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第2回は、留学生活で最重要ともいえる、「語学学校での友達の作り方」です。
入学初日はクラス分けテスト
留学する際に期待と不安が入り混じるのが新しい友達のこと。どんな国の人々と仲良くなるのだろうとあれやこれや想像していましたが、初日のクラス分けテストの結果、一番下のレベルで日本人2人だけのクラスになるという想定外の状況に。
他の国の生徒と仲良くなるには、休み時間などに積極的に交流していかなければなりませんでした。
語学学校の生徒は若者が中心
語学学校はビジネスクラスでもない限り、想像以上に年齢層が低いところ。当初は17、18歳の多さに圧倒されたものです。
勇気を振り絞って若者の輪の中でランチを一緒に食べたりもしましたが、語学力が低いと各国のアクセントの聞き取りが難しく、話すこともできません。そうなると、できることは明るく挨拶するだけ。
3週目に入り、30代のフランス人の女性をみつけます。このときの安堵感と喜びといったら! その後一緒にランチをするようになりました。
語学学校は随時人が入れ替わっていくところ。常に気の合いそうな仲間をチェックしていくとよいと思います。
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イベントを主催する
まだまだ居場所ができていない段階で、日本のパーティーを企画。クラスメイト、同期入学の子、ランチ仲間など有志に手伝ってもらい、ちらし寿司、肉じゃがなど6品をつくりました。
当日仕切る上で会話が心配だったので、事前準備に注力。進行表、担当表、レシピなどを用意し、各人が自主的に動けるようにしました。このときの仕切りと、料理がほとんど余らなかったことが周りから評価されます。
得意なことで存在をアピールするのは有効のようです。以前距離感を見誤りフレンドリーに接しすぎたせいか、筆者に対し引き気味だった生徒たちもこれを機会に親しみを込めて接してくれるようになりました。
また共同で作業をすることが連帯感を強めます。料理担当以外のパーティー参加者たちも何か手伝えないかとキッチンに来てくれ、一気に皆で仲良くなりました。今では頻繁に遊びにいくように。するとだんだん語学力も伸びてきます。パーティー開催の前と後ではすべてが変わりました。
友達づくりにはきっかけが必要ですが、その後も相手に対して興味、敬意、親しみを持ち続ける姿勢が大切なようです。
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