「ダーリンはアメリカ人!国際恋愛をしてわかった7つのこと」「ダーリンはイギリス人!〜紳士的なのに、実は野獣!?国際恋愛をしてわかった5つのこと〜」など、国別に外国人男性の特徴をご紹介する「ダーリンは外国人シリーズ」。
今回は、「ロマンティックなヨーロッパ人男性との恋愛」を期待するとちょっと拍子抜けしてしまうかもしれない、でもそんな不器用さが愛おしいドイツ人ダーリンの特徴をお伝えします。
プレゼントが質素
筆者がドイツ人ダーリンと付き合って驚いたことのひとつが、プレゼントが質素だということ。日本人なら若いカップルでも、誕生日やクリスマスに数万円のプレゼントを贈り合うのは珍しくありません。
ところが、ドイツ人ダーリンからの誕生日やクリスマスのプレゼントは、本やアロマオイルなど。「恋人へのプレゼントはお金をかけるのが当たり前」という感覚が出来上がっていた筆者は当初、がっかり感を隠しきれませんでした。
質素倹約を美徳とするドイツでは、一般に高額なプレゼントを贈り合う習慣がありません。ドイツ生活の指南書にも、日本人女性とドイツ人男性のカップルは、プレゼントをめぐってよく揉める(ドイツ人男性からの質素なプレゼントに日本人女性が怒ってしまう)と書いてありました。
「そういうものなのだ」と慣れてしまえばどうということはありませんが、ドイツ人男性との恋の予感を感じている方は、彼からのプレゼントには期待しないようにしたほうがいいかもしれません。
デートが地味
近年「おうちデート」と呼ばれるデートスタイルが一般的になってきたとはいえ、日本ではデートとなると、ロマンティックな場所に出かけるなど、何か特別なことをしようという感覚が根強くあります。
しかし、ドイツでは違います。ドイツ人のデートは互いの自宅を訪ねて食事をしたり、カフェで語り合ったり、散歩やハイキング、サイクリングに出かけたりと、飾り気がないのが特徴です。
そのため、ドイツ人男性とのデートでは、男性が素敵なデートプランを組んでリードしてくれるといったことはあまり期待できません。
筆者がドイツ人ダーリンに「週末どうする?」と聞くと、よく「散歩はどう?」という答えが返ってきます。ドイツ人男性との付き合いは、高い確率で散歩やハイキング、サイクリングなどがセットで付いてくることを覚悟しましょう。
シャイだけど率直
ドイツ人男性は一般にシャイだと言われています。ドイツ人ダーリンと知り合う以前、筆者は「欧米人男性は気に入った女性がいれば、気軽に褒めたり好きだと言ったりする」というイメージ(今思えば完全に偏見ですが)を持っていました。ダーリンはイタリア人!〜「君はキレイ」は社交辞令!? 国際恋愛をしてわかった5つのこと〜でもそう紹介されていますよね。
ところが、ドイツ人男性に関していえば、普通なら軽い気持ちで「君はきれいだ」「君が好きだ」などと言ったりはしません。かといって、「草食系男子」と呼ばれる男性のように、自分から女性にアプローチしない(できない)というわけでもないのです。
筆者の場合、ドイツ人ダーリンとは旅先の長野で泊まったホステルで出会い、その翌日「君が好きだ」とストレートに告げられました。ドイツ人男性は、女性からアプローチされるように仕向けるような小細工はしません。「これぞ」と思う女性がいれば率直に気持ちを伝えてきます。
彼がいわゆる「遊び人」でない限り、ドイツ人男性から好意を伝えるような台詞を言われたら、「彼は自分を特別な存在として見ている」と思っていいでしょう。
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できない約束はしない
「一生一緒にいようね」。カップルならばそんな言葉を交わすことはよくあります。ところが、ドイツ人男性は安易にそういった言葉を口にしません。相手の女性と一生を添い遂げる現実的な道筋が見えているか、「この人こそ自分にとって最高のパートナーだ」と確信できてからそういった台詞を口にするのです。
