台湾の道を歩いていると、家族で経営しているような小さな食堂がたくさんあることに気づきます。お昼時は地元の方で賑わいローカルムードたっぷり。いったい地元の方はどんなものを食べているんだろう、と思ったことはありませんか?
いくつかの食堂に足を運んでみると多くのお店で提供されている定番メニューがだんだんと分かってきます。これがわかると台湾の食堂での注文がぐっとしやすくなりますよ。この記事では、台湾の多くの食堂で提供されている定番メニュー7選をご紹介します。
魯肉飯(ルーローファン)または滷肉飯
魯肉飯(ルーローファン)は、台湾の多くのお店で食べることができる定番中の定番ともいえるメニューです。滷肉飯と表記されることもあります。脂身が多く含まれた細かい豚肉を甘辛く煮込んで作られた豚そぼろが、白いご飯の上にかけられています。お店によって作り方や味が大きく異なるので、食べ比べをしながらお気に入りのお店を見つけると良いでしょう。30元前後で提供されています。
鶏肉飯(ジーローファン)
鶏肉飯(ジーローファン)は、細く切った七面鳥もしくは鶏肉を鶏油とたれと共に白いご飯にのせた料理で、魯肉飯と比べてあっさりとした味わいです。こちらも30元前後で提供されていることが多いです。魯肉飯や鶏肉飯はトッピングとして10元ほどプラスすれば煮玉子をつけられるお店も。
貢丸湯(ゴンワンタン)
貢丸湯(ゴンワンタン)とは肉団子スープのことで、豚肉でできた弾力のある肉団子がスープの中に入っています。セロリや大根、パクチーなど、一緒に入れられている具はお店により異なります。30元前後で提供されていることが多いです。
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滷味(ルーウェイ)
滷味(ルーウェイ)とは台湾風の煮込みのことで、豆腐や昆布、玉子や豚肉など様々な具を台湾独特の調味料で煮込んだものです。台湾では何人かで食事に行くと、まず滷味を頼みみなでシェアしながらいただくことが多いよう。値段は具によって単品で10元程度のものから、色々入った100元前後のセットまで様々です。
燙青菜(タンチンツァイ)
燙青菜(タンチンツァイ)とは湯通しした青菜のことで、メインの料理と一緒に野菜を取りたいという時によく注文されるメニューです。空芯菜やサツマイモの葉など、お店や季節によって野菜が異なる場合が多いです。30元前後で提供されています。
陽春麵(ヤンチュンミエン)
陽春麵(ヤンチュンミエン)とはスープだけで具があまり入っていない麺のことです。台湾人の友人に陽春麵って何? と聞いたところ「簡単な麺」という返事が返ってきたことがあります。簡単な分、だしのおいしさが問われる料理かもしれません。35元程度で提供されていることが多いです。
排骨飯(パイグーファン)
排骨飯(パイグーファン)とは、たれに漬け込んだ豚の骨付きあばら肉がのったご飯のことです。弁当屋では定番のメニューとなっており、おかずと一緒に提供されることが多いです。70~100元程度で提供されています。
漢字ばかりのメニュー表を見ると何を注文したら良いかわからないと感じてしまうかもしれませんが、知っているメニューがいくつかあると少し安心ですよね。中国語や台湾語が飛び交う店内に圧倒されてしまうかもしれませんが、勇気を出して入店してみればきっと、台湾の日常を味わえることでしょう。
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