節約を心掛けながらも、学びの質、社交、観光を諦めたくない大人の留学の予算はいくら?
実際に掛かった金額を公開します。EU離脱に揺れていたイギリスに昨年9月から半年滞在。£1が128円から149円台にあった実際のレートで計算しています。
6か月の留学はいくら?
総額で約260万円でした。以下内訳です。
花レッスン(10日+単発3回):21.8万円
留学保険料:8.0万円
宿泊費:61.5万円(朝夕食込のホームステイ、Airbnbの民泊、ホテル泊)
交通費:32.2万円(飛行機19.4万円、旅行や観光の移動、通学バス)
雑貨・観光等:23.3万円(衣類・バッグ・化粧品を含む生活必需品、観光は入館料など)
通信・交際費:20.5万円(人との外食、手土産、携帯、日本の家族・友人へのお土産等)
食費:14.1万円(日々の学食、自炊、一人の外食、フルーツ、飲料等)
語学学校の料金はピンキリですし、花レッスンなど特殊なことをしなければ、金額が変わってきます。今回、旅行は4週間ほど。
特筆すべきは、宿泊費でしょうか。ホームステイは1週間に£153と割安。ホームステイをしたのは3.5か月ほど、それ以外は旅行期間も含め、ホテル泊を少なくし民泊をメインにして安く上げています。日本の家賃6か月分と同程度です。
交際費については、外食よりもホームパーティーに行く頻度が高く、ワイン等の購入が中心です。
またパブはビール代だけで安上がりですし、語学学校では無料のパーティーが毎週あり、お金をかけないで楽しむことが出来ました。
クレジットカードの利用方法
マスターカードが明細を見たらレートが良いように感じたので途中でそれ一本に絞るようにしました。ポイント等多角的に何がお得か判断しました。月に1~2回、カードが反応しないことがあったので、必ずサブのカードを用意携帯しましょう。
現地でかなり市民権を得ているデヴィッドカードは、クレジットカードより海外キャッシングの際お得という情報もあります。
現金の入手方法
ATMからカードキャッシングをするのが経済的と言われます。繰上げ返済をするときは、カード会社に電話で金額を確認し、その日の15時まで(日本時間)に振込が一般的。滞在が長くなると国際電話を掛けることになります。
筆者はオンラインで繰上げ返済ができるSBIカードを利用。そして住信SBIネット銀行と組み合わせています。貯金額によりますが、手数料無料で振込ができるのが便利。ネット銀行の口座へは郵便局やコンビニなどから入金できるので、いざというときのために、家族などにもっておいてもらうといいでしょう。
べらぼうに利息が高くないので、繰上げ返済しないという手もあります。
日本国内の必要経費
一年以上日本を離れる場合は住民票を抜いていきます。自治体によってまちまちですが、筆者は半年でも抜いて行きました。一年以上、そして1月1日時点で不在だと住民税が課税されません。また、国民年金が免除(年金額に影響。追加納税可)、国民健康保険も支払い不要です。
国民年金と国民健康保険は月末に日本にいると請求されます。筆者はそれを知らず、末日に帰国。たった一日居ただけで数万円の出費。国民年金はともかく、国民健康保険は完全に無駄で痛手でした。こういったことも知った上で予定を立てたいものです。
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