台湾グルメは旅の醍醐味!朝ごはんは?
(c)台湾大好き編集部
台湾へ旅行する理由は、ひとそれぞれいろいろだと思いますが、おいしい台湾ご飯は、たいていの人が楽しみにしていることだと思います。地元の人たちにも人気のレストランに出かけて本格的な料理を楽しんだり、夜市に出かけてB級グルメを食べ歩いたりと、おなかが一つでは足りないくらいです。
そして朝ごはん。台湾の人の多くが朝ごはんを外で済ませると言いますから、おいしいものが充実しているに違いありません。ホテルの朝食はあきらめてでも、街に出ておいしいものを食べてみたくなります。
「台湾の朝ごはんが恋しくて」という本が発売されました。
台湾の朝ごはんて?
(c)台湾大好き編集部
この本では、その名も「台湾大好き編集部」が選んだ20の朝ごはんのお店の魅力が、再現レシピと共に紹介されています。お粥、豆乳スープ・鹹豆漿(シェンドウジャン)に、台湾式クレープともいえる蛋餅(ダンビン)、蒸した包子(パオズ)に、ビーフンスープ・米粉湯(ミーフェンタン)など、台湾の伝統的な朝ごはんに、独創的な具も華やかなサンドウィッチまで、今まさに台北で楽しめるお店が並びます。
この本を手にすれば、それは次の旅の準備の始まり。それぞれのお店で働く人たちのストーリーを読んで素敵な写真を眺めていると、これを食べたいあれも食べたいと、いっそう欲望が首をもたげます。
日本で恋しくなるから作ってしまう。
(c)Atsushi Ishiguro
台湾旅行で朝ごはんを楽しんだことがある人なら、日本に帰ってくるとまた食べたいなと恋しくなるはず。この本、そんな皆さんには、なんと日本にある道具や食材で再現できるレシピが載っています。
日本で手に入りにくい材料を、誰でも日本で手に入れることができる食材で工夫したり、そもそもお店の大鍋で作っているものを日本のキッチンで少人数の量で作ったりできるように。そうです、これさえあれば、とても簡単に台湾の朝ごはんを自分のうちで作ることができるんです。
ワークショップで鹹豆漿(シェンドウジャン)作りを体験
(c)Atsushi Ishiguro
神田にオープンした今の台湾文化の発信場所Shiappa Shiappa(シャッパーシャッパー)で、台湾大好き編集部が台湾の朝ごはんのワークショップを開催しました。
(c)Atsushi Ishiguro
編集の十川さんが、台湾の朝ごはんに関するエピソードなどを話しつつ、豆乳で簡単につくれる鹹豆漿(シェンドウジャン)と、あの揚げパン油條(ヨウティアオ)の作り方を教えてくれました。
十川さんが特におすすめのこのシェンドウジャンは、温めた豆乳と、黒酢(普通のお酢でもOK!)、ごま油、醤油さえあればベースが出来上がってとても簡単。そこに、ネギ、サクラエビ、搾菜などなど、好きな具材を入れて自分なりの組み合わせを楽しむことができます。今回のイベントでは台湾の大同社の炊飯器が、豆乳を温めるために使用されていました。
(c)Atsushi Ishiguro
サケフレーク、オリーブ、シラスなど、十川さんのオリジナルアイディアの具材も用意されていて、意外なおいしさも発見できたり。自由に楽しんでいいんだなと、肩の力が抜けます。
一方ヨウティアオは生地を捏ねて成形して油で揚げるのですが、これも本格的。揚げ物はハードルが高いということなら、トースト、クルトン、油揚げを焼いたものなどで代用してもおいしくできるそうです。
編集の十川さんはこんな人。
(c)Atsushi Ishiguro
台湾大好き編集部の十川さんは、台湾に語学留学をしたこともあるほどの、台湾が大好きな女性。年に数回は訪れるそうです。掲載されているお店の皆さんの写真はどれも優しい笑顔で。取材の現場も素敵だったんだろうなと想像できます。
今回のレシピは、日本で手に入らないものを使わず、普通にあるもので、いつものキッチンで作ることができるように作られているそうです。作る際のコツもわかりやすくて、実際に作るときに役に立ちます。また、編集部のコメントが各レシピに書かれていますが、こちらは必須ではないけどおススメといった内容で、楽しめます。
台湾旅行に持っていってお店を巡るもよし、日本で再現してみるもよし。ストーリーを楽しむもよしと、3つの楽しみが詰まっていますよ。
著者名: 台湾大好き編集部(編)
発売日: 2018-01-05
定価: 本体1,500 円+税
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=5652