飲みたいけど運転を控えている方や、なんとなく雰囲気だけ楽しみたいという方に大人気のノンアルコール飲料。日本ではノンアルコール飲料のクオリティは年々向上し、ビール好きの人にも認められるものがたくさん発売されています。
一方海外ではとにかくハズレが多く、あまり一本売りをしていないのが実情です。だからこそ外したくない海外のノンアルコール飲料事情。今回は海外のおいしいノンアルコールビール5つをご紹介します。
1.O’DOUL’S PREMIUM (プレミアム・オーダウルス)
(C) Saya Meguro
アメリカ大手ビール会社のバドワイザーを作るアンハイザー・ブッシュ社が製造するのは、ノンアルコールビールの「PREMIUM O’DOUL’S(プレミアム・オーダウルス)」。飲む人によってはビールと区別がつかないほど味が忠実に再現されているこのO’DOUL’Sですが、製造過程にはかなりのこだわりがあるようです。
実はこのO’DOUL’Sはプレミアムビールとして一度醸造されたものをフィルタリングされ、アルコールだけ薄めた状態で製造されている徹底ぶり。それに加え、このO’DOUL’Sで使用されているのは天然の原材料のみなので、後味もノンアルコールビール特有の舌に残る苦味がありません。気軽に「ビール感」を楽しみたい方にはぴったりの一品です。
2. ST. PAULI N.A.(セントパウリノンアルコール)
(C) Saya Meguro
可愛い女性がラベルになったこの「ST. PAULI N.A.」はドイツ・ブレーメンに拠点を置く、セントパウリブリューワリー社のノンアルコールビール。ビールの本場・ドイツのノンアル界の「傑作品」ともいえるこのST.PAULIは、味は通常のST. PAULIビールと同じくすっきりとした味わいで若干の甘みもあり、シトラスのような風味がほんのり香ります。
フルーティーで軽めのテイストでありながら、喉を通るときにピリッとビール独特の苦味もあるこのST. PAULI。飲みやすさ的にはかなり評価が高く、女性に人気のノンアルコールビールです。
3. BECK’S N.A.(ベックスノンアルコール)
(C) Saya Meguro
筆者が個人的に一番オススメするのはこの「BECK’S N.A.」。実はこのノンアルコールビールは「ST. PAULI N.A.」を製造する会社から同じく発売されているノンアルコールビールですが、炭酸も強めでのどごしもノンアルコールビールとしては申し分のないクオリティ。
ホップ独特の苦味とモルトの甘みが掛け合わさり、まるでラガービールのような味わいが口いっぱいに広がります。どんな料理にも合わせやすく飲みやすいので、ノンアルコール初心者にもオススメしたいこのBECK’S。ジンジャエールなどと合わせて「シャンディガフ」として飲んでも美味しいです。
4. KALIBER(カリバー)
(C) Saya Meguro
ヨーロッパを中心に発売されているこの「KALIBER」は、市場に回る他のノンアルコールに比べるとかなりビターな味わいで、香ばしいホップの匂いと口当たりはまるでギネスのよう。それもそのはず、このKALIBERはアイルランドのギネス社から発売されているノンアルコールビールなので、アルコールをフィルタリングするまでの製造過程はギネスと同じなんです。
ただギネスと比べると若干の酸味もあり、筆者の周りだと賛否両論がハッキリ分かれるノンアルコールビールでもありますが、黒ビールが好きな方にはオススメしたい一品です。
5. ERDINGER“ALKOHOLFREI”(エルディンガー・アルコホールフレイ)
(C) Saya Meguro
ノンアルコールでは珍しいヴァイスビールを再現したのは「ERDINGER ALKOHOLFREI(エルディンガー・アルコホールフレイ)」という、ドイツ生まれのノンアルコールビールです。製造するのはドイツ国内でも最大級のヴァイズビア生産量と歴史を誇る、エディンガー・ヴァイスブロイ醸造場。
しっかりとした小麦感がありながらフルーティーで柔らかい口当たりのこのノンアルコールビールは、「ヴァイスビールそのもの」といっても過言ではありません。原材料も最高級の小麦とホップ、水のみで一切添加物は入れていないため、ヴァイスビール最大の魅力の一つである芳醇な香りを思う存分堪能することができます。
海外旅行好きの「ノンアル派」の人たちにとっては、気になる世界のノンアルコールビール事情。10年前に比べるとその進歩は著しく、最近はノンアル文化のなかった海外にも徐々に浸透してきています。せっかくだから楽しみたいノンアルコールライフを、海外でも充実させてみてはいかがでしょう。
[Photo by shutterstock.com ]
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Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。
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