
ベルギーのブリュッセルに拠点を置き、ヨーロッパの文化と観光をプロモーションする「ヨーロピアン・ベスト・デスティネーション」(European Best Destinations)という欧州観光都市組織があります。そのWEBサイトで2010年以降毎年「欧州の最高の旅行先」(European Best Destinations)をランキング形式で紹介しているのですが、その最新版である2017年のランキングが最近発表されました。174か国から42万人のトラベラーが投票して選ばれた、上位5都市をご紹介したいと思います。
5位:サン・セバスチャン(スペイン)

「欧州の最高の旅行先」5位に選ばれたのは、スペイン北部のロマンチックな避暑地サン・セバスチャン。8回目を迎える今回のランキングが初エントリーだったサン・セバスチャンでしたが、2万3千人もの旅行者に支持され、堂々のベスト5入りを果たしています。
まだあまり日本では有名ではないかもしれませんが、小さいながらも湾岸ビーチがまるで宝石のように美しい場所です。

近年人々の注目を集めたのは、その「美食ぶり」のおかげ。スペイン全土でも5店しかない3つ星レストランのうち3店が、このサン・セバスチャンに集中しているのです。3つ星以外の星の数も合わせると、ミシュランの星は合計で16にもなります。そういう理由から、世界中の美食家たちが「ぜひ訪れたい街」に挙げていることでも知られています。
そんな美食の町は、庶民的なバルでも新鮮なシーフードを使ったタパスを楽しむことができるのだとか。うーん、ぜひ行ってみたいですね!
4位:アテネ(ギリシャ)

4位は、ギリシャの首都アテネ。このランキングでも上位常連の街で、今年は約3万8千票もの支持を得ました。
アクロポリスの丘の上にそびえ立つパルテノン神殿を始め、街は世界遺産の宝庫。そして西洋文明や民主主義の発祥地だとも言われる、3千年以上の歴史がある街です。そんな古都は、やはり観光も見ごたえたっぷりで飽きる暇がありません! 実は筆者も観光で訪れたことがあるのですが、ギリシャ神話の世界が目の前にあるのかと思うと大興奮してしまいました。

そうかと思えば、街中でこんな素敵な小径にも出合えたり。地中海性気候の明るい太陽の光のおかげで、見るものすべてがキラキラと輝き、何を撮影しても絵になるフォトジェニックな街です。
3位:グダニスク(ポーランド)

3位入賞は、グダニスク(Gdansk)という街。聞きなれない名前かもしれませんが、バルト海に面する東欧ポーランド最大の港町で、夏のリゾート地としても大人気。ドイツ語名のダンツィヒ(Danzig)という名前のほうが有名かもしれません。5位のサン・セバスチャン同様に今回がランキング初参加だったそうですが、4万6千票を得て堂々の3位に輝きました!

この街の魅力は、何といってもその街並み。貿易港として栄えたグダニスクは様々な国と交易をする中で、その建物たちに欧州諸国のスタイルを取り入れていったのだとか。そのため、「ポーランドといえばポーランドなんだけど、でもどこの国でもない異国情緒」を漂わせる街並みになったそうです。そして外壁もカラフルで可愛らしいですね! この街並みを見に行くだけでも、訪れる価値がありそうです。

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