コンクリートの街並みから一変、マイナスイオンたっぷりの緑豊かな「北投温泉」。台北市内から地下鉄MRTで行ける、リラックス度満点の温泉街です。
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それでは早速、北投温泉へレッツゴー!
乗り換えの北投駅プラットホーム。とってもフォトジェニック (C)sweetsholic
歴史ある北投温泉マメ知識
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温泉街として開発が進む前のこと。北投区は1000年もの間、先住民が暮らしていた長い歴史があります。煙が立ち込める神秘的な当地を先住民のケタガラン族は「巫女(patauw)」と呼んでいたそうです。なんとも美しい響き!
その後、台湾が日本統治下にあった1893年にドイツの硫黄商人が温泉を発見、1896年には大阪商人が台湾初の温泉宿「天狗庵」を開きます。温泉の泉質は白硫黄泉、青硫黄泉(ラジウム)、鉄硫黄泉の3つあり、戦時中には湯治場として兵士たちの傷を癒したと言います。
北投は自然の美しさや豊かな文化・歴史などから、「ミシュラン・グリーンガイド」(ミシュランの旅行ガイド)で三ツ星を獲得。※北投区の詳しい歴史については、北投温泉博物館(※現在は改装中で2018年10月に完成予定)で学ぶことができます。
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門構えがとても立派な新北投駅で下車。
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駅の改札口付近にあるお土産ショップに、温泉気分が盛り上がります。
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駅から徒歩約3分のところにある、緑生い茂る広々とした復興公園。
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通常は園内にある足湯が無料で楽しめるのですが、足を運んだ日は点検のためお湯がありませんでした。うーん、残念!
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駅から中山路に沿って歩くと、ログハウスのような佇まいの「北投図書館」や現在は改装中の「北投温泉博物館」「露天温泉浴池」などを有する北投公園が見えてきます。
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開放感溢れる北投温泉の源泉。遊歩道に沿って歩き進めると源泉の「地熱谷」があります。
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北投温泉には、足湯温泉、日帰り入浴できる「滝乃湯浴室」(※水着を着用)、温泉旅館やスパ付きのホテルなども充実。能登半島・和倉温泉の老舗「日勝生 加賀屋」の北投店もあります。
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温泉街といえば、温泉まんじゅう。でも、北投温泉では温泉ラーメン推しなのかも。
個人的オススメスポット:台湾文化について学べる文化館
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ここ、北投温泉には服飾やお祭りなど台湾原住民の文化について学べる「ケタガラン文化館」もあります。中国本土から漢民族が定住する前に台湾全土で暮らしていた人たちで、現在は台湾全土に54万人、台北在住の人々のなかでは人口の5パーセントを占めます。
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阿美族(あみぞく)や太魯閣族(たろこぞく)など、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか? 見どころ満載で入場料無料だなんて、素晴らしい!
今回は復興公園内の足湯は利用できず、博物館は改装中で見られず、本当に残念でした。北投温泉はとても魅力的な場所なので、いつかまた足を運んでみようと思います。
[北投温泉博物館パンフレット]
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