ドイツ人は時間に正確なことで知られているように、ドイツ人男性は約束は当然守るべきものと考えています。約束に慎重なぶん、一度約束したら最大限それを守る努力をしてくれるはずです。
結婚には慎重
好きになった女性には一直線のドイツ人男性ですが、結婚には慎重だといわれています。筆者のドイツ人ダーリンはたまたま結婚に積極的ですが、ドイツ人男性と付き合っている日本人女性から「彼が結婚に躊躇している」という悩みをしばしば聞きます。
ドイツ人男性が結婚に慎重になる理由のひとつが、ドイツでは離婚がとても大変だということ。離婚したい夫婦は原則、離婚を前提とした別居期間を1年以上設けることが定められています。
離婚には裁判必須、さらに離婚した後も、元配偶者に経済力がない場合、当面金銭的に援助する義務まで発生するのです。
ドイツ人男性が結婚に慎重になるもうひとつの理由が、ドイツでは事実婚や婚外子が珍しくないこと。結婚していないカップルから生まれた子どもだからといって、法的・社会的に何の差別もありません。
離婚するのが大変なうえ、結婚しなくても子どもを持てるとなると、ドイツ人男性が結婚に二の足を踏むのも理解できますね。インド旅行あるある7選「Facebookある?」「はじめまして!結婚してる?」とは全く違います。
家事は分担が基本
日本よりも男女同権が浸透しているドイツでは、カップルが一緒に暮らす場合、家事は分担するのが基本です。そのかわり、専業主婦はあまり一般的でなく、男性も女性も自分の生活費は自分で稼ぐのが原則。
ドイツ人男性と結婚してドイツに移住後、いつまでも働こうとしなかった日本人妻にドイツ人夫が愛想を尽かして離婚を切り出したというエピソードも耳にします。ドイツ人男性との生活では、家事を分担するかわりに、女性にも自立が求められるのです。
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皮肉やブラックジョークが多い
筆者のドイツ人ダーリンは日本が大好きで、日本人的な気質を持っていますが、「この人やっぱりドイツ人だな」と思うところが、皮肉やブラックジョーク。ドイツ人男性のあいだでは、皮肉やブラックジョークはユーモアのセンスを示す指標のひとつになっているようです。
人種問題や戦争など、日本ではジョークにするのはタブーと思われるような話題でも、あえてその深刻さを和らげるためにジョークにする場合があります。しかし、日本人女性からすれば、なぜそんなことをジョークにするのか理解に苦しむことも。
筆者はドイツ人ダーリンのブラックジョークがどうにも苦手なので、「ブラックジョークはやめて」と言っているのですが、ふとした瞬間についつい出てしまうようです。
女性のあしらいはあまり上手くない
「シャイだけど率直」の項目にも関連しますが、ドイツ人男性はロマンティックな演出で女性を喜ばせるようなことはさほど得意ではありません。
筆者が自身の個人ブログに「ダーリンのプロポーズは言葉だけで、花束など贈り物はなかった」と書いたところ、それを読んだダーリンが「もう一度花束でプロポーズしてほしい?」と聞いてきました。「聞くぐらいなら黙ってしてくれればいいのに」とも思いましたが、そんな不器用さも誠実さの表れですね。ドイツ人男性は等身大で、裏表がないのです。
「恋愛上手なフランス人に学ぶ、相手をドキッとさせる方法〜そこで塩対応!?〜」などにみられるフランス人とは違い、女心をおさえた演出やプレゼントには不慣れなドイツ人男性ですが、愛情表現はまっすぐで、パートナーの女性をとても大切にしてくれます。彼の誠実さが伝わってくるので、ちょっと不器用なところもたまらなく愛おしくなるはず。
ドイツ人男性は、真剣で安定したパートナーシップを望むならぴったりの相手ではないでしょうか。
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