日本人の旅先として人気の台湾。TABIZINEでも繰り返し取り上げてきた観光地になります。
また台湾は日本の地方空港からも多く航路が開拓されていますから、地元からひょいと遊びに出かけられる気軽さも魅力ですよね。
そこで今回は国土交通省の資料をもとに、台湾への直行便が定期就航している日本の空港を一覧にしました。最寄りの空港から便が出ていればチャンス。気軽に海外旅行を楽しむきっかけになりますから、ぜひともチェックしてみてください。
北海道、東北の空港
最初は北海道・東北にある空港から紹介します。国土交通省からは2017年夏ダイヤ(2017年5月25日公表)で、国際定期便(直行便)一覧が発表されています。その資料を見ると、
・・・台北行き(エヴァー航空/14便、スクート/3便、中華航空公司/7便)
・・・高雄行き(中華航空公司/週に5便)
●函館空港・・・台北行き(エヴァー航空/7便、タイガーエア台湾/4便)
●仙台空港・・・台北行き(エヴァー航空/4便、タイガーエア台湾/4便)
といった就航状況になっていると分かります。北海道は道内の2空港が台湾と直行便でつながっているのですね。逆から見れば、台湾人観光客にとっても北海道が人気の観光地だと分かります。
北陸の空港
次は北陸の空港。
●小松空港・・・台北行き(エヴァー航空/7便)
中華航空公司とは、チャイナエアラインですね。過去記事「直行便よりむしろラクかも。台湾経由のオランダ旅行がおいしくて2度楽しい!」などで取り上げた台湾のフラッグキャリアになります。北陸の立山など山岳地帯も台湾の方に人気のエリアですよね。
関東の空港
関東は成田と羽田という巨大な空港がありますから、どちらも台湾との直行便があると容易に予想できます。では実際にどの都市に、週何便ほど就航しているのでしょうか。
・・・台北行き(エヴァー航空/14便、キャセイパシフィック航空/7便、ジェットスター・ジャパン/6.5便、スクート/7便、タイガーエア台湾/14便、デルタ航空/7便、バニラ・エア/28便、全日本空輸/7便、中華航空公司/21便、日本航空/14便)
・・・高雄行き(エヴァー航空/週に7便、タイガーエア台湾/2便、バニラ・エア/7便、中華航空公司/7便、日本航空/7便)
●羽田空港・・・台北行き(エヴァー航空/14便、タイガーエア台湾/7便、ピーチアビエーション/7便、全日本空輸/14便、中華航空公司/14便、日本航空/14便)
関東は日本旅行の「ゴールデンルート」の拠点。ゴールデンルートとは、関東⇔中部⇔関西を結ぶ、外国人に大人気の周遊ルートですね。さすがに圧倒的な数の直行便が就航していると分かります。
東海、中部の空港
次は中国地方を見ていきましょう。
●中部空港・・・台北行き(キャセイパシフィック航空/7便、ジェットスター・ジャパン/2.5便、タイガーエア台湾/6便、中華航空公司/12便、日本航空/7便)
中部空港は中部国際空港(セントレア)ですね。日本観光の「ゴールデンルート」の一角、富士山もある中部地方。さすがの本数が就航していると分かります。
関西の空港
魅力的な観光地が密集し、多くの外国人を魅了し続ける関西地方。関西にある空港は、台湾のどこと直行便を就航させているのでしょうか。
・・・台北行き(エヴァー航空/33便、キャセイパシフィック航空/7便、ジェットスター・アジア/11便、ジェットスター・ジャパン/4便、タイガーエア台湾/14便、バニラ・エア/7便、ピーチアビエーション/21便、フィリピン航空/7便、中華航空公司/28便、日本航空/14便)
・・・高雄行き(エヴァー航空/週9便、スクート/3便、タイガーエア台湾/3便、ピーチアビエーション/7便、中華航空公司/9便)
・・・台南行き(中華航空公司/2便)
さすがの本数ですね。関西は台南への便も運航していると分かります。
中国・四国地方の空港
中国、四国の空港をチェックしてみましょう。
●広島空港・・・台北行き(中華航空公司/7便)
●高松空港・・・台北行き(中華航空公司/6便)
中国地方、四国地方の両方から台北に直行便が就航していると分かります。
九州・沖縄の空港
最後は九州と沖縄の空港を見てみましょう。地理的に台湾と最も近い場所。地の利を生かして、多くの空港から台湾行きの直行便が出ていると分かります。
・・・台北行き(エヴァー航空/7便、キャセイパシフィック航空/7便、タイガーエア台湾/4便、中華航空公司/14便)
・・・高雄行き(エヴァー航空/週に5便)
●熊本空港・・・高雄行き(中華航空公司/3便)
●宮崎空港・・・台北行き(中華航空公司/2便)
●鹿児島空港・・・台北行き(中華航空公司/4便)
●那覇空港
・・・台北行き(エヴァー航空/7便、タイガーエア台湾/14便、バニラ・エア/7便、ピーチアビエーション/14便、中華航空公司/14便)
・・・高雄行き(タイガーエア台湾/2便、中華航空公司/2便)、台中行き(マンダリン航空/2便)
●新石垣空港・・・台北行き(中華航空公司/2便)
九州各県からの直行便はもちろん、那覇空港の充実ぶりが目立ちますよね。那覇からは台中にも便が出ていると分かります。
沖縄県が作成した「平成28年度 沖縄県入域観光客統計概況」の訪日外国人観光客の内訳を見ると、韓国、中国を抑えて年間で最も台湾の人々が沖縄に遊びに来ていると分かります。
台湾の場合は距離的な近さもあってクルーズ船で訪れる人もたくさん居る様子。これだけの直行便を飛ばしても利益が出るくらい、人の行き来があるのですね。
以上、日本から台湾に直行便が定期で就航している空港を一覧にしましたが、いかがでしたか。成田、セントレア、関空、那覇といった空港の定期便が目立ちました。皆さんの地元の空港からは就航していましたか?
[国際線就航状況(2017年) – 国土交通省]
[平成28年度 沖縄県入域観光客統計概況 – 沖縄県]
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