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海外では入学・入社前の「旅活」が当たり前!?「ギャップイヤー」の真相

Posted by: 目黒沙弥
掲載日: Feb 1st, 2017.
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仕事を辞めて旅に出る人や、大学を休学し旅に出る人が日本にも徐々に増えてきている昨今。それでも、社会へ出るときや復学するときにハンデとなってしまうことも多いようです。

そんな中、海外の「ギャップイヤー」という制度が日本でも注目されています。海外では当たり前のように浸透している、一種の「旅活」とも言えるこの制度の秘密に迫りたいと思います。


「ギャップ・イヤー」とは?

日本人が旅に出ないのは制度のせい!?注目すべき「ギャップ・イヤー」の真相に迫る

ギャップ・イヤー(英: Gap year)とは、高校卒業から大学入学、大学卒業後から大学院までの節目の期間を長く設けるというイギリス発祥の制度です。簡単に言うと「若い内に旅をしたりいろんな人に会ったりして、経験を積んでおいで」とあえてブランクを与える制度のことを指しますが、この制度は今やイギリスだけにはとどまらず、欧米諸国では当たり前のように浸透しています。

日本人の感覚からすると、「ブランクが支障になってしまうじゃないか?」と思ってしまうこの制度。でもこのギャップイヤーの一番の強みは、「社会全体が推奨している」というところにあります。この期間に彼らはやりたいことを見つけたり、新しいことに挑戦したり、様々な異なる文化に触れることで後々大きな意味を持つ経験をするのです。

あのオバマ大統領の娘も!?

日本人が旅に出ないのは制度のせい!?注目すべき「ギャップ・イヤー」の真相に迫る

ギャップ・イヤーは決して珍しいことではなく、アメリカの大学では大学の用意したギャップ・イヤープログラムに参加した学生には支援金を出す制度があるなど、大々的にバックアップをする傾向。その証拠に、あのオバマ大統領の長女・マリアさんもハーバード大学進学前の一年間をギャップ・イヤーとし、一年遅れで入学することを決めました。

「どう過ごすのか?」と聞かれた際に、「映画やテレビの世界に興味がある」と答えたマリアさんでしたが、「でもまだ未定なのでこれから決める」と付け加えたように、どのように過ごすかは人それぞれ。ギャップ・イヤーを設ける多くの人は「旅」か「インターンシップ」を選ぶことが多いようですが、何をしたって良いんです。

(次のページに続く)

目黒沙弥

Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。

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