マーケット」が世界各地で人気を集めています。2021年春にオープンしたドバイ店も大盛況でした。

まずはインテリアがフードコートと思えないくらいスタイリッシュ。古い市場をイメージしたというテラコッタのレンガ風柱が中央にあり、それを囲むように、ドバイや世界で話題の超人気レストランやバーが20近く並びます。

味のレベルにも驚かされました。世界中からの移住者が集まるコスモポリタン都市、トップクラスのシェフが集まるのでどの店も凌ぎを削っているそう。

ときには、生ガキを売るワゴンを見ることも。

ムスリムの国ですがバーもあって、安心してアルコールをいただけます。

話題の最新スポット「ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー」と「オーラ・スカイプール」へ！

2022年2月22日に開業したのが、世界初の未来体験型の博物館「ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー（未来博物館）」。ナショナル・ジオグラフィック誌で‘世界で最も美しい博物館’のひとつに選ばれた建物です。

そして、ビル50階に位置しドバイの絶景が360°見渡せるインフィニティプール「オーラ・スカイプール」。2021年秋にオープンしています。このドバイの最新スポットは、今や常に予約でいっぱい。行かれる予定の方は早めの予約をおすすめします。

ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー

地上77mのガラスの丘の上に建つミュージアム・オブ・ザ・フューチャー。ここでは、ドバイの50年後、2071年を疑似体験できます。

建物全体は人類をイメージし、楕円形の空洞は未来を意味しています。前述のバージュ・カリファとともに、すでにドバイの街の新しいシンボルとなっていました。

ミュージアム・オブ・ザ・フューチャーは、5つのコーナーに分けられています。

• １新しい世界の発見 DISCOVER NEW WORLDS
• ２自然の驚異を目の当たりに WITNESS THE WONDERS OF NATURE
• ３生命のライブラリーを探索 EXPLORE A LIBRARY OF LIFE
• ４感覚を蘇らせるヒーリング空間 REVIVE YOUR SENSES
• ５新しい目で自分自身と世界を見る SEE YOURSELF AND THE WORLD WITH NEW EYES

１の部屋に入ると、宇宙でスペースシャトルに乗っているのかと思わせる空間が広がっています。宇宙から地球や付き、惑星や小さな星々を宇宙船から眺めているような気分になります。

こちらは、月面に置かれたレーザービームで太陽光を集めて、地球へエネルギーを送るシステムという設定のマシーン。実際に開発が進んでいる分野で、2021年に建国50周年を迎えたドバイは、政府事業として宇宙開発に力を入れているというのが分かります。

ビジュアル的にもっとも楽しかったが、３の「生命のライブラリーを探索」。2,400種の生物が展示されていて、これらのDNAデータからどれかを選んでスマートフォンで持ち帰ることもできるそうです。

こちらは体験型の、４「感覚を蘇らせるヒーリング空間」。ハンドマッサージテラピーや、アルファー脳波を活性化させる部屋、水と光と振動を通じて瞑想する空間など、興味深い体験ができます。

オーラ・スカイプール

天空のプール！　こんな絶景プールが世の中にあるとは！！　こちらはパームジュメイラ地区のナキール社パームタワー50階屋上にあるインフィニティ・プールラウンジ。2021年秋にオープンし、ドバイでいま一番トレンディなプールとして人気を博しています。

プールデッキからは、ヤシの形のパームジュメイラ、ヨット形の高さ321mホテル、バージュ・アル・アラブ、バージュ・カリファ、エイン・ドバイ（大観覧車）など、ドバイの主要なランドマークを360度、途切れることなく見渡すことができるのです！

プールデッキとラウンジ＆バーの2つの空間に分かれており、フュージョン料理もおいしくいただけます。

[All Photo by SACHIKO SUZUKI]

※取材協力：ドバイ経済観光庁（日本語）　

PROFILE

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ／池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ／池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。