台湾スイーツと聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かぶのはふわふわのカキ氷かもしれません。でも秋冬の台湾旅行でいただくにはちょっと身体が冷えてしまいそうですよね。
台湾はあたたかい場所というイメージをお持ちの方がほとんどかと思いますが、冬の台湾は意外と寒いです。台湾はもともと湿度が高い上に冬はシトシトとした雨の日が多く、実際の気温よりも体感温度がぐっと低く感じます。そんな時はきっと、あたたかいスイーツが恋しくなることでしょう。
この記事では、秋冬の台湾旅行でぜひ食べたいあったか台湾スイーツやおすすめ店を紹介します。
台湾伝統スイーツ豆花はぜひホットで
台湾の伝統スイーツ豆花(ドウフア)は、冷たいものとあたたかいものを選ぶことができるお店がほとんどです。寒い日はぜひあたたかい豆花をチョイスしましょう。あたたかくて優しい味わいの豆腐スイーツに、身体も心もほっこりしそうです。
タピオカミルクティーもホットで
(C) Yui Imai
タピオカミルクティー(珍珠奶茶)はもはや台湾を代表するドリンクですが、秋冬にぜひ試していただきたいのがタピオカミルクティーのホットです。街中のドリンクスタンドで販売されているタピオカミルクティーは、ほとんどがホット(熱)を選ぶことができます。
タピオカミルクティーの創始店「春水堂」なら桃園空港第二ターミナルや松山空港にも店舗があるので、入出国の際に楽しむのも良いですね。
公式ホームページ:http://chunshuitang.com.tw/
次は冬の台湾の定番スイーツ!
紅豆湯+湯圓は冬の定番スイーツ
台湾風おしることも言える、紅豆湯(ホンドウタン)と湯圓(タンユエン)の組み合わせは冬の定番スイーツです。台湾では冬至に湯圓と呼ばれる白玉団子を食べる習慣がありますが、日本のおしるこよりもさらっとした味わいの紅豆湯と共にいただくとほんのりとした甘さになんだかほっとします。
紅豆湯には湯圓以外にもいろいろなトッピングを追加できるお店も多いです。台湾ならではのトッピングをたっぷり追加して、いろいろな味や食感を楽しむのもおすすめです。
おもちにピーナッツパウダーがたっぷり「油もち」
燒麻糬(油もち)は、油で煮たおもちにピーナッツパウダーや黒ゴマをまぶした食べ物です。やわらかいながらも弾力のあるおもちにピーナッツパウダーが絡み合い、あたたかくておいしい!
(C) Yui Imai
油もちはMRT雙連駅から徒歩でアクセスできる「双連○仔湯」のものが有名で、この店を訪れるほとんどの方が油もちを注文されます。前述した紅豆湯や湯圓などのあったかメニューも豊富なので、一度に2種類のあったか台湾スイーツを味わうのはいかがでしょうか。
次はホットにするとちょっと不思議な、あのスイーツ!
あったか仙草ゼリー「焼仙草」
(C) Yui Imai
仙草と聞くと冷たい仙草ゼリーが思い浮かぶかもしれませんが、あたたかい仙草ゼリー「焼仙草(シャオシェンツァオ)」は秋冬の台湾定番スイーツの一つです。最初はとろとろの液体状で、冷えていくうちにだんだんとゼリー状に固まっていくのがなんとも不思議です。
焼仙草は好きなトッピングを追加していただけるお店がほとんどで、写真の焼仙草には芋圓(芋団子)、珍珠(タピオカ)、薏仁(ハトムギ)を選んでいます。ちょっぴりディープな台湾スイーツかもしれませんが、仙草ゼリーが好きな方であればきっとそのおいしさにハマってしまうことでしょう。
夏にいただくふわふわカキ氷も最高においしいのですが、秋冬の台湾旅行ではぜひあったかスイーツを試してみてくださいね。
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