美しい龍宮城「貝殻廟」とは?
貝殻廟は貝殻と珊瑚で造られた、とっても珍しいお寺です。貝殻廟は、美しいだけではなく金運アップのご利益があるそう。台湾の方はこのような金運アップのお寺が大好きですね。
貝殻廟はどんなところにあるの?
場所は、MRTの淡水駅から車で40分くらいのところ。途中の山道は特徴があまりなくて、GPSも届かない秘境のような山道を登ります。
到着するとトタンで囲まれた倉庫のような建物が見えます 。そこが三芝貝殼廟(通称貝殻廟)です。正式名称は富福頂山寺十八羅漢洞といいます。
中に入ると貝殻と珊瑚で覆い尽くされた廟があります。この中には珊瑚のトンネルが。
お参りを先に済ませると、貝殻と珊瑚のトンネルに入ることを許されます。お参りをしない場合は許可されません。台湾の神様に信仰心がない方も、儀式として礼を尽くしましょう。
貝殻廟のお参りの方法
1.まずお線香を三本取り、火を付けます。
2.お賽銭をお賽銭箱に入れます。(気持ちなので、いくらでもいいです。参考としては100元くらい)
3.本殿の神様にお参りをして、香炉にお線香をさします。
4.巨大な古代のお金の形をした琥珀をさわります。
これは財運の開運のためだそうです。その後、横にある化石の貝を触ります。こちらも財運のためだそうです。
5.珊瑚のトンネルの前に置いてあるお酒の入った大きなお急須の口で、お酒の香りを嗅ぎます。ここの神様はお酒が大好きだからだそうです。ちょっとおもしろくて不思議ですね。
この一連の儀式が終わると、 いよいよ珊瑚のトンネルの中に入ることを許されます。
秘密の珊瑚のトンネルは龍宮城のよう
珊瑚と貝殻でできているトンネルは人が一人やっと入れるくらいの大きさです。立ち上がると頭を打ちそうな低いところもあります。頭をぶつけると珊瑚なので痛いですよ。ご注意ください。中には電灯がありますので、明るいです。
ここが山の中ということを忘れそうです。幻想的で美しい珊瑚のトンネルに感動しますよ!
たくさんの珊瑚と貝殻、 時々フジツボで埋め尽くされています。中はクネクネした道になっており、至る所に小さな神様がおまつりされています。壁から天井まで、すべて珊瑚と貝殻で埋め尽くされていて、龍宮城の中のようです。
お茶などのサービスも!
お参りが終わって、外に出ると 廟の外側のスペースにはお茶のサービスがあります。
休日のお昼時にはお食事が置いてあることもあります。これらは無料。勝手に食べても大丈夫です。使ったお椀は自分で洗って、元のところに戻すことになっています。
筆者が訪れた日には、ジンジャーティーが置いてありました。セルフサービスでいただきます。使ったコップは自分で洗って、元のところに戻すことになっています。
行き方アドバイス
ちょっと秘境のようなところですので、タクシー利用をおすすめします。MRT淡水駅からタクシーで貝殻廟まで往復約1500元。 貝殻廟の待ち時間30分込みでタクシーに待っていてもらうことをおすすめします。そうしないと帰りの足がありません。
または淡水駅からバスで約40分で三芝まで行き、タクシーに乗り換えて貝殻廟まで20分。この場合は600元位が相場のようです。
タクシー会社や車種によって、金額は前後します。交渉してみてください。筆談で通じると思います。貝殻廟まで三芝からバスもあるようですが、本数が少ないのでおすすめしません。
電話 886-2-26367002,886-2-26367131
時間 06:00~20:00
[All Photos by 台北人]