トルコといえば、「世界3大料理」の一つと言われるほど、料理が美味しいと言われている国。そのトルコのフラッグシップである「ターキッシュ エアラインズ」は、賞を受賞するほど機内食が美味しいということで有名です。
今回は、そのターキッシュ エアラインズのエコノミークラスの機内食を紹介します。
夜出発早朝着で旅を満喫できるイスタンブール線
成田発ターキッシュ エアラインズのイスタンブール線は、夜21時25分発。成田を出発してからイスタンブールまでは約12時間のフライトです。現地着はなんと早朝3時近く!(早朝というか、深夜ですね・・・)。そういうこともあり、到着した日は1日ゆっくりできることになります。
この日はチェックイン用のコンピュータが故障したとかで、チェックインには長蛇の列。かなり時間がかかりましたが、無事に搭乗券を入手し、長いフライトに備えます。
エコノミーなのにアメニティポーチがついてくる!
ターキッシュ エアラインズのエコノミーはこんな感じ。ブルーとレッドが可愛らしい機内です。
他の航空会社だとエコノミーでは耳に入れる形のイヤフォンが配られることが多いのですが、ちゃんとしたヘッドフォン型です。しかも赤い色が可愛い!イヤフォンジャックも通常型なので、持参したスマホなどにも使えるのがいいですね(筆者はiPhoneに繋げて使いました)。
そして、なんとエコノミークラスなのにアメニティポーチが配られるのです!最近のエコノミーではほとんどなくなってしまったので、これは嬉しいですね。
中身は、使い捨てのスリッパ、アイマスク、靴下、耳栓、歯ブラシ、リップバームでした。乾燥しがちな機内でリップバームというのは嬉しい気遣いですね。
美味しいと評判の行きの機内食は・・・?
さて、美味しいと評判で一番楽しみにしていた機内食の時間です。離陸してから約2時間くらいで提供されます。
まず、メニューが各席に配布されます。最近はこういうサービスもほとんどなくなってしまったので、メニューを見て何を食べようか考える楽しさを久々に味わいました。
ドリンクはアルコール含めて全て無料。トルコのビールやワインもあるようでしたが、ここはホームメイドレモネードを注文。名前の通り、手作りのレモネードなんです!ミントがきいていて独特ですが、クセになる味。ターキッシュ エアラインズでしか飲めないので、ぜひお試しを。
カトラリーも今時珍しいステンレス製です。
往路の一回目の機内食では、鱈をチョイスしました。他には海老の入ったサラダと緑豆のマリネなど。
グリルされた鱈はプリプリ。一緒に添えられたグリル野菜と一緒にいただきます。パンは温めてありふわふわ。デザートもムースだったりと、機内食にありがちな炭水化物だらけにならず、ホッとしました(笑)。
イスタンブール到着2時間前に、2回目の機内食。現地時間深夜1時くらいなので、朝ごはんというのはあまりにも早すぎます(笑)。
朝ごはんは洋食をチョイス。チーズが入ったサラダと、ヨーグルトがついたシンプルな朝ごはんです。
オムレツはちょっと味が薄かったので、一緒にセットされていた塩コショウをまぶして味を整えました。グリルしたマッシュルームが美味しかった!
チョイスできなかった復路で美味しいサプライズ
帰りの便もイスタンブールから深夜1時すぎに出発します。成田には夜19時に到着予定。ギリギリまで遊べるのは嬉しいのですが。すでに眠いです・・・。
帰りの機内食も同じようにまずメニューが配布されました。
ですが、後ろの方の席にいた筆者の場所に機内食が来た時にはすでにチョイスできず・・・。チキン以外選べませんでした。トルコらしい豆を使った前菜と、おオリーブが入ったサラダが付いています。
鶏胸肉は少しパサパサしていましたが、夏野菜のグリルとぴったり。ご飯とも合うのでペロリと食べてしまいました(深夜だというのに・・・)さすがにパンは残してしまいましたが、美味しいご飯の前には眠気も吹っ飛びます(笑)。
あとはひたすら寝たり、映画を見たり過ごした後、成田到着2時間前に2回目の機内食です。しかし、この時もすでにチョイスできず・・・。本当はもう一つのパスタを食べたかった・・・。
しかし、そんながっかりを覆すようなトルコ料理メニュー!ひよこ豆のフムスはトルコ料理の代表的な存在。そして、メインはナスにひき肉を詰めてトマトソースで煮込んだ料理。
これが本当に美味しくて感動しました。添えられたご飯にも合うし・・・。最後の機内食もあっという間に完食しました(笑)。
国内線でもしっかりした機内食が出る!
今回の旅行ではトルコ内での国内線にも乗る機会に恵まれました。普通、国内線ではドリンクサービスはあっても機内食はないもの。ところが、ターキッシュ エアラインズでは、たった1時間半の国内フライトでも機内食が出るのです。
こちらの可愛いボックスは、イズミールからイスタンブールへの移動に出た機内食。トルコに行った期間はちょうどイスラム教の「ラマダン」の時期。これはラマダン明け(ラマダンの断食は日が登っているうちだけなので、日没とともに食事などが取れる)に持ち帰って食べてもらうための「ラマダン用」の機内食なのだとか。
中身を開けると、ぎっしり詰まっています。水、粉末スープ、トマトチーズサンドイッチ、そしてトルコの甘いお菓子、バクラヴァが入っています。機内に入る時はまだ日没ではないので、これを家に大切に持ち帰って食べるのだそうです。まさに、イスラム教徒が多いトルコのターキッシュ エアラインズならではのサービスですね。
エコノミークラスでも満足できるターキッシュ エアラインズ
口コミで「美味しい!」と聞いていたターキッシュ エアラインズの機内食ですが、そのレベルは思った以上のものでした。
最近は、様々なサービスが省かれて行っている航空会社もある中、その逆を行くようなサービスの充実ぶり。ターキッシュ エアラインズが人気があるのもわかる気がしました。
狭いエコノミークラスでの長時間フライト、少しでも楽しめるのは嬉しいですね。機会があったらぜひターキッシュ エアラインズを使ってみてくださいね。
https://www.turkishairlines.com/ja-jp/
[All Photos by Kaori Simon]