あなたが肉好きだったら、きっと羨ましがるに違いないバーベキューレストラン” Strand Smoke House(ストランド・スモークハウス)”がニューヨークにあります。
アメリカ人は基本が肉。肉さえあればご機嫌です。しかもがっつりと塊肉ならなおテンションが上がります。その食べっぷりを見るや彼らは狩猟民族であり、農耕民族の日本人とは体質が違うのだと文化の違いを感じますね。
がっつりと肉星人になろう
夏はテラス席があり、風通し良くオープンになっている広い店内。その奥へずずずいっと進みましょう。お目当のスモークミート(BBQのように燻製にした肉)が待っています。
肉、肉、肉! とショートリブ、ブリスケット、プルドポークなど燻製された柔らかいトロトロの肉が塊でどーんと。自分の欲しいだけ、切ってもらいましょう。値段はパウンド(約450グラム)で14ドルから20ドルほどです。
日替わりメニューもあるので、メニューボードをチェック。この日はダックのパストラミやキルバサ(ポーランド風ソーセージ)、ベーコンなどもありました。
サイド(付け合わせ)もどうぞ
付け合せは別料金になり、好きなものを選べます。人気のあるのは、マッケンチーズ(マカロニにチーズをあえたアメリカ人の好きな料理)、ダイナミックに切ったポテトフライ、コーンブレッド(トウモロコシの粉から出来たほんのり甘いパン)やグアカモーレ(アボカドディップ)など。付け合せは大体1品4ドルほどでした。
バーベキューソースは好きなだけ
4種類のバーベキューソースは自分の好きなだけ取れます。ホットソース(辛いソース)、ハニーマスタード(辛子とハチミツソース)、メンフィス風(アメリカテネシー州の都市)とハウス(店のオリジナル)の2種類のバーベキューソースがありますよ。バーベキューソースとホットソースをミックスすると良い感じです。ソースは自由におかわりできますよ。
気を使わずセルフサービスで
この店の良いところはセルフサービスなので、自分で好きなように出来ること。マクドナルドのように並んで、自分の欲しいものを取ります。下戸の人は、良く冷えたレモン水を好きなだけどうぞ。
クラフトビールが充実
肉にぴったりなクラフトビールは16種類もあります。どれにしようか迷ったら、試飲させてくれるので“May I try 〜?”と気軽に声をかけてみましょう。この時は’’Nirvana IPA”と“Bronx Summer Ale”を試してみて、後者を選びました。
樽のウイスキーや、ワイン、カクテルなどもありますよ。
自分の好きな席に座ろう
オープンエアの広い店内は開放的で、気楽なベンチテーブル。どこでも、好きな席に座れるのも気楽。皆リラックスして、楽しんでいます。
セルフサービスなのでチップも入らず、気軽に楽しめますよ。ニューヨークのレストランの接客は酷いのに、お会計にはチップを包めてチャージされていて腹が立つこともたびたび。接客ともいえないサービスでチップを取られるより、セルフサービスの方がアッサリして気分がよいものです。
いよいよ実食!
今回選んだのは、プルドポーク(写真手前右 豚肉)、ブリスケット(写真奥右 牛の肩バラ肉)、ステーキフライ(写真左 厚切りのポテトフライ)、そしてビール。じっくり燻されたスモークミートは、とけるように柔らかくジューシー。ビールもススみますよ。バーベキューソースを変えると味がまた変わります。
8時からは無料のバンド生演奏が
夜8時からは生バンドの演奏が始まります。夏のニューヨークは9時近くまで明るいので、丸一日目一杯遊べてお得ですよ。
ストリートを通るご近所さんが、店内を覗き込み、音楽に合わせて踊りながら行き過ぎていきます。ニューヨーカーはスモークミートを食べ、ビールを飲み、音楽に耳を傾けて、夏の宵を楽しんでいるのです。マンハッタンのミッドタウンイーストから地下鉄Nライン4つめ、10分ほど。ニューヨーク旅行の際は、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
Strand Smoke House
【住 所】25-27 Broadway, Astoria, NY 11106
【営業時間】
月曜日- 木曜日: 4pm – 12am
金曜日: 4pm – 2am
土曜日: 12pm – 4am
日曜日: 12pm – 12am
【アクセス】地下鉄Nライン “Broadway”駅より徒歩2分
【公式サイト】http://www.thestrandsmokehouse.com
(注)価格は2017年7月22日現在のものであり、変更する可能性がありますのでご承知下さい。
[All photos by Hideyuki Tatebayashi] ※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
Do not use images without permission.
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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