酪農国フランスは、乳製品の種類がとても豊富です。日本ではなかなか見かけない、ヤギやヒツジのミルクやヨーグルトなんていうものも。さらにヨーグルトなのか生クリームなのか、はたまたデザートなのか、ハッキリしないものもいろいろあります。
冒険してみるのもいいけれど、選んだものがハズレだったら悲しい! というわけで、私たち日本人の口にも合うフランスの乳製品をピックアップしてみました。
クレーム・フレッシュ/Crème fraîche
フランス人が大好きなクレーム・フレッシュ! 濃厚で滑らか、爽やかな酸味が特徴のサワークリームの一種で、スモークサーモンと合わせておつまみにしたり、イチゴと合わせてデザートにして楽しんだりと、塩味にも甘味にも対応。そのままでも、加熱してもイケる、使い勝手の良い乳製品です。
フロマージュ・ブラン/Fromage Blanc
フランス語で「白いチーズ」という意味のフロマージュ・ブラン。水切りヨーグルトのような見た目ですが、チーズの一種です。ヨーグルトと間違えやすいので注意してくださいね。ヨーグルトより酸味が少なく、あっさりした味わい。フルーツやフルーツソースなどに添えていただきます。ヨーグルト感覚で料理に使うことも。
プチ・スイス/Petit-suisse
小さなプラスチック容器に入って売られているプチ・スイス。「フロマージュ・フレ」と呼ばれるフランス版クリームチーズの「プチ」サイズです。クリームチーズよりも酸味が柔らかく、ヨーグルトに近い味わいはレアチーズケーキのよう。お皿にのせて、フルーツやソースを添えて召し上がれ。
フェセル/Faisselle
こちらもフレッシュチーズのひとつで、形は多少異なれど、同じテイストの乳製品がフランス各地に存在します。ヨーグルトよりもミルクのコクが強く、柔らかくて滑らか。口に含むとスーッと溶けていくフェセル。ブランチや食後のデザートにぴったりです。
フランス人の友人は、イチゴやチェリーなどのソースが付いた乳製品メーカーrians社のものが大好物だそうです。個人的には、ハチミツとの相性が良いヒツジのミルクのフィセルも好きです。
今回ご紹介した乳製品の多くは、牛以外にヒツジやヤギのミルク版もあります。ヒツジはフランス語で「brebis(ブレビ)」、ヤギは「chèvre(シェーブル)」なので、お間違えなく!
